深い洞察力と哲学的な解釈、懐の深い感情の起伏、全ての瞬間が息づき、閃きに満ちた一心不乱の演奏~
と記されたキャッチコピーだが、これがオーバーに思えない演奏に耳を傾ける。聴くものを引き込む魅力ある演奏だ。
収録曲
・ベートヴェン ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
・ベートヴェン ピアノソナタ第28番 イ長調 作品101
演奏
・エレーヌ・グリモー(ピアノ)
・ヴラディーミル・ユロフスキ指揮 ドレスデン国立管弦楽団
随分前になるが、札幌Kitaraでの(彼女の)演奏は、どこか颯爽とした印象であったが、このドーナツでは何か決然とした決意のようなものを感じるから不思議だ。
彼女の美しい容姿を収めた写真の数々、加えて、収録風景を収容したDVDも付いているお買い得版。ご一聴をお勧めします。
ユニバーサルミュージック UCCG9671
蛇足:彼女は著名なピアニストだが野生オオカミの保護に奔走する動物学者でもある。彼女の著書「野生のしらべ」は有名。写真は、ネットから借用しました。
以下はウイキィから~ "両親は、共に大学教授。本人は大学で動物生態学を学ぶ。1999年、ニューヨーク・ウルフ・センターを設立。ニューヨーク州郊外で野生オオカミの保護活動に取り組む。現在はニューヨークでの生活の一方でオオカミの生態を研究しながら、その養育を続けている"