散策で見つけたよ!

自然を大切にし、健康な散策を続けることにより新しい発見があります、さあ今日も皆で出かけましょう。

一つ松の旧跡(南宮山)

2014年01月22日 | 花談義
南宮神社より、南宮ハイキングコースを展望台へと進む途中に、一つ松の旧跡がある、今は説明板と碑のみで松の木は無いが、
この松は天人降臨のご神木として古来「人来の松」と言われてきました。新古今
集(1205年)に、
おもひいづや みののお山の  ひとつ松
  契りしことは  いつも忘れず   
                   伊勢
と詠まれ、伊勢は千年前、小野小町と共にその双璧と言われた女流歌人です。
以来この一ツ松は、多くの有名歌人の枕歌にされてきた名木の旧跡です。
松の木は何時頃まであったのだろうか?

今浦の大ケヤキ

2014年01月19日 | 花談義
鳥羽市浦村町今浦の浦神社近くの国道脇を少し入ったところにケヤキの巨木があり天然記念物の看板が立てられている、このケヤキは昭和末年まで芝居小屋があり芝居の桟敷を組む時の支柱に使われていたようだ、もう地芝居も請け芝居もなくなっているようでその光景をみることはできないのであろう。

今浦の片枝梨跡

2014年01月19日 | 花談義
鳥羽市浦村町に「今浦の片枝梨跡」がある、今浦は昔、梨の名産地であったのであろうか、歌碑があり、[伊勢うた]として上げられている歌で、「麻生の浦に片枝さしおほひなる梨の成りもならずもねて語らはん」と歌われている、歌の意味は「麻生の浦に片枝を伸ばして、覆うほどに実をみのらせている梨を見なさいよ。あのように二人の仲がうまく成るか成らないか、ともかく一緒に寝て語ろうよ」と梨の木をたとえにした恋の歌であるようだ、しかし片枝梨跡は説明版も薄くなり見る人も少なくなったのではなかろうか?。

伏見 海宝寺の木斛(モッコク)

2014年01月09日 | 花談義
伏見区桃山町正宗にある海宝寺の本堂前には、樹齢約400年 という見事な木斛(モッコク ツバキ科の常緑樹)の木がある、この木はかつてこの地に屋敷を構えていた伊達正宗のお手植えと伝えられている、この地域には、仙台藩の藩祖・伊達政宗の伏見上屋敷があり、伊達政宗は文禄四年(1595)に豊臣秀吉からこの伏見に屋敷地を与えられ、千人以上の重臣やその妻子などが住んでいた。