田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

すがすがしい晴天

2010年05月31日 | 田舎暮らし

ニセコは、今日もすがすがしい晴天です。
先日までのグズ天や、寒さがうそのようです。

お陰で、野菜の植え付けも、椎茸のほだ木作りも、無事終えることができました。薪作りも終わっていますので、これで、春の仕事も一段落です。

夕方、散歩に出ると、森の緑が一段と濃くなっているのが実感されました。木々もこのところの暖かな日差しを喜んでいるかのようでした。

お山(羊蹄山1,898m)の雪も大分解けてきました。

白衣をまとい、スキーヤーやボーダーで賑わったアンヌプリ山(1,308m)も、本来の静けさをとり戻しました。

ラクダの背のようなイワオヌプリ山も見えています。

周囲の森の緑も一段と濃さを増して来ました。

白樺の若木も青い空に精一杯背伸びをしています。

今日で5月もおしまい。明日からはもう6月ですね。
北国が1年で最も華やかに彩られる季節がやって来ます。


これじゃ台無しだ

2010年05月29日 | ドラミング

最低でも県外と言っていた普天間基地移設問題。
蓋をあけてみれば、振り出しに戻って「辺野古周辺」とは恐れ入りました。

それまでの鳩山首相の言動をどう解釈しても、この結論にはなり得ないと思っていましたが、結局は、アメリカに押し切られたかたちとなりました。

もっとも、自らの政治資金さえマネージできない首相に、国の安全や将来を決める超一級の政治問題を決められるはずがないのです。

そんなこととはつゆ知らず、政権交代という目くらましにあって投票した庶民の期待はどうしてくれるのか。

一方、昨日、委員会で採択された郵政改革法案。
たった1日の審議のみで、参考人招致も公聴会も開かず電光石火の強行採決と、野党時代の民主党のイメージをかなぐり捨てる暴挙です。

これじゃせっかくの政権交代も台無しだ、と嘆かずにいられません。


こりゃまるで冬だね

2010年05月28日 | 田舎暮らし

いやぁ、兎に角、寒いです。
冬が戻ってきてしまったようです。

という訳で、昨夜、深夜電力利用の蓄熱式暖房器を再稼動させ、何とか死なずに済んでいますが、夕方には、それも放熱しきってしまったので、やむなく、薪ストーブを焚いています。

これって何だかわかりますか?
湯がいて皮をむいたタケノコ(笹の子)です。美味しそうでしょう?

今朝の家内の散歩の成果(?)です。

散歩に行っているのか、山菜採りに行っているのかわかりませんが、結果的に、美味しいものにありつけるので、まぁいいかということにしています。


春の恒例行事

2010年05月27日 | 田舎暮らし

今朝も寒いです。
今日は、最高気温が12℃とのこと。たまらず、薪ストーブに火をいれました。

春になって気になるのは、道端に捨てられた空き缶です。
冬の間は雪に隠れているのですが、雪解けとともに、一斉に目に止まるようになります。

いつも散歩に行く、近くのゴルフ場の周辺にも、いくつかあって、一度、拾い歩こうと思っていたのですが、いつもその時になると、袋を忘れて、なかなか実行できずに居ました。

先日、ようやく出掛けにこれに気付き、レジ袋を持って出かけました。初めは、「今年は少ないね」などと言っていたのですが、クラブハウスに通じる道を過ぎて、山からスキーヤーが下りてくる道筋に入ると、もう、アチコチに放置された空き缶があって、結局、大きなレジ袋一杯になってしまいました。

中には、敗れた黒いビニールのズボンのような物も放置されており、やむなくこれも収容しましたが、これはどうも、昨春、タケ(笹)ノコ採りに来た人が脱ぎ捨てて行ったものでしょう。

また、吸殻が一箇所にたくさん捨てられていました。これは、車の灰皿を逆さにして(吸殻を)捨てたのでしょう。道路端をいったい何だと思っているのか、捨てる人の気持ちがわかりません。

とは言え、近くで、センダイムシクイの「チョキチョキグー」という囀りを聞くことができよかったです。いつだったか、探鳥会の折、その道の通は、この囀りを「焼酎一杯グイッ」と聞くと教わりましたが、そんな具合に聞こえなくもありません。

それにしても、この春の恒例行事も無事終わり、ホッとしました。


伊熊よし子著「図説:ショパン」

2010年05月26日 | 読書三昧

今年2010年は、ショパン生誕200年にあたる。
彼の偉大な業績を偲んで、世界中で「ショパン生誕200年」の行事が行われている。特に、ショパンの作品を演奏するコンサートの開催や記念CDの発売など、盛りだくさんである。

彼の作品は、別れの曲や子犬のワルツ、雨だれ、子守唄などで知られ、日本人のメンタリティーにあうことから広く支持されている。人気も高く、過日のランキングでも2位を獲得している。

それだけに、若く(39歳)して異郷のパリで亡くなったこの天才作曲家に対する興味もつきない。この本は、音楽評論家の伊熊さんがまとめた入門書で、たくさんの写真や資料が使われていてわかり易い。楽譜を引用する難しい曲の解説などがないのも良い。

今も大切に保存されているショパンの生家(同書から転載)
一読をお勧めしたい。


至福の時~ツイメルマンリサイタル

2010年05月25日 | 音楽三昧

昨夜の札幌Kitaraにおけるツイメルマンショパンリサイタル。

クリスチャン・ツイメルマンとは?
 ・ショパンと同郷のポーランド生まれ
 ・第9回(1975年)ショパン国際コンクールに優勝
 ・自分のピアノを持ち込み、調律まで手がける完璧主義者

世界屈指のショパン弾きが聴かせるオールショパンプログラム。

ユンディ・リ氏以来の超満員の聴衆とともに・・・
至福の時を過ごす。


普天間を辺野古の海へ?

2010年05月24日 | ドラミング

今朝の新聞(朝日)に、次のような投書が載った。

”軍事力依存は時代錯誤では?

「軍事力では平和は守れない」(19日の投書)に同感である。
世界最強の軍事力を誇る米国でさえ、9・11同時多発テロを防げなかった。イラクやフガニスタンでは苦戦続きだ。

もはや軍事力で他国を支配しようとするのは時代錯誤はないか。タイやミャンマーでは軍隊が自国民に銃を向けている。軍隊は国家権力を守る組織であって、必ずしも国民を守るものではないことを、映像が示している。

我が国では、自殺者が12年連続で3万人を超える。
イラク戦争における米兵戦死者数(公式発表)をはるかにしのぐ数だという。にもかかわらず、他国の侵略を想定して膨大な防衛予算を割くことが果たして理にかなうだろうか。

国民にとっての安全保障には、災害や自殺、犯罪などによる被害の防止・軽減が含まれよう。将来の食料・燃料不足はどうだ。現在の供給国が永続する保証はどこにもない。

国民の生命と安全を守るには、軍事力依存でなく、積極的な友好外交の推進とともに自給による国力を高めることがまず必要ではないか。”

昨日、鳩山首相が沖縄を再訪し、「普天間基地を辺野古沿岸に移したい」と。今頃、何を寝ぼけたことを言っているのか、もうあきれて物が言えない。首相は、米国の方ばかり向いていないで、上記の投書にあるような国民の率直な意見に耳を傾けるべきと思う。


中村・澤地著「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」

2010年05月23日 | 読書三昧

日頃、世の中にはすごい人がいる、と感心しきりなのですが、この本で紹介されている中村哲医師は、さらに”すごい”が付く、いわば「スーパーすごい人」のように思います。

外国軍の進入と干ばつに苦しむアフガニスタンで、25年の長期にわたり、医療活動に井戸掘り、そして水路建設にと、超人的な活躍を続ける中村医師を、澤地久枝さんがインタビューし、その活動の軌跡をまとめたもの。

2008年8月、同じペシャワール会に所属し、現地で農業指導にあたっていた伊藤和也さんが、テロの凶弾に倒れた事件以来、彼らの活動もマスコミに取り上げられるようになりました。

昨年完成した24km余の水路により、干ばつで砂漠化した土地に緑が戻り、その結果、60数万人の人々が定住し、飢餓を免れることができるようになったといいます。

こうした現地に密着した地道な活動こそ、今のアフガニスタンに必要な援助なのだと、納得させられます。一読をお勧めします。


山菜づくし

2010年05月22日 | 田舎暮らし

春の来るのが遅かったこともあって、この2・3日の陽気で、野も山も一斉に緑に包まれました。

従って山菜も、いつもの年なら、蕗のトウ→フキ→タラの芽→ウド→タケ(笹)ノコ→ワラビと、まぁ、ある種の順番で採取できるようになり、それぞれ食卓を賑わすのですが、この春は、何もかも一斉に芽吹いて、食卓も、やにわに、”山菜づくし”となりました。

朝食には、ウドの酢味噌和えとタケノコ(with マヨネーズ)にフキの煮付けが、夕食は、タラの芽とウドの葉の天ぷらなどが出て、舌鼓をうちました。しばらくは、北国の春の元気の素、山菜づくしです。

夕方の散歩の記録。

森も大分、緑が濃くなってきました。

桜(山桜)も、間もなく満開です。

カラマツの可憐な芽吹きです。

ゴルフ場もオープンの準備が整いました。
ニセコ東急GC 9番ホールのティグランド前の池には、北に帰らないキンクロハジロの一群が居ついたままです。

 


マウスの逆襲

2010年05月21日 | 田舎暮らし

昨日、パソコンが動かなくなり困りました。
Windowsはちゃんと起動するのですが、その先、にっちもさっちも行きません。

ポインターは動くのですが、マウスの左クリックをしても何の反応もありません。右クリックのメニュー表示はできますがその先に進めません。

こんな不具合は初めてです。
シャットダウンも出来ないので、やはり、OSの問題なのではないかと、電源ボタンを操作して、セーフモードで起動させてみましたが、上記の症状は、一向に改善しません。

その内、キーボードでの操作は問題なくできることがわかり、これは「マウス」の故障ではと、別のものと取り替えたら、一発で治りました。

先日、日頃、仙人生活をしていて、”マウスを動かすことぐらいしかしていない”と書いたのが気に入らなかったのか、(マウスが)ストライキを起こしたのではと思っています。


ぼんぼ展

2010年05月19日 | 田舎暮らし

サクラ草の一種で、まるで雪洞(ぼんぼり)のように咲く、通称「ぼんぼ」が庭のあちこちで咲いています。

いくつもの色があり、また、表情も異なるので、あたかもそれぞれが”一番きれいでしょう!”と自己主張しているような風情です。

暖かい春の到来を一番喜んでいるのは、彼女らかも知れません。


「火の鳥」あらわる

2010年05月18日 | 田舎暮らし

ニセコは、今日も良いお天気でした。
気温も20℃近くまで上がり、半袖でルンルン気分でした。

先週まで寒くて震え上がっていたのに、変わり身の早いお天気には驚きです。

夕方、散歩に出ると、残雪でオープンが遅れているゴルフ場を、キタキツネがゆったり歩いています。その内、フェアウェイで丸くなって寝てしまいました。ゴルフ場はいつ、オープンするのでしょうか。

また、この時期、カッコウとならんで存在感のあるツツドリのホホッホホッという鳴き声が響いて来ました。また、ツピツピツピというアオジの囀りも聞こえています。

お山(羊蹄山1,898m)には、「火の鳥」が姿を現しました。

残雪のイタズラですが、手塚治虫の「火の鳥」にそっくりの見事な造形です。これも、いつまで美しい姿をとどめていられるでしょうか。


薪割り

2010年05月18日 | 田舎暮らし

今朝目覚めると、身体中が痛くて困りました。
昨日、恒例の薪割りで、重い材木を持ち上げたり、運んだりしたためです。

輪切りされているとは言え、太いものは直径5~60cmもありますから、抱えてやっと持ち上げられるほどの重量です。(背景の白い部分は、残雪です)

日頃、PCのマウスを動かすことぐらいしかしていない「引きこもり仙人」には、何ともつらい仕事でした。

今年は、材木を業者から購入しなかったので、例年の半量くらいだったのに、この体たらくで、日頃の不摂生の反省しきりです。

今日からは、菜園の仕事が待っています。仙人には、当分つらい毎日です。


芽生え

2010年05月16日 | 田舎暮らし

昨日から本格的な春の陽気になり、拙宅の周囲でも、春の息吹が感じられるようになりました。

周囲の木々で、初めに芽生えるのは、ナナカマドです。
開きかけた若葉が、明るい春の日に輝いています。

地面では、本来、山にしかないはずの行者ニンニクが、ニョキニョキ顔を出しています。すぐに、大きく葉を広げるので、その内、何枚かが食卓に上ります。



12年前、名も知らぬまま、横浜から一緒に移住してきた黄色い花が、この春も元気に咲き出しました。とても生命力の強い花で、増えすぎて株分けされた分家が敷地のあちこちで咲いています。

桜草の仲間で、丸い雪洞のように咲くのが可愛らしい、通称「ボンボ」も咲き出しました。これも、色違いの仲間がいて、庭のあちこちで咲いています。ニセコは、いよいよ春本番です。

今日は、小生の70回目の誕生日。70代という未知の世界への旅立ちです。


引きこもり仙人日記(3)

2010年05月15日 | 田舎暮らし

昨夜早寝をしたせいか、午前4時頃、目がさめる。
まだ起きても仕方ないので、NHKラジオ深夜便「こころの時代」を聞く。

今朝は、万葉学者、中西進氏へのインタビュー。日本古来の「大和言葉」についての興味深い話に聞き入る。中西氏の著作を取り寄せて読んでみよう。

今日は、待ちに待った快晴で、気温も14℃くらいまで上がるとのこと。天候不順で、菜園の準備など、屋外の仕事が滞っているので、ニセコの仙人も、今日ばかりは引きこもっていられそうにない。

家内が朝の散歩に出ている間に、朝食の準備をする。今朝は、納豆と昨夜のシュウマイの残りに味噌汁で良いだろう

朝食後、菜園がまだ完全に乾いていない内に、冬の間に、薪ストーブでできた草木灰を撒くべく、菜園に簡単な鍬入れをする。引き続き、家内が灰を撒いてくれた。

ご近所のMさんに薪割り機を借りたい旨、電話する。春の恒例イベント、薪作りをするためだ。折り返し、早速準備して下さった旨、お電話をいただき恐縮する。

午後一番で、薪割り機(油圧式20ton)を車で牽引して運ぶ。今日明日は週末で、別荘に遊びにこられている方もいるので、エンジンをかけるわけにも行かず、作業は、月曜日以降となる。

午後、書斎の音響特性の測定にかかる。スピーカーを設置する右横の大きな壁(北欧パイン材張り)からの反射が強く、良好な特性が得られず苦戦する。

夕方、散歩の際、美味しそうなフキが出ていたので、5~6本いただいて帰る。ポストに、オークションで購入したWindows7(DVD)が届いていた。夕食後、(家内のノートパソコンに)インストールする。終了まで2時間半かかった。(ウンザリ)

やれやれ、何とも忙しい一日であった。