アッくんの長岡京新聞社

アッくんの周りで起きる小さくて明るい話題を贈ります。

アッくんの『乙訓寺の空海』第三話 『嵯峨天皇』

2012年01月15日 | □ 長岡京市の伝説(ベイツガァーさん)
平成24年1月15日(日)

 空海に乙訓寺へ行けと人事異動の命令が届いたが・・・

「あなただれ?」
「失礼いたしました。ボクは長岡京新聞社の記者です。
ボクのことを仲間はアッくんと呼びます。
「記者?まあよい。
 アッくんさん。今回の異動 私には納得できませぬ。
 たしかに嵯峨天皇さまには かわいがっていただいていますが・・・」
「空海さんは中国に行かれて ものすごい勉強をされたのでしょ?
「はい。私は勉強をすることが好きです。
 嵯峨天皇さまも ご本が大好きで
 拙僧のもつ本を写し書きして たくさん贈りました。」
「へー。天皇は勉強家なんですね
「はい。芸術にも興味がおありで
 いつでしたか 本を写し書きしていたときに
 筆で書いた先のところを
 こうやって スッっと
 墨が白くかすれているように
 書いてみましたら
 天皇さまは感動され多いに喜ばれました」
「きっと空海さんの知識や文化的なところに魅かれたのでしょう・・・
(スッっとのところが伝わらないけどネ)

 つづく