平成29年6月8日(木)
小説家になりたいヨモギさんは色んな仕事を掛けもちしてる・・・
「ハ・いそがしっ ハ・いそがしっ」
「アッ!ヨモギさん
長岡京市ゆかりの本を見つけたの?」
「うん!司馬遼太郎さんの『戦国の女たち』だ
短編7話の中に『胡桃に酒』というのがある」
「クルミにサケ?」
「そう。食べ合わせが悪い例なんだ
小説では細川忠興とたまの関係をさしている」
「たま?って 細川ガラシャさまのこと?」
「そのとおり
で 登場するシーンはココ
嫁御料人は、丹波からくる。
亀山城からくる。
しかし京には入らず、丹波高原からそのまま老ノ坂をくだって
山城平野に入り、桂川の流れを渡し舟でわたって河畔の勝竜寺城に入られる。
とある」
「嫁は ガラシャさま?」
「そのとおり で・・・
京の南郊にあるこの勝竜寺城というのは細川家発祥の城だが、いかにも草深く、中世ふうで、その規模は後年の細川家の居城である熊本城とはくらべものにならないほど小さい。
堀は一重で、しかも空堀である。
本丸のほかに二ノ丸などなく、それに相当するものは松井、中村、沼田といった細川家の譜代の重臣の家で、その家の作りもそのあたりの農家と大差がない。
本丸御殿の大玄関には、二引両の拝領定紋の幕がうちめぐらされ、門からはいってきたままの駕籠はその式台までのりあげられた。
これをもって「輿入れ」という。
とある」
「『輿入れ』って長岡京ガラシャ祭の行列だよね」
「そう。
サッ!
出前を配達しないと」
「何を配達するの?」
「天ぷらとスイカだけど?」
「。。。食べ合わせ 悪いですよ」
つづく
小説家になりたいヨモギさんは色んな仕事を掛けもちしてる・・・
「ハ・いそがしっ ハ・いそがしっ」
「アッ!ヨモギさん
長岡京市ゆかりの本を見つけたの?」
「うん!司馬遼太郎さんの『戦国の女たち』だ
短編7話の中に『胡桃に酒』というのがある」
「クルミにサケ?」
「そう。食べ合わせが悪い例なんだ
小説では細川忠興とたまの関係をさしている」
「たま?って 細川ガラシャさまのこと?」
「そのとおり
で 登場するシーンはココ
嫁御料人は、丹波からくる。
亀山城からくる。
しかし京には入らず、丹波高原からそのまま老ノ坂をくだって
山城平野に入り、桂川の流れを渡し舟でわたって河畔の勝竜寺城に入られる。
とある」
「嫁は ガラシャさま?」
「そのとおり で・・・
京の南郊にあるこの勝竜寺城というのは細川家発祥の城だが、いかにも草深く、中世ふうで、その規模は後年の細川家の居城である熊本城とはくらべものにならないほど小さい。
堀は一重で、しかも空堀である。
本丸のほかに二ノ丸などなく、それに相当するものは松井、中村、沼田といった細川家の譜代の重臣の家で、その家の作りもそのあたりの農家と大差がない。
本丸御殿の大玄関には、二引両の拝領定紋の幕がうちめぐらされ、門からはいってきたままの駕籠はその式台までのりあげられた。
これをもって「輿入れ」という。
とある」
「『輿入れ』って長岡京ガラシャ祭の行列だよね」
「そう。
サッ!
出前を配達しないと」
「何を配達するの?」
「天ぷらとスイカだけど?」
「。。。食べ合わせ 悪いですよ」
つづく