ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

安倍バブル

2013-01-30 23:42:57 | 自民党政策

今の日本がいくらお金を刷っても、末端市場までは流れない。
刷られたお金は銀行に溜まって株と土地に投資されるだけだ。
景気は良くならず、バブル熱だけが醸造される。
日経株価は上昇を続けている。
安倍は消費税やTPPについては参議院選挙までには方針をはっきりさせるといっているが、株価については何も言わないだろう。
そうやって国民を浮かれさせたまま7月の参議院選に突入するのだ。

今の円安株高は、安倍バブルだ。
本当に株価に信用がおけるのなら金の価格は下落するはずだが、金の価格も上昇を続けている。
これは通貨や株に対する不信任だ。

安倍は1万円札の輪転機を回しているだけ。そしてその責任を日銀に押しつけているだけ。特に大したことはやっていない。
そんな無責任なことをして参議院選での大勝利を狙っている。
もちろん不正選挙がらみで。


尖閣で漁夫の利を狙うアメリカ

2013-01-30 23:30:21 | 国際・外交(日米関係)

アメリカは尖閣を煽っているとしか思えない。
前原を使い、石原を使い、野田を使って国有化させた。
そして尖閣は日米安保の範囲内であると言い切っている。
つまり日中間に紛争が起これば米軍が介入するということだ。

中国人民軍が強化されているとはいっても、米軍の強さは圧倒的だ。
尖閣で米中間の紛争がもし起これば、アメリカの軍事産業は大喜び。
景気も浮上する。
太平洋戦争でアメリカの景気が浮上したのと同じ効果をもたらす。

日本が『尖閣は日本の領土だ』と言えば言うほどアメリカは喜ぶ。
今日のニュース9はさかんにそのことを言っていた。
ジョセフ・ナイとリチャード・アーミテイジを出演させて、いかにもアメリカが正しいような報道をしていた。
ジョセフ・ナイなどは米中交渉で『中国は困った顔をしていたよ』と笑いながら言う始末だ。
民主党の菅も野田も結局アメリカに寝返り当初の初心を捨ててしまったが、自民の安倍晋三は本気で日米同盟を強化しようとしている。

尖閣は日米中を巻き込んだ紛争地帯として、アメリカによって大切に育てられる。日本のマスコミはそれをさかんに報道するだろう。


寂花の雫 花房観音

2013-01-30 09:20:37 | 女性、夫婦別姓、外国人
寂花の雫 (実業之日本社文庫)
花房観音
実業之日本社 

女の情念だけではなく、また男女の性技だけではなく、両者を坦々と丹念に描いている。
非常に卑猥な場面もあるが、あえぎ声一つにも心が伴っているところがよい。
だから女の情念も男女の性技もともにリアルである。
こういう小説を書くと家でも親戚でも全く話題にされないそうである。話題にされるのがはばかられるのであろう。
私はこの手の官能小説?を読んだことがなく、心と体を丹念に描くことにおもしろさを感じている。

世の中には経済的な理由で結婚したがる話しや、逆に精神的な理由で結婚したがらない話、そしてセックスのためだけにセックスをしたがる話しが分離したまま散乱しているが、経済的な理由と性的なうずきは本来別物ではない。 

人間が神代の昔から繰り返してきたことを、現代の日常のなかで再現することは、そんなに容易いことではないと思うのだが。

本業は京都のバスガイドさん。年齢不詳。たぶん40前後か。描く女性が30代半ばだから。
私も経験したことがあるが、一皮もふた皮もむけた中年のバスガイドさんの話は下ネタから観光の知識の豊富さまで人を飽きさせない。そういう人かも。
話題は京都の風土のなかに溶け込んでいる。その中で男女の濃厚な性技が緻密に描かれる。


ルポ 正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場

2013-01-30 08:14:40 | 労働者派遣、郵政民営化、地方分権
ルポ 正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場
小林美希
影書房

アベノミクスは給料を上げることよりも物価を上げることを優先しているが、これでは物価高の賃金低下という最悪の事態になる。(スタグフレーション)
富の分配の発想が欠けている。富の分配の基本は雇用形態である。正社員になれない若者が大量に発生し苦しんでいる日本の未来は明るくない。彼らの所得は増えない。貧困層が増大し、国内需要は高まらない。
小泉時代に成立した労働者派遣法の見直しはまだ始まらない。
企業優先、軍事優先、安定雇用は後回し。
これがアベノミクスとしてマスコミがはやし立てているものの実態。


ユダヤ人と経済生活

2013-01-30 07:53:56 | 国際金融
ユダヤ人と経済生活
ゾンバルト
荒地出版社      

 

商品の詳細

 戦前から日本でも出版されていた古典的名著だが、今の日本では禁書に近く、今は絶版で読むのが難しい。古書でプレミアがついているのが残念。
でもこれを読まないのは一生の損。
ウェーバーの『プロ倫』に押され、ゾンバルト史観は絶滅の危機にある。これを読むと神経症のウェーバーの『プロ倫』がいかに一面的な本かが分かる。

手に入りにくいこの本を分かりやすくまとめたのが下の本。
ウォール街やロンドンのシティーに巣くう金融界の実態を知るためにも。
ウェーバーとゾンバルトが言っていることは2つ。

1 ユダヤ教のヤーヴェは戦争神である。
2 プロテスタンティズムはユダヤ教である。

金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ
副島隆彦 編
祥伝社

アルジェリア「人質事件」の背景にウラン資源利権が絡んでいる(マッド・アマノ)

2013-01-30 00:02:34 | 国際・外交(日米関係)

神州の泉 より
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/01/post-b18b.html


2013年1月29日 (火)
 

アルジェリア「人質事件」の背景にウラン資源利権が絡んでいる(マッド・アマノ)

 
(作品と本文は、パロディスト、マッド・アマノ氏です。)

 ここは地の果てアルジェリア

 アルジェリア南東部イナメナスで起きた“人質事件”で日本人10名が犠牲となり、遺体が帰国したと報じられた。

 日本人にとって大きな衝撃となった事件だが遺体の帰国でなんとなく幕引きとなったような感じがする。
恐らく、この事件の報道は先細りとなり人々の記憶も薄れていくのだろう。
それでいいのだろうか。

 アルジェリアという国はそもそもフランスの植民地だった。
日本人にはあまり馴染みがない国だが私は昔、歌手の青江三奈が歌ってヒットした「カスバの女」を思い出す。

 ♪「涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴりこの頬(ほほ)濡らしただけさ ここは地の果てアルジェリア どうせカスバの夜に咲く 酒場の女のうす情け」
(作詞 大高ひさお 作曲 久我山明)。 
ハスキーボイスの三奈さんの気だるく切ない歌に当時、多くの男性諸氏は魅了された。
フランスの外人部隊兵士とアルジェリアの酒場の女との行きずりの恋を歌ったものだ。
聞けば、映画「セーラー服と機関銃」で薬師丸ひろ子演じる星泉も口ずさんでいたそうだ。

 それにしても、歌詞のさわりに「アルジェリア」が登場するのだから驚きだ。
それもなんと「地の果てアルジェリア」なのだ。

ウラン争奪戦

 実はアルジェリアは「フランス植民地帝国」と深い関係がある。
16世紀から20世紀にかけてフランスは海外に植民地を建設し多民族を支配した。
1942年末連合国軍が北アフリカに上陸するとアルジェリアにフランス国民解放委員会が設けられ、アフリカの植民地はド・ゴール仏大統領の自由フランス側に結集するようになった。
アルジェリアには150年にわたるフランス支配の間に定住した「ピエ・ノワール」と呼ばれるヨーロッパ系住民が住んでおり、フランスは当初アルジェリアを独立させない方針であったため、アルジェリア戦争は長期化した。
フランスは1962年、最終的にアルジェリアを独立させることで決着を着けた。

 アルジェリアをはじめ北アフリカの民衆から見ればフランスの植民地主義こそが悪の象徴なのだ。
この事は極東の地の果ての日本人にはなかなか実感が湧かないかも知れない。

 アフリカ大陸そのものがヨーロッパ列強の資源争奪の餌食となったことはよく知られている。
ところが、フランスがなぜマリという国に侵略しなければならないのか、その真意を掴んでいる日本人は決して多くないはず。

 そもそも、マリがアルジェリアの隣に位置することさえも知られていないかも知れない。

 ここで忘れてならないのは「アラブの春」だ。
「アラブの春」とは2010年12月18日に始まったチュニジアでの暴動によるジャスミン革命から、アラブ世界に波及した前例のない大規模反政府(民主化要求)デモや抗議活動を主とした争乱の総称を指す。

 しかし、ここで注意しなければならないのはデモや抗議活動の背後に多国籍企業(国際金融マフィア)の存在が見え隠れするということだ。
彼らによって活動グループに資金が提供されているとも聞く。

 実はニジェール、マリ、アルジェリアにはウラン資源が豊富でウラン採掘派と天然ガス派の資源争奪紛争が激化している。

 ニジェールという国はアルジェリアとマリに隣接している。 
原子力発電所を建設するフランスのアレバ社(本社パリ)は1960年までフランス政府がほぼ完全に所有していた。
現在の主たる大株主はロスチャイルド系企業だといわれている。
国内に58基の原子炉を有するフランスは過去40年に渡り燃料であるウランをニジェールから供給している。
世界最大のウラン供給国の一つであるニジェールは原子力産業にとって、石油産業のサウジアラビアのような存在といわれている。
フランスはニジェールのウラン利権確保のためには隣国のマリやアルジェリアなどで台頭する過激派グループの撲滅こそが不可欠なのだ。
今回の人質事件の舞台となった天然ガス関連施設を運営する英メジャー(国際石油資本)BP社はウランビジネスを遂行するロスチャイルド系資本によって攻撃のターゲットとされたのでは、という憶測もある。

ところでニジェールの子どもの4人に1人は5歳になる前に死んで行く。
国自体が貧困そのものなのだがアレバのような原子力産業などによって資源を採掘され、その結果、ウラン鉱山による住民への深刻な放射能被害をもたらしている。
これはオーストラリアのアボリジニやアメリカの先住民族への被害とまったく同じだ。
さらに言えば原爆投下の広島・長崎をはじめアメリカ、イギリス、フランス、旧ソ連、中国などの核実験による少数民族への被曝の問題と共通する。

 アルジェリア人質事件を「テロリストは悪だ」と見なすだけでは事の本質を見失うことになる。

 

本題とは外れるが…。

 「カスバの女」は八代亜紀、前川清、はたまた美輪明宏など多くの歌手によってカバーされている。
歌詞によればかつて花の都のパリのキャバレー「ムーラン・ルージュ」(赤い風車)で人気者の踊り子が、当時、地の果てと言われていたフランスの植民地アルジェリアまで流れて行き、カスバの酒場で外人舞台の兵士相手に身を売るまで落ちぶれてしまった、という悲話なのだ。

 「外人部隊」と言えばゲーリー・クーパーとマリーネ・ディトリッヒ主演のハリウッド映画「モロッコ」(1930年)やジャン・ギャバン主演のフランス映画「望郷」( 1937年)などが我が国でも評判を呼んだ。
「カスバの女」はそうした時代の流れを下敷きにして作られたものと言える。

 外人部隊は決して恰好のいいものではなくヨーロッパで食い詰めた人間や犯罪者などが入隊するところというのが相場だった。
その意味から仕事にありつけない若者が入隊しイラク、アフガニスタンで命を落とすアメリカ兵にも似ている。

 カスバはアラビア語で「城砦(じょうさい)」という意味。
フランスの植民地時代は、アルジェリア人の居住地区になっていた。
狭い路地が迷路のように入り組んでいることから犯罪者の隠れ場所にもなっていた。いわゆる“貧民窟”だ。
現在のカスバは中に入っても危険な目にあうことはないそうだが最近はテロが起きないとも限らない。

★「カスバの女」を聴くならUta-Netちあきなおみ.webloc