田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

カサブランカ

2006年08月26日 | 田舎暮らし

皆さん。こんにちは。
残暑お見舞い申し上げます。

処暑も過ぎたというのに、毎日暑い日が続いています。
それでも、そこここに、秋の気配を感じることができます。

庭の片隅に植えてあるカサブランカが咲いたこともそのひとつです。
例年、カボチャの収穫とセットで、この艶やかな花を愉しむことができます。

「カサブランカ」は、スペイン語で「白い家」を意味します。
純白の花がうつむき加減に咲く姿が、地中海沿岸の白い家並みを想像させます。
そう言われてみれば、納得の純白の大輪です。

ユリ科ユリ属。花言葉は、「純潔」
映画「カサブランカ」のヒロイン、イングリット・バーグマンのあの美しさと
哀しさを思い出します。

 8月28日

カサブランカがほぼ満開になりました。
当初、ひとつ、ふたつ咲いていたときは、「清楚」といった趣きでしたが、
満開に近づくにつれて、圧倒されるような感じになってきました。

 

 

 


ジキタリスが咲いています。

2006年08月09日 | 田舎暮らし

8月9日

庭の片隅に、艶やかなジキタリスが咲いています。
今年は、シロバナや、うす桃色のものも出てきて、とても賑やかです。

「ジキタリス」は、ラテン語で「指」をあらわす言葉で、「キツネノテブクロ」の
学名なのだそうです。北海道では比較的ポピュラーな野草です。

元々ヨーロッパ原産の薬用植物で、強心剤、利尿薬として用いられますが、
薬草園などで栽培されていたものが逃げ出し野生化したものだそうです。

最近では、その姿の美しさから観賞用としても栽培されるようです。

拙宅のジキタリスのルーツはどこなのでしょうか。数年前にひとつ咲き出し、
この数年で15本くらいに増えました。

 


五嶋龍ヴァイオリンリサイタル

2006年08月04日 | 音楽三昧

6月27日

札幌コンサートホールKitaraで五嶋龍のヴァイオリンリサイタルを
聴きました。

彼の神童ぶりについては、先にリリースされたCD「Ryou Goto」を
通してそれなりに理解していたつもりでしたが、生の演奏に接し
そのすごさを実感した次第です。

会場はいつになく若い女性の多い超満員の聴衆で埋まりました。
Kitaraの大ホールをバックヤードを含め満員にした演奏家は(小生の
経験では)ロシアの人気指揮者のゲルギエフや、ソプラノ歌手の
キャサリーン・バトルくらいです。

著名なツイメルマンやエレーヌ・グリモーでも7割程度の聴衆でした。
この満員の聴衆が龍君の人気のすごさを物語っています。

何気なく一人で舞台に登場した龍君がいきなり弾きだしたのが、
イザイの無伴奏ソナタ、第3番「バラード」です。彼自身、「オープニング
のショウとして、テクニックのデモンストレーションのような曲」とコメント
しているように、彼の華麗な演奏技術の高さを認識させる曲でした。
音楽的にはよくわからないままに終わりました。

第2曲は、期待していたリヒャルト・シュトラウスのソナタ変ホ長調
作品18です。この曲は、シュトラウス23歳の時の作品で、ロマンテックな
情熱にあふれた曲です。

演奏者の年齢も近く、若々しい情熱に満ちたすばらしい演奏でした。
伴奏のピアノの音も美しく、この曲を聴いただけでも、ニセコの田舎から
聴きに行った甲斐があったと思いました。

休憩を挟んで、ブラームスの第2番ソナタ、武満徹の「悲歌」そして、
ラヴェルの「ツィガーヌ」と続きます。後者の2曲は、CDアルバムにも
収録されていてお馴染みの曲。

改めて、龍君のテクニックの確かさを確認した思いです。
アンコールは、サラサーテのツィゴイネルワイゼン。演奏時間8分の
大曲ですが、疲れもみせず楽々と弾ききってしまう若さに感嘆した
次第です。

おまけ
龍君の生い立ち(リサイタルパンフレットから)
左上から時計周りに、誕生→4歳→16歳→6歳(姉みどりさんと)

 


野菜の花

2006年08月03日 | 田舎暮らし

7月14日

すっかりご無沙汰してしまいました。

当地(北海道ニセコ)は、今年の夏はお天気が悪く、菜園の野菜が
さっぱり育ちません。
それでも、この2~3日、台風の余波で気温が上がり、少々の日照も
あって、野菜たちも元気を取り戻しました。

そこで、今回は、「野菜の花」特集です。

野菜の花は、山野草のそれと異なり、花の後に来る「食べる」
楽しみがあります。

ジャガイモの花が咲き始めました。
当地は、寒暖の差が激しく、地質も火山灰質でジャガイモの栽培に
適しています。町(倶知安町)のマスコットは、「じゃが太」君ですし、
「くっちゃんじゃが」として、全国に出荷されています。

大規模農園のジャガイモの花が咲き乱れる風景は見事なものですが、
ここでは、拙宅の菜園に咲くジャガイモの花をお見せします。

これは、有名な「男爵」です。

これは「キタアカリ」という品種で、すこし黄色味がかったホクホク感の
つよいジャガイモになります。

おなじみのキュウリやナスの花も咲いています。

これは、絹さやとミニトマトです。

次に、「野菜の花」番外編です。

イチゴは、もう一息で食べられそうです。たくさんは栽りませんでしたが、
採りたてのイチゴの味は格別です。今日にも摘んで食べてみようと
思います。

ミニトマトの幹にとまった「夏セミ」です。昨夜、激しい雨が降ったので、
しばしの雨宿りを決め込んだようですが、まだ飛び立っていませんでした。

 


白樺山へ花見に行って来ました。

2006年08月03日 | 田舎暮らし

6月25日

白樺山へ花見に行って来ました。
花見と言っても桜でなく、山野草の花見です。

白樺山は、ニセコ山系の西のはずれ近くにある海抜923mの
何の変哲もない山ですが、山野草の宝庫なのです。
特に、ミヤマアズマギクが群生していることで知られています。
それでは、ミヤマアズマギクをお目に掛けます。きれいでしょう。

これが、登山道の稜線から見た白樺山です。

登山道には、(上から順に)シラネアオイや、ハクサンチドリ、
グンナイフウロなどが咲いていて、登山者の目を楽しませて
くれます。

中でも、ツバメオモトの清楚な姿には魅せられました。

新見峠の登山口から約1時間で、頂上に着きました。
ヤレヤレ、久しぶりの登山で少々疲れました。

帰途、やっと晴れた雲間から、雪渓を纏った目国内(メクンナイ)岳
(1,220m)を仰ぎ見ることができました。

 

 


小さな巨人がやって来た。

2006年08月03日 | 音楽三昧

6月22日
我が家に小さな巨人がやって来た!

エッ、何のことかですって?
下の写真にあるスピーカーボックスの上に、チョコンと
乗っている小さなスピーカー(SP)のことです。

このスピーカー。
いわゆる業界用語で「スーパートゥィーター」と言って、
とても高い領域の音を再生するSPなのです。

このSPを付加することで、どんなご利益があるのか?
「超高音域の音」は、実際には耳には聴こえないのですが
耳に聴こえる高い音の「聴こえ方」を改善する働きがある
のです。

高音がよりマイルドになり、しかも、音楽全体に深々とした
余韻と美しさを与えてくれます。
つまり、「美しい音をより美しく」というわけです。
それが小さな巨人の所以なのです。

 


ニセコは、今も桜の季節です?

2006年08月03日 | 田舎暮らし

6月19日
ニセコは、まだ桜の季節です?
桜は桜でも、芝桜と桜草が満開なのです。
どうです。とてもきれいでしょう。

芝桜は、玄関に通ずる敷地の法面に、妻が5年ほど
かけてすこしづつ増やし続けたものです。

桜草は、これも毎年株分けをして増やし、
敷地のあちこちに咲いています。

 


ツイメルマンピアノリサイタル

2006年08月03日 | 音楽三昧

5月9日
札幌のキタラ(Kitara)ホールで、ツイメルマンのリサイタルを
聴いた。

開演前のステージは寂しい。彼が祖国ポーランドから運んで来たと
いうグランドピアノが、ぼんやりした舞台照明の下、居心地悪そう
に横たわっている。

ところが、聴衆への挨拶もそこそこに、彼が椅子に腰をおろすや
いなや、そのピアノは、モーツアルトの軽やかな旋律を奏で始めた。
会場にホッした空気が流れる。第10番ソナタの聴きなれた旋律に
思わず頬がゆるむ。

モーツアルトの次はベートーヴェンの「悲愴」ソナタ。
今度は、椅子に腰をおろしてしばらく瞑目し、ゆっくりと弾きだした。
彼のベートーヴェンはめずらしい。正確無比で精緻なタッチの音だ。
どこにも付け入る隙のない見事な悲愴ソナタである。

プログラムは、ショパンのバラードからラヴェルのワルツへと
進み、大分リラックスして来た。彼の出身国、ポーランドの作曲家
バツェヴィチの2番ソナタ。初めて聴く曲だ。
そしてアンコール。スタンデングオベイションを送る人も出て、
ガーシュインのプレリュードなど4曲の大サービスに大満足し
ホールを後にした。

 

年初からの生コン暦は次のようになっている。

・1月7日、札幌キタラホール ゲルギエフ指揮、マリンスキー
 歌劇場管弦楽団によるチャイコフスキーの「くるみ割り人形」と
 マーラーの交響曲第5番

・3月9日、札幌キタラホール、キタラホールカルテットによる
 ブラームスとシューマンの弦楽四重奏曲

・4月3日、東京サントリーホール、プッチーニのオペラ
 「トゥーランドット」
 小泉首相が荒川静香選手同伴で現れ、3列ほど前の席に
 座り驚く。

 

 


豪華な食卓

2006年08月03日 | 田舎暮らし

6月9日
朝の散歩に出ていた妻が、近くの沢に咲いていたと言って
シラネアオイを一輪持ち帰って来ました。
早速、朝食前の食卓に飾って、「何と豪華な食卓!」と
悦に入った次第です。

この別荘地が開かれて10年余。自然は徐々に勢力を
盛り返し、沢にはシラネアオイが、沢筋の土手には、カタクリ
やエゾエンゴサクが戻って来ています。
自然の生命力の強さに感嘆する今日この頃です。

一方、人工の菜園にも、ようやくササギの芽が出て、菜園らしく
なって来ました。一昨年、隣人に頂いたギョウジャニンニクも
「ここはどこだ?」と言いつつ、大きな葉を伸ばしています。

花壇には、オダマキも咲き始めました。
寒い寒いと言っていても、春は確実な歩みを進めている
ようです。

 


自家製味噌の切り替えし

2006年08月03日 | 田舎暮らし

6月7日
2月末頃に仕込んだ自家製味噌の切り返しをしました。

本来なら、仕込みから3ヶ月目になる5月26日頃に
行うはずでしたが、すっかり忘れていました。
今日、ガレージの奥でモノを探していて気付きました。

この味噌は、大豆1kg、麹2kgと塩0.5kgを原料に
仕込んだもの。

3ヶ月振りに容器の蓋を取ってみますと、まずまず良く
出来ているようです。
手にとって舐めてみると、新鮮な味噌の味と麹の香りが
広がります。

上下を入れ替え、良く撹拌して元に戻し、3ヶ月後の
仕上がりを待ちます。きっと美味しい味噌に仕上がる
ことでしょう。

 

 


突然ですが!

2006年08月03日 | 田舎暮らし

5月30日
突然ですが、菜園の仕切りに敷いた古い椎茸のほだ木から、
椎茸がニョキニョキと顔を出し始めました。これは、一昨年の春に、
「もうキノコを出さないなら、畑に敷いてしまうぞ!」と言って、
菜園の土留めにした古いほだ木から、去年、今年と次々に
椎茸が出てきているものです。

つまり、ほだ木を木陰に積んでいた頃は、水分が不足して
発芽できなかった菌が畑に埋められてはじめて、必要として
いた水分を補給されて発芽して来ているようなのです。
この分だと、ここ数年は、(春秋の)年2回、居ながらにして
椎茸が楽しめそうです。

実は、昨夜、大きくなった椎茸1ヶをバター炒めにして食べた
のですが、その美味しかったこと! お店で袋詰めにして売って
いるものとは、まるで味の異なる歯ごたえばっちりのそれは
美味しい椎茸でした。

30坪ほどの菜園にも、ようやく、キュウリ、ナス、トマト、ピーマン
などの苗を植え、すでに種まきの済んだジャガイモ、ニンジン、
枝豆、オクラなどと共に、盛夏の収穫を楽しみにせいぜい手入れに
精出したいと思っています。

 


花見に行って来ました。

2006年08月03日 | 田舎暮らし

5月20日
今日も朝から快晴で、気温も上がり初夏の陽気です。
隣人を誘ってスキー場へ花見に行って来ました。

花見と言っても、そこにはエゾ山桜が5本あるだけなのですが、
とても見事に咲いているので、迫力十分です。周囲には、まだ雪が
残っています。雪を踏んでの花見はここだけでしょう。
残雪の羊蹄山も遠望出来ます。

この桜も見事です。
周囲の白樺や、イタヤカエデの新芽も陽に映えています。

ゴルフ場へつづく道路からニセコアンヌプリ(山)を望めば、そこは
まだ深い雪に覆われています。もっとも、先週末までスキー場がオープンして
いたわけですから、このくらい雪があって当然ですね。

それにしても、周囲の新緑が眩しいです。

 


桜が咲いたよ!

2006年08月03日 | 田舎暮らし

5月17日
散髪の帰りに旭丘公園に寄ったら、残雪を抱いた羊蹄山をバックに
桜(山桜)が咲いていました。まだ、3分咲きといったところですが、
やはり地元の桜が咲いているのを見るのは感激です。

また、公園の土手には、カタクリや菊咲きイチゲなども咲いていて、
それぞれ自己主張をしていました。

自宅のあるニセコ高原の別荘地に戻ってくると、まだそこは
雪が沢山残っていて、ナナカマドや白樺の芽吹きがさかんに
見られます。