田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

My Favorite Analog!~グローフェ「グランドキャニオン」

2012年08月31日 | 音楽三昧

古き良き時代の米国を代表するグローフェの「グランドキャニオン」を聴いた。演奏は、当時音が良いと評判だったオーマンディ・フィラデルフィア。

勿論、LPなのでダイナミックレンジなどは現在のCDに敵わないのだが、絶頂期のフィラデルフィアの音を楽しむことができる。表題作の他、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」がカップリングされている。

このLPは、CBSソニーの世界クラシック音楽全集(103枚)の中の1枚で、ジャケットに近代絵画の傑作が使われているので楽しみが倍化する。

この絵は、モディリアーニの「子を抱くジプシー女」である。首の長い独特の画風が特徴だ。

一方、この全集は新品のまま保管されていたものを入手したので、いずれも始めて針を下ろすわけで、ノイズがなく極上の再生音を奏でるのがうれしい。


トマトトマト

2012年08月30日 | 田舎暮らし

拙宅では、カサブランカが咲き出すとトマトの季節です。
毎日、両手に持ちきれないほどの収穫が続いています。

特にこの夏は、日照りが続いたこと、春先に大きな白樺を伐採して菜園の日陰をなくしたことなどから、トマト、キュウリやナスなどの成り物は大豊作でした。

とても食べきれないので、昨日は、フルーツトマトをピューレに加工しました。酸味が強く味の濃い極上のピューレが出来ました。

このピューレはいろいろな料理に利用できて重宝します。
例えば、スパゲッティのソース。これを使えば、美味しいトマトソースが簡単にできます。

これからしばらくは、トマトピューレ作りに精出すことになりそうです。
美味しいピューレは、長い冬の力強い味方です。


屏風

2012年08月29日 | 音楽三昧

拙宅2Fの書斎は、オーデイオルームを兼ねているのだが、そこにご覧のような屏風が登場した。

左右の衝立状のスピーカーの中央にVの字状に立てた音響板で、こうすることで再生される音楽に立体感が生まれる。あたかもコンサートホールで聴いているかのような感じになるから不思議だ。

つまり、この屏風がないと左右のスピーカーから出る音が相互に干渉して平板的な音になるようだ。この屏風が左右から出る音をある程度分離し、立体感が生まれるらしい。

音響板の表面には凹凸があり、高域部の音を拡散させる作用もある。また、部屋の(左右の)コーナーにも同じような音響板を置いてあるので、それらの相乗効果で心地よい音場を形成するようだ。

もう何十年もオーデイオをやっているが、また新しい発見があり興味がつきない。


葉室麟著「川あかり」

2012年08月28日 | 読書三昧


武士の矜持とは?人間如何に生きるべきか?をテーマとする同氏の作品は史実を元にしたものが多いが、これはフィクションで同氏の新境地を示すもの。小説推理(09年12月~10年7月)連載。



物語~藩内一の臆病者と後ろ指をさされる伊東七十郎だが、ある日、自派のボスから、大阪商人と癒着して私服を肥やす家老を刺殺するよう指示される。恩賞は、大家の見目麗しい娘への婿入りというのだが・・・

刺客にされた臆病侍は腕も勇気も自信もないが、愛する人々のためなら、自らを投げうち立ち向かうことができる。葉室ワールドを堪能できる良質のエンターテイメント。


多士済々~ヤングなでしこ

2012年08月27日 | ギャラリー

FIFA女子U20ワールドカップの日本代表(ヤングなでしこ)は、予選リーグを2勝1分けの勝ち点7で1位通過を果たした。

リーグ戦3試合を見ただけだが、技術力のある個性的な選手の多いこと、また、楽しんでプレイする姿に共感を覚えた。

例えば、昨日の対スイス戦で、フリーキックで2得点を上げた田中(陽)選手や柴田、道上、猶本、西川、横山選手など、技術力のあるとても個性的な選手が多く、その多士済々ぶりには驚いた。

この分なら、昨年、世界の頂点に立った「なでしこ」の未来は明るいと思った。写真は、FIFAのサイトから借用しました。


カサブランカ

2012年08月26日 | 田舎暮らし

西側の菜園の淵で、今年もカサブランカが咲きました。
その清楚な趣きは、映画「カサブランカ」の主演女優イングリット・バーグマンを思い出させます。

ところで、ここに咲く「カサブランカ」のルーツは、お隣の真狩村です。
もう何年も前に、同村のフラワーセンターで購入した2ヶの球根です。

一方、真狩村は、演歌歌手細川たかし氏の出身地。
花の清楚な佇まいと、彼の歌のイメージとは大分異なります。


勝手カボチャ

2012年08月25日 | 田舎暮らし

コンポストで処理した生ゴミの残渣を土に返したら、そこからカボチャが何本も生えてきました。

その中から丈夫そうなものを3本残すと、大きく葉を広げ内2本が実をつけました。

苗から育てたカボチャはとうに収穫が終わっていて、果たして大きくなるのか心配だったのですが、今では、大きいものは直径15cmくらいになって、何とか物になりそうです。

元々、肥料は十分なので、あとは日照勝負だったのですが、この夏は暑い晴天が続きました。おかげで、大きな勝手カボチャが収穫できそうです。苗からのものと合わせ、カボチャは大豊作です。


脱原発の流れは止められない

2012年08月24日 | インポート

今朝の新聞(朝日)に載った小さな記事。

「関電管内、節電クリア~関西電力は23日、一昨年と比べた今夏の節電率(推計)が11%だっと発表した。関電と政府が要請していた10%を上回った・・・エアコンの使用を控えてもらったのが大きいとみている」

近年で最も暑い夏だった一昨年と比べて、11%(310万KWh)も減らしたのだからすごい。概ね、原発3基分だ。

関電管内の消費者は結果を出した。
これは、原発比率が最も高い(約50%)同管内においても、供給の広域化(融通)、ガス火力やメガソーラの導入など給電のベストミックスを行って「脱原発」をめざせということだ。

一方、先に行なわれた政府の「意見聴取会」や「討論型世論調査」でも、脱原発の主張が最も多く、それぞれ68%、47%を占めた。また、官邸前での集会・デモは、地方からの参加者も加え、毎週数万人規模で続けられている。

もはや、脱原発の流れは押し留めようがない。
政府は、一日も早く「脱原発」の方針を決め、その後の方策をどうするかの議論に入ってもらいたいと思う。


忍々~大江健三郎著「定義集」

2012年08月23日 | 読書三昧

ノーベル賞作家の大江氏が、2006年4月から12年3月まで朝日新聞に連載した同名のコラム72編を集めた一冊。

それにしてもノーベル賞作家という人は、物事を著わすのにどうしてこうも回りくどい言い方をするのか、と少々辟易しながら「忍」の一字で読了しました。

この6年間、毎月1回同紙に掲載されていたので、時々は読んでいたのですが、大抵はチンプンカンプンでした。それが今回は72編もまとまって1冊を為しているわけですから、それは大変でした。

題名は、障害を持って生まれた長男光氏のために世界のすべてを定義しなおすとしたことに由来するとか。

一方、このコラムは、単にノーベル賞作家が世相についてあれこれ言うというのではなく、憲法問題では「九条の会」の呼びかけ人として、また、原発問題については、自ら「廃炉」をめざして集会を組織するなど、「行動する文化人」の著作として高く評価できます。

例えば、09年8月、菅首相が広島の平和祈念式典に参加して、「唯一の被爆国である我が国は、核兵器のない世界実現に向けて先頭に立って行動する道義的責任がある」との式辞を朗読しながら、直後の記者会見で「核抑止力は引き続き必要」と述べたことに異議を唱えています。

本件は小生も、同年8月9日の記事に書きましたが、こうした小生ら庶民の気分を正しく代表している点で、「定義集」の持つ意義は極めて大きいと思います。


原発なしでも~

2012年08月22日 | エコロジー

この夏(原発が停まっているので)電気が足りないと、当地でも7%の節電が要請され、各方面で懸命の努力が続けられています。

拙宅でも、先にご紹介した如く大型テレビ(160W)の視聴を止め、小型テレビ(40W)を購入してこれを使用するようにしました。この結果、1日5時間視聴するとして600W節電できます。

拙宅の7月(6月21日~7月20日)分の消費電力は162KWhで、これは5.2KWh/日となります。従って、上記だけでも、11.5%の節電になります。(この他、電気温水器用の深夜電力も使用しています)

昨日届いた8月(7月21日~8月20日)分の実績は151KWhで、計測期間が1日増えたにも拘らず、さらに10KWhの減少となりました。昨年同月比では、30KWh減です。

このように、家庭での節電努力はかなりの効果を上げているようで、この夏、全道の使用電力は、供給量の80~90%程度で推移しています。つまり、原発なしでも十分やって行けるということです。

大飯原発の再稼働で問題となった関西電力管内でも、家庭での節電は16.9%も進み、この結果、この夏のピーク時、原発再稼働なしでも、(他の地域から融通を得れば)乗り切れたと言われています。関電は、大飯原発再稼働後、8基の火力発電所を停めたとのこと。

福島第一原発の事故の経過を考えると、早期に「脱原発」に舵を切り、それを土台とした電力事業の再構築に踏み出す必要があるのではと思います。

蛇足:小型テレビの導入コストは、15,000円(16型中古)でした。2Fには、小生専用の小型テレビもあります。


うれしい便り

2012年08月21日 | ギャラリー

史上最年少(14歳)で日本アマのタイトルを獲得し、天才少女と言われた宮里美香選手が米国ツアー(セーフウエイ・クラシック)で初勝利を飾った。

しかも、初日から首位を走っての完全優勝だったという。
おめでとう! 美香!

日本での初勝利は、記憶に新しい10年の日本オープンだった。

あれから2年。勝てそうで勝てなくて、小生らファンとしてはやきもきの連続だったが、遂に勝ち取った栄冠。今後のさらなる活躍を期待したい。写真は、ネットから拝借しました。


体調が良くない

2012年08月20日 | 健康生活

病後にも拘らず、ロンドン五輪のサッカー観戦に熱中して体調を崩した。また、病後の体重減を取り戻したいと過食に走ったことも原因しているらしい。

加えて、採れ出した夏野菜を食べ過ぎた。兎に角、腸内発酵が異常で、食べたものをすぐ体外に排泄したがる。一日何度もトイレ通いを強いられた。

仕方がないので、しばらくお粥に切り替え、生野菜なども敬遠した結果、ようやく胃腸の不快感が取れ、トイレ通いもなくなった。

過日の入院で、消化に欠かせない胆汁を濃縮・貯蔵する胆嚢を切除してしまったのだから、過食などには耐性のない身体になっている。この辺を十分わきまえて生活しなければと反省しきりである。


山ブドウ

2012年08月19日 | 田舎暮らし

当地は、朝夕、涼しさが増してすっかり秋の気配です。
そんな中、ベランダの隅では山ブドウが実り、この感を深くさせます。

南東の角に自生している山ブドウ。
従来、ここにあった白樺の木と競合して、実を付けることはなかったのですが、3~4年前にこの木を伐採したことから彼の一人天下となり、大きく葉を広げるようになりました。

特に今年は、日照りが続いて葉を大きく広げています。
ちょっと中を覗いてみると、まだ青いですが、たくさん房をつけています。

房の数は、全部で10ケほど。他でいくつか採取してくれば、小さな瓶ひとつくらいのジャムは作れそうです。

当地はこれから一足飛びに秋が深まります。


新着ドーナツ!~高木綾子「モーツアルト・フルート四重奏曲」

2012年08月18日 | 音楽三昧

高木さんのモーツアルトが出たというので、早速、取り寄せました。
今回は、日頃聴くことの少ない四重奏曲集です。

モーツアルトの時代、貴族階級のサロンなどで気楽に演奏されたようですが、これを聴いても、親密で端正な美しさを感じさせる曲集です。

共演者は、ヴァイオリンが長原幸太氏、ヴィオラが鈴木康浩氏、チェロが上森祥平氏。高木さんと同世代の実力者揃いです。

高木さんは、CDをすでに18タイトルもリリースしている一番人気のフルート奏者ですが、拙宅には、他に「イタリア」と「海へ」の2枚しかありません。

モーツアルトは、この四重奏曲集の他、有名な「フルート協奏曲」がリリースされているようなので、是非、聴いてみたいと思っています。


遠来の友

2012年08月17日 | 音楽三昧

米国の愛好家が所蔵していたピックアップ(音拾い器)が、遥々、フロリダからやって来ました。

日本製ですが、とても高価(12~60万円)で、例え購入するにしても2~3ヶ月待たなければなりません。

そこで、例によって米国のオークションサイトを通して、中古だが程度の良いものを購入することにしました。円高の折、値段もまぁ手ごろ(定価の1/3ほど)でした。

このモデル(LYRA)の特長は、レコードから拾い出してくる音が繊細で音数が多く且つ、ガッツもあるのです。つまり、リッチなオニオンスープを味わうに似た音楽を奏でます。

カルフォルニアの輸入業者から届いた小さな荷物(クロネコ扱い)を解くのももどかしく、早速、プレーヤーにセットして音出しをしてみると、豊麗な別世界が広がりました。

それ以来、遠来の友との交歓が続いています。