九州電力玄海原発のやらせメール問題。
実は、その政府主催の説明会(6月26日)の5日前に、古川佐賀県知事が九電幹部と面談した際、再稼働必要との経済界の要求があると伝え、「やらせ」を促すようなやりとりがあったと報道されています。
一方、中部電力や四国電力などでも、国主催のシンポジウムに動員をかけたり、支持発言を組織したりの「やらせ」を行なっていたといいます。
しかも、この「やらせ」は、原子力安全保安院の要請によるものだったというのですから、どこまで腐っているのかと唖然としてしまいます。
また、伝えられるところでは、上記の古川知事の父親は、九電の社員で、玄海原子力発電所のPR館の館長だったというのですから、もうたくさんと言いたいところです。
こんな低次元のやりとりで、原発やプルサーマル賛成の民意が形成され、結果として生命や財産を脅かされている福島県民の心情を思うといたたまれない気持ちです。