10月23日
今日も、朝から冷たい風が通り抜けています。
お天気も照ったり、曇ったりではっきりしません。
周囲の森の紅葉もピークを過ぎ、今年の秋のお祭りは終わりました。
朝日を受けて輝く拙宅裏手の紅葉です。
酷暑の夏を経験した木々は葉の衰えが顕著で、例年の美しさではありません。
来年には、是非、美しい紅葉を期待したいですね。
10月23日
今日も、朝から冷たい風が通り抜けています。
お天気も照ったり、曇ったりではっきりしません。
周囲の森の紅葉もピークを過ぎ、今年の秋のお祭りは終わりました。
朝日を受けて輝く拙宅裏手の紅葉です。
酷暑の夏を経験した木々は葉の衰えが顕著で、例年の美しさではありません。
来年には、是非、美しい紅葉を期待したいですね。
10月20日
低気圧の通過で、昨夜はひどい嵐でした。
風雨が強く、暴風雨警報が出ていたようです。
嵐のおかげで、樹木の色づいた葉が大量に落ちて、せっかくの紅葉も
台無しです。
それでも、家の周囲は大分黄金色に染まって着ました。
これは、ベランダから西側を見たところですが、イタヤカエデの黄金色が
目立つようになりました。
これは、家の裏側です。
赤い色が混じっていますが、ナナカマドです。
今日は雨模様で、紅葉ももひとつパッとしませんが、陽光に輝く美しい紅葉を
お目にかけたいと思っています。
10月16日
お山(羊蹄山、1,898m)に雪が来ました。
確か、初冠雪は8日だったと思うのですが、この一週間、山頂が雲に被われて
確認できませんでした。しかし、ようやく昨日午後になって快晴となり、8合目付近
まで雪化粧しているのを見ることができました。
お山は、ニセコのシンボルです。
小生はいつも、この山容を望むとき、啄木の歌にある
・ふるさとの山に向かいて言うことなし、ふるさとの山はありがたきかな
という感慨にとらわれます。
何故、いつもそのような感慨を持つのでしょうか?
それはたぶん、小生が育った環境から来るのではないかと思います。つまり、小生は、
5歳の時、米軍の空襲にさらされた東京を離れ、父の郷里である福島県猪苗代町へ
疎開したのですが、そこには、同じような山容を持つ「磐梯山」がそびえていて、うれしいに
つけ、悲しいにつけ、日々、その「お山」を見て過ごしていたのです。
姿は多少異なっても、小生の「お山」は、今もそこに聳えているのです。
10月13日
今日は、日中の気温が10℃に満たない寒い一日でした。
お山(羊蹄山)も、先日初冠雪があり、現在8合目くらいまで真っ白です。
周囲の森も、紅葉が急速に進んでいますが、昨日の強風で大分葉が散ってしまい、
この分ではあまり美しい紅葉は見られそうにありません。
裏庭の紅葉を望遠レンズで覗いてみましたら、以外にあでやかな姿をしている
ので、ここで1・2ご紹介します。
漆の紅葉です。右下に写っているのは、漆の実です。
この実を乾燥させて蝋を採り、漆塗りに使う(塗料としての)「漆」は、樹皮を傷つけて
採取する樹液(生漆)から作ります。
藤沢周平氏の著作に「漆の実のみのる国」という長編小説がありますが、窮乏する
藩(庄内藩)財政を立て直す切り札にすべく、この漆を国中で栽培しようと奮闘する
英明な藩主とその家老の姿を描いています。
これは、漆はうるしでも、樹木に巻きついて生息する「ツタウルシ」です。
見た目には美しい紅葉ですが、立ち木の漆よりもかぶれ易く、うっかり肌が触れたり
しないよう注意する必要があります。
こうして、ニセコの秋も深まって行きます。
samui10月12日
寒気が南下しているとかで、昨夜からかなり寒くなりました。
そこで、この秋はじめて薪ストーブに火を入れました。ストックした薪が
2年分もあるので、初日から気前良く焚きだしたら、今度は暑くて大変
でした。
2年半ほどかかりましたが、このほど、文芸春秋社創立80周年記念事業
として編纂された「藤沢周平全集(23巻+補巻3巻)」を読み終えました。
全集1冊5~600頁、2段組ですので、単行本に換算すると、70冊くらいに
なるでしょうか。
近年、同氏の作品は、その暖かい人間描写で多くの人々に愛され、また、
山田洋次監督の時代劇三部作(「たそがれ清兵衛」など)や「蝉しぐれ」
などの映画が制作され、幅広い人気を獲得しています。
藤沢作品の魅力を小生なりにまとめてみると、
1)登場する主人公が江戸庶民や下層武士など、我々読者と等身大で、
その時代を精一杯生きた人間であり、また、それらに寄せる作者の
人間的な視点の確かさに共感させられること。
2)登場する人物の描写とそれを取り巻く生活空間としての自然描写
に優れていること。
3)作品の質にムラがなく、どれを読んでも等しく納得しうること。また、
剣術に秀でた才能を持つスーパーマン的主人公が登場するなど、
エンターテイメントとしての要素も備えていて、読み進む意欲にから
れること。ただし、長塚節の評伝「白き瓶」や、小林一茶を書いた
「一茶」などは例外的に忍耐を要します。
4)献身的で自制心に富み、躾の行き届いた古き良き時代の「日本
女性」の魅力と美しさを堪能できること(これは、特に私たち、男性
読者には格別の魅力です)
のようになりますが、よくぞここまで一人の作家の作品を読み込ん
だものと、我ながら感心しています。今、この全集を読み終えて、
静かな興奮と満足感に浸っています。
「全集」のHPは、こちらにあります。
10月11日
朝夕、かなり気温が下がって、秋の深まりを感じさせます。
近所のお宅では、薪ストーブを焚く煙が上がっています。
この大きな落ち葉をご存知ですか?
ベランダに散ったホウノキの葉です。(中央の黄緑色の葉は、ハリギリです)
大きな葉ですが、手前に写っているもので、45cmほどあります。中には60cm近い大物も
あります。
家内は、この葉を見ると1万円札を連想するようで、「今朝は、1万円札がたくさん落ちて
いるよ」などと言います。
拙宅には、ホウノキの大木が2本あるので、今の時期は、毎朝、ベランダは、1万円札を
敷き詰めたようになります。
これが散りだすと、続いて、白樺やイタヤカエデなどが色づき、全山黄金色に輝く本格的な
紅葉の時期を迎えます。例年、10月10日頃が見ごろなのですが、今年は少し遅れている
ようです。
10月6日
今日も、ニセコは晴天です。
明るい秋の日差しが部屋いっぱいに差し込んでいます。
庭では、紅葉がはしまりました。
これは、毎年、パイロット役を務める玄関先の漆(うるし)の紅葉です。
家を建てる前から自生していたものですが、年々大きくなり、いつもこの時期になると
いち早く紅葉して、秋の深まりを実感させてくれます。
裏庭では、ツタ漆や、他の木々も紅葉し始めています。
間もなく、全山を黄金色に染めるイタヤカエデ(倶知安町の町花にもなっている)の
紅葉が始まります。
夏の後半に、晴天が続いたせいでしょうか。
この秋は、山葡萄も豊作でした。
いつもの年よりたくさんの山葡萄ジャムを作ることができました。
この野性味あふれる(酸味の強い)ジャムを食べて、長い厳しい冬を乗り越えたい
と願っています。
10月1日
今日から10月。
ニセコは、紅葉の美しい季節を迎えます。
昨日は、苫小牧の樽前カントリークラブに、日本女子オープンゴルフを
見に行ってきました。ゴルフツアーの観戦は、たぶん15年ぶりくらい。しかも、
日本女子オープンは初めてです。
車なら2時間弱でアクセスできるのですが、帰途、夜間の運転になるのが
イヤで電車ででかけました。片道、3.5時間。
苫小牧駅から無料の送迎バスで会場に着くと、すでに半分くらいの組がスタートを
終えており、スターテングホールの観客席や、ティグランド周辺は、黒山の人だかりで、
選手の姿を見ることができません。
そこで、8番のショートホールのグリーン周りに陣取って、通過する選手たちを応援
することにしました。ここからは、ショートホールのティショットとグリーン上の勝負、
そして、9番ロングホールのティショットを見ることができます。
何組もの選手が通過し、ようやくお目当ての上田桃子選手がやって来ました。
何故、上田選手かって? 実は、近所のお宅に、毎日の散歩で挨拶をかわす
「モモちゃん」という可愛いペルシャ猫がいて、その縁で同名の上田選手のファンに
なったというわけです。
しかし残念なことに、上田選手は、この8番ホールでティショットをバンカーに入れ、
寄らず、入らずで、ダブルボギーになってしまいました。同じペアのN.キャンベル選手が、
チップインバーデイを取ったので、このホールだけで3打も差がついてしまいました。
(上田選手は、その後盛り返して6位に入り、今期の獲得賞金を1億円の大台に
乗せました)
最終組は、リーダーの諸見里しのぶ選手と不動裕理選手のペア。
諸見里選手が1打後退して-6となり、不動選手との差が2打に縮まり、混戦が
予想されました。結局、不動選手の追い上げも1打にとどまり、諸見里選手が
1打差で逃げ切り、初優勝を果たしました。
それにしても、久しぶりのツアー観戦はとても疲れました。
強い日差しの中、急傾斜の芝生に、何時間も横座りしていたこともありますが、
必死に戦う、若い選手たちの熱気にあてられたことも影響しているようです。
この若い選手たちの将来に幸多かれと祈らずにはいられませんでした。
(注)上の写真は、公式ツアーガイドから、諸見里選手の写真は、ゴルフマガジン社
のHPから借用しました。日本女子オープンの公式HPはこちらです。