ひょうきちの疑問

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尖閣は棚上げして実を取れ 孤立する安倍晋三

2013-01-28 06:08:20 | 国際・外交(日米関係)

板垣英憲のブログ より
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/5bc07d3f0e0bf06adb70838f0beb4ffa


安倍晋三首相は、公明党の山口那津男代表に習近平総書記宛ての親書、それほど中国人脈がないのか?

2013年01月27日 01時00分13秒 | 政治
◆「招かれざる客」公明党の山口那津男代表が、中国北京市を訪れ、習近平総書記(次期国家主席)に面会を果たそうと、苦心惨憺した。
 山口那津男代表は、安倍晋三首相から親書を託されて北京入りしていたので、習近平総書記に面会を成し遂げなければ、とても帰国できなかった。
大恥をかいてしまうからである。

 というより、安倍晋三首相は、米国オバマ大統領からはもとより、中国からも招かれず、「外交オンチ」を天下にさらけ出しているうえに、中国について、人脈、手ズルが全くないに等しい、
自民党内では、尖閣諸島領有権をめぐって中国に対する強硬論者ばかりが威勢がよくて、いざ習近平総書記に会いたくても人脈、手ズルがないのだ。

 そこで、中国と友好関係のある創価学会との因縁を頼りに習近平総書記に接近しようと何度もチャレンジしたのである。

◆実は、創価学会にしても、以前とはまったく様子が変わり、最近では、中国人脈がかなり薄くなっているらしい。
古参の創価学会員が他界しているためだ。

 肝心要の池田大作名誉会長もいまや身体の自由がきかず、言語も定かでない。
実際には、表に出られるような体ではないのだという。

 公明党の方も、矢野絢也元委員長ら最高幹部も、池田大作名誉会長から疎まれ、訴訟問題にまで発展した経緯があるので、いまさら表にしゃしゃり出て手助けできる関係にはない。

◆ということで、山口那津男代表が習近平総書記に面会を実現するには、日本国内で別の人脈の手助けを得るしかなかった。

 そこで取沙汰されているのが「小沢一郎代表」である。
背に腹は代えられず、やむを得ず、仲介と口利きを依頼して、つないでもらったのではないかと噂されている。

 困った時はいつも「小沢さん」なのである。
 ただし、習近平総書記に面会してもらうのに「タダ」でというわけにはいかない。
中国が持っている米国債の一部を日本政府が買い上げるとか、創価大学の「中国人留学生枠」を増やすとか、手土産を持って行ったのではないかと、永田町界隈でももっぱらの噂である。
山口那津男代表は、1月25日にやっと習近平総書記に会えたものの、お互いに抱き合うパフォーマンスもなく、習近平総書記の表情は、かなり「迷惑」そうだった。
今後の日中関係は多難だ。

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【私のコメント】

『尖閣で話し合う余地はない』といってる以上、本気で日中関係を改善する意志は安倍晋三にはない。
それを中国に見透かされている。
『尖閣、棚上げ』は日中国交回復以来ずっと続いてきた秘密協定だ。
外交は触れてはいけない部分で成り立っている。
野田というバカ総理が、石原というボケ老人に騙されてその地雷を踏んでしまった。
そのレールを敷いたのは前原某という口先だけの元外務大臣だ。
安倍晋三は対中強硬姿勢は彼らよりもさらに悪い。
本気で中国と対立する力もないくせになぜわざわざ親書をもっていったのか。

『尖閣は話し合わないが、中国抜きで日本の経済回復はないから仲よくしましょう』
こんなバカな親書があるだろうか。
山口那津男代表は子どもの使いじゃあるまいし、良くこんな親書をもっていけたものだ。
尖閣問題は日本と中国では全く逆に映っている。日本を支援するのはヒラリーだけ。そのヒラリーも米国務長官を去る。
日本をどこが応援するというのだろうか。
オバマは共和党との関係の深い安倍晋三と距離を置いており、中国寄りの姿勢を取るだろう。

日米同盟一本やりで世界を乗り切ろうとする安倍政権の外交方針は、1970年代以前の高度成長時代の遺物だ。40年遅れている時代を見誤った政治家だ。

東南アジア外交を展開したのはよいが、それは世界からどう見られただろうか。
八方美人は信用されない。おぼっちゃまにはそこが分からない。自分の都合で世界が動くと思っている。そんなことは決してないのだが。

このおぼっちゃまは日本を世界の中心のように思っているが、日本は米中2国間のおまけのようなものである。日米同盟を強化し、オスプレイを購入し、防衛費を増大し、尖閣問題は存在しないという国が、どの面下げて中国に親書をもっていったのか、あまりに策のない外交に安倍晋三の外交手腕の限界を感じる。

安倍晋三は世界から孤立しているのだ。