大晦日にちなんだ話題をひとつ。
同じ大掃除でも、これはレコード盤のお話。
過日、オークションで入手した「ブラームスコレクション」ですが、盤質は概ね、良好なのですが、やはり一度、清掃しないとトレースできないので、このところ、セッセとレコードの掃除をしています。
世の中よくしたもので、今ではマイナーな存在であるはずのレコードでも、ちゃんと、お掃除グッズが用意されているのです。
写真手前の2本のボトルがそれで、これにお掃除用の洗剤と仕上げ剤が入っています。確か2本で4,000円ほどだったので、食器洗いなどに比べれば、ベラボーな値段です。
次に、お掃除の手順ですが、レコードを袋から出したら、盤面をよく観察して、ひどく汚れている箇所がないか確かめます。ある場合は、そこを重点にします。
ついで、専用のペーパー(これもグッズのひとつ)に「汚れ落し剤」をつけて、音の溝に沿い盤面を満遍なく清掃します。
引き続き、別のペーパーに、今度は「仕上げ剤」を染込ませて、盤面に軽く塗布します。両面ともこれを繰り返し、2分ほど乾燥させれば完了です。
この大掃除も、レコード1~2枚なら何となく終わりますが、兎に角、このコレクション、全部で31枚ありますから、年末の大掃除並みに大変です。