田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

居ながらにして

2011年03月30日 | 田舎暮らし

今日の新聞(朝日)に載った川柳。

 ・東電の社長は計画停電中
 ・二階から目薬さすもどかしさ
 ・破れ鍋に綴じ蓋してる保安院

落としどころの見えぬ原発事故への苛立ちを反映しています。

移り気なお天気ですが、昨日からグッと春めいて来ました。
お山(羊蹄山1,898m)も、ちょっと眠たげです。

昨日は、同じ町内ながら、別の別荘地にお住まいのご夫妻をお訪ねして楽しいひと時を過ごしました。

ハンドカットログハウスの裏手は、自然林に接しています。ご夫妻がしつらえた餌場には、エゾリスや小鳥たちが群れていて、居ながらにして彼(彼女)らの愛くるしい姿を見ることができます。

一方、選りすぐった豆を手ずから焙煎している知人から仕入れたという美味しいコーヒーをご馳走になり、ご夫妻の上質な暮らしぶりに感心した次第です。


衝撃的なニュース

2011年03月27日 | ドラミング

福島県災害対策本部は、25日、同県の農協を通じて、県下のすべての農家に、放射能による土壌汚染の実態が明らかになるまで、今春の作付けを延期するよう要請したという。

待ちに待った春が来て、これからという時期に、作物の種を蒔いたり、苗の植え付けが出来ないとしたら、農家の皆さんはどうするのだろうか。

これに拘る損害は、いずれ国や東電から補償されるにしても、農家に作付けを止めろということは、「死ね」というに等しいと思います。

これが現実化すれば、原発事故は、田畑を(放射能汚染で)ダメにするだけでなく、人心を荒廃させ、人々の絆を損ない、人間そのものの否定につながるのではないか。

それは、地震や津波は自然災害だが、原発事故は人災だ、と叫ぶ避難地域の首長の苦悩に象徴されていると思います。


一億総自粛?

2011年03月26日 | ドラミング

震災以来、ジャンクメールが激減してハッピーですが、これも被災者に配慮した自粛ムードの故か?

高校野球応援の音曲禁止、選挙での党首の街頭演説自粛、ネオンは半減、外出もひかえる等々、一億総自粛で、果たして復興の活力が生まれるものでしょうか

一方、救援物資は、新品か未開封品に限るなども、少々、行きすぎの感じがします。肌着などは上記通りとしても、防寒着などは、一度、腕を通したものでも、清潔できちんとしていれば(本当に必要なら)利用してもらえるような気がします。

最近の病院で横行する「患者様」のように、いずれ「被災者様」などと言い出すのかも知れませんが、お得意の「一億総自粛」はいただけません。


小さな音楽図書館

2011年03月25日 | 音楽三昧

手持ちの音楽CDをデジタルファイルに変換して、自前の音楽図書館を作る試みはそこそこ進んでいて、目下、250枚ほどになりました。

書籍で言えば、蔵書数250冊の小さな図書館です。

これらの音楽情報を記録したファイルは、ネットワークサーバー(ハードディスク)に格納されており、そこからプレイヤーで音楽情報を刻々引き出しながら演奏します。

これは、その図書館の目録の一部ですが、プレイヤーの操作盤にアルバムの絵柄で表示されます。

そして、聴きたいアルバムを指定すると、その詳細が表示され、聴きたい曲を選んで右側の窓に移すと、演奏が始まります。

まだ、専用のプレイヤーはないのですが、代用のパソコンを通して聴くかぎり、従来、お皿(CDディスク)を回して聴いていた時に比べ、かなり良い音で聴くことができます。


震災対策見直しへ~泊原発

2011年03月24日 | ドラミング

マスコミ報道によると、昨日、道内唯一の原発がある泊村と隣接する岩内町、共和町、神恵内村の首長が知事と面談し、泊原発の震災対策について抜本的な見直しを(国と北海道電力に)申し入れることで一致したそうです。

先に増設された原発3号機の建設にあたって、「安全、安全」と言っていた道も、今回の福島第一原発の事故のすさまじさを見せつけられるに及んで、見直さざるを得ないと判断したようです。

泊原発の場合、マグニチュード8.2の地震と9.8mまでの津波に耐えられるよう設計されているとしていますが、こうした「想定」がいかに甘いか、今回の東日本巨大地震が証明してみせました。

この際、泊原発の震災対策は勿論、再生可能エネルギーへの転換など、エネルギー政策それ自体の抜本的見直しを行って欲しいと思います。そこに原発があるかぎり、「想定外」の事故は起こり得るし、その被害が広く国民生活を脅かすに至ることは明らかです。


地価は全国区

2011年03月23日 | 田舎暮らし

今日も朝から雪が降り続いています。
気温も-5℃ほどで、まるで真冬のようなお天気です。

ところで、この17日に発表された(土地の)公示価格が思わぬ波紋を広げています。

道内の住宅地は、前年比4.4%の下落でした。
つまり、過去20年間、下落傾向に歯止めがかからず、失われた20年の象徴的結果となりました。

一方、道内1,371のモニタリング点の内、価格が上昇した地点が2ヶ所あったそうです。

それらは、いずれも地元(倶知安町)で、内、1ヶ所は小生らが住むニセコ東急リゾートの別荘地内で、9.4%の上昇でした。これは、上昇率で全国2番目にあたる由。

この地価の上昇は、外国資本によるリゾート開発のための土地買占めが影響しているとみられています。こんな状態(買占めと広がり)がいつまで続くのか、行政(道・町)も注視しているようです


ニセコも避難エリア?

2011年03月22日 | 田舎暮らし

今朝起きてビックリ。
昨夜遅く雪になったようで、周囲はホワイトクリスマス状態でした。
震災で避難所生活を余儀なくされている人々には、この寒さはさぞおつらいことでしょう。

昨日、ご近所の方が「被災地に防寒着等を送りたいので協力して欲しい」とお見えになりました。早速、10点ほどの衣類を届けましたが、防寒着など今から間に合うのでしょうか。

一方、福島原発事故は、野菜や牛乳や水道水にまで汚染が広がり、原発事故の怖さが際立つ結果となっています。

現在、関係者の懸命の努力で(放射能の)爆発的な拡散は阻止できているものの、食の安全が脅かされるのは困ります。

ここニセコは、道内唯一の泊原発に隣接(約20km)しており、万一事故となれば、避難を余儀なくされます。

今回の事故をうけ、国や電力会社の「原発安全」コールは、もう誰も信じません。この震災が一段落したら、泊原発についても根本的な検討をして欲しいと思います。写真は、北電HPから借用しました。


頭の中は~

2011年03月20日 | 田舎暮らし

連日の震災報道で頭の中はくもの巣だらけ。
寝る時間も定まらず、情緒不安定で終日イライラしています。

これではイカンと、今朝はゲレンデに向かいました。

ゲレンデを占拠していた外国人の姿はなく、ガラ開きのスキー場で高速スキーを楽しみました。これで少しは吹っ切れたので、明日からまた元気に暮せそうです。


孫娘

2011年03月20日 | 田舎暮らし

昨日は、横浜に住む孫娘の(小学校の)卒業式。
夜、真新しいブレザーに身を包んだおすまし顔の写真が送られて来ました。大男の父親のDNAを受け継いで、背丈はすでに小柄な母親を凌駕しています。

巨大地震と原発事故のダブルパンチに打ちのめされているこの時期に、新しい門出を迎えた孫娘に、何はともあれ、幸多かれと祈らずにはいられません。

一方、都会の物不足は深刻さを増しているようで、茨城の姉の下でもお米は手に入らず、やむなく、新潟の農家に頼んで(横浜の娘宛)送ってもらうことにしました。

救援物資優先の物流に、私事で負担をかけるのは慎むべきと思いましたが、「米がない」と言われてはほってもおけず、送ることにした次第です。

ご近所のお宅でも、首都圏にお住まいのご子息から同様の依頼があったようですが、懐中電灯に使用する単一乾電池は、ニセコでも手に入らなかったそうです。こうした物不足が早く解消するよう願っています。


お米も牛乳も

2011年03月18日 | ドラミング

昨夜から真冬並みの冷え込み(-10℃)となりました。
避難所暮らしの皆さんはさぞ、難渋されていることでしょう。

ところで、昨夜、横浜に住む娘から「スーパーからどんどんモノが消えている。米も牛乳も手に入らない」と困惑気味の電話があり、急遽、こちらからお米を送ることにしました。

しかし、物流も停滞していて届くのに1週間以上かかるとのこと。
茨城の姉にも頼みましたが、どうなることやら。

被災地周辺で、ガソリンや灯油などが不足しているのは、特別の事情があり理解できますが、首都圏で米も牛乳も水もガソリンも手に入らないというのは困ったものです。

人々が買いだめに走っているのが原因のようですが、風評に惑わされることなく冷静に対応して欲しいものです。


不退転の決意で

2011年03月17日 | ドラミング

大震災の惨状と避難所生活を余儀なくされている方々の実情を知るにつけ、自己の非力さに身もだえする思いです。

ただ、道内から本州に海底ケーブルを使って60万Kwの電力が供給され、少しの節電もこれに直結することから、小生らも、暖房の設定をいつもの半分にするとか、いくばくかの義捐金を送るとかしてお役に立ちたいと願っています。

一方、福島第一原発の事故は未だ収拾のメドが立たず、放射能の爆発的拡散が懸念されています。

機を見るのに長けた諸外国(フランス、スイスなど)は、自国民の退避に特別機の手配をするとか、また、米国は80km圏外への退避勧告を出すなどの対応をはじめています。

この原発事故の対応をめぐっては、種々の問題が指摘されています。例えば、テレビ出演をしている学識者と称する大学教授なども、現場経験がないためか、刻々変化する事態にオロオロするばかりで、的確なアドバイスができていません。

テレビ局側も(彼らの無能振りに)ようやく気が付いたらしく、実践的な経験を持つ実務者を出演させるようになって来ています。

解説に使用される原子炉の構造図ひとつとっても、極端に模式化されているため、視聴者には、なぜ注水ひとつ満足にできぬのかと対応に不信感を抱きます。

しかし、実際の原子炉は、下図で見る複雑な冷却系統を持ち、かつ、これを動かす電力がない高レベル放射能下での作業をサポートする助言は皆無です。

いずれにせよ、私たち日本人には逃げ場はなく、周知を集め、不退転の決意で収束させる以外ありません。上図は東北電力のHPから借用しました。


本質的欠陥

2011年03月14日 | ドラミング

東北・関東沖巨大地震は、未曾有の被害をもたらしました。
人命救助、被災者救援等々の緊急で困難な課題に対処するためには、国民一人ひとりの協力が欠かせません。

そのためにも、事態の包括的、且つ、具体的な情報が必要なのですが、原発事故にしても、計画停電にしても、それを担う組織や企業からの情報は皆無に近い状態です。

ちなみに、原子力保安院東京電力JR東日本のHPをご覧になるとわかりますが、相応の情報が掲載されていません。

緊急事態だからこそ、重大事態だからこそ、包括的、且つ、具体的「情報発信」が求められているのです。

この情報発信能力の欠如は、これらの組織や企業の持つ本質的な欠陥です。トップがマスコミに出てきて、国民に直接説明することすらしていません。換言すれば、いったい誰に奉仕すべきかがわかっていないということでしょう。

例えば過去に、東京電力が原発運転をめぐって、どれほどのデータの捏造を行い、情報を隠蔽して来たかを思い出すにつけ、今日の深刻な事態は、決して偶然ではないと思います。

これは、同じ巨大地震の洗礼を受けた東北電力の女川原発が、問題なくクールダウンできていることでも伺いしれます。

ちなみに、東北電力のHPに掲載された、包括的で具体的な情報は、(十分とは言えないまでも)国民を安心させるもので評価できます。


ニセコは無事です

2011年03月12日 | ドラミング

昨日午後発生した東北地方沖を震源とする巨大地震。
マスコミで伝えられる被害のすさまじさに身震いする思いです。
この地震で被災された皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

まだ、余震が続き、また、今朝早く、甲信越地方でも強い地震があった由にて、何か、小松左京氏の「日本沈没」を髣髴とさせる事態に、少々混乱してしております。

当地は、大きなゆっくりした揺れがしばらく続きました。
移住して13年。こんな大きな揺れを経験するのは初めてです。

福島第一原発のクールダウンにも問題があるようですが、大事故にならないよう祈りたいと思います。


iPadがやってきた

2011年03月11日 | 音楽三昧

電子書籍ブームに火をつけたアップルの多機能端末「iPad」。
ファイルミュージックのコントローラーにすべく購入しましたが、その手軽さ、使い勝手の良さ、そして多機能ぶりに感嘆しました。

お臍(へそ)のようなボタンを押すと、瞬間的に起動して操作待ちの状態になります。

パソコンなら、タラタラといろいろなファイルを読み込んで起動するまで1~2分待たされますが、デジカメのようにスイッチポンで READY となる手軽さにビックリです。

ネットにつないでホームページを見たいと思ったら、サファリというアイコンを(指で)押すと、勝手に無線LANに接続してHPを表示します。

スクロールも、文字の大きさの変更も、すべて指先でスイスイと行うことができます。縦の表示を横にしたければ、本体を90度回せば、横表示になります。

また、他のPCから写真を取り込んで(同期させ)、写真のアイコンを押すと、写真が表示できます。画像の美しさにも驚きました。しかも頁を繰るように次々と表示できますし、拡大、縮小も思いのままです。

音楽ライブラリーのコンテンツを表示させると、下記のようになるので、ここに表示された曲目を(指で)選曲すれば、音楽が演奏される段取りです。(プレイヤー未着につき、まだ動作確認は行っていません)

さらに、メールも音楽もビデオも、そして、地図やカレンダーなども全部OK! 従来のパソコンの概念を打ち破った見事な製品だと思います。家内に見せたら、「わたしこれでいい!パソコン要らない」と言われてしまいました。


ニセコは大雪です

2011年03月09日 | 田舎暮らし

昨日午後から降り出した雪は、積雪40cmを越す大雪となりました。
もうこんなに降ることはないと思い、ベランダの雪を下ろす通路の排雪を怠っていたため、今朝は、ベランダの雪を手摺り越えに投げなければならず大変でした。

この雪は、終日降り続くようなので、夕方、もう一度、雪かきをしなければなりません。

ところで、マスコミで伝えられた米国国務省日本部長の「沖縄県民はセコイ」発言には驚きました。

ご尊顔をテレビで拝見しましたが、発言相応に貧相な方でした。
ただ、日本語を上手に話し、何か日本と日本人をわかったつもりでいたのでしょうが、こんな人物が、かって沖縄総領事だったり、目下は、日本部長という要職にあるというのですから、米国も落ちたものです。

強制的に取り上げた土地に建設されたいくたの米軍基地によって、戦後60余年にわたり、沖縄県民の舐めた辛酸に少しでも思いを致すなら、今回のような発言をするはずはありません。

日本人をバカにするのもいい加減にして欲しいものです。