田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

給油するなら・・・

2007年11月28日 | 田舎暮らし

11月28日

少し日差しがありますが、今日も寒い1日になりそうです。

先日、近くのホームセンターで長靴を購入しました。
北国人にとって、長靴は長い冬を乗り切るための「戦友」のような存在です。
その良し悪しが、己が身の安否にかかわります。

マァ気に入った長靴が見つかって、レジへ向かおうとしてふと見ると、
隙間防止テープや、窓に貼付する透明なビニールシートなど、家屋の
「防寒対策グッズ」を山と積んだコーナーが目に止まりました。

つまり、今年は、暖房用灯油などの値上がりが家計を圧迫するので、
これらを使って、少しでも家屋の耐寒性能を上げ、暖房費を節約しようと
いうわけです。いわゆる、庶民の家計防衛策の特設コーナです。

こうした動きは、札幌など都会にも広がっているらしく、今朝の新聞でも、
これらの「防寒グッス」を使って室温を1℃あげれば、月いくら(暖房費の)
節約になるかという特集をしていました。

また、先日のTV報道では、札幌の標準的な一戸建て住宅で、石油暖房に
使う灯油は、一冬で約1,600リットル。多い月で、月400リットルにもなるそうです。
この冬の灯油の価格(約100円/リットル)から計算すると、暖房費だけで
月40,000円の出費ということになります。これはかなり厳しいですね。

過日、新聞の投書欄に載った、例のテロ特措法を揶揄して「給油するなら、
我が家のタンクにしてよ!」という記事を思い出しました。


うれしいニュース

2007年11月27日 | 田舎暮らし

11月27日

大雪の目安となるー15℃の寒波が南下しているようで、当地は、
また雪になりました。風も強く吹雪模様で、いよいよ冬本番という感じです。

オーストラリアの総選挙で、ハワード首相の率いる与党保守連合が敗北し、
政権交代が実現するといううれしいニュースが飛び込んできました。

米国の「副保安官」と揶揄され、ブッシュが始めた道理なきイラク戦争を支持
して参戦し、軍隊を送り続けてきたハワード首相。自らも、新人女性候補に
惨敗して落選するというおまけまでつきました。

この結果、イラク戦争を支持した主要国のスペイン(アスナール)、英国(ブレア)、
日本(小泉・安倍)に続き、オーストラリアでもハワード首相が政権を去ることになり、
ブッシュ大統領の孤立がいっそう深まることになりました。

また、選挙に勝利した労働党のラッド党首は、地球温暖化防止の京都議定書を
批准するとしているため、この分野でも、一転して積極的な役割が期待されます。

オーストラリア国民の良識の勝利に乾杯です。

追記:
このニュースを聞いて、ジョンレノンの「イマージン」を思い出しました。
さあ、イメージしてみましょう!
アスナールもブレアも、小泉・安倍もハワードも、そしてブッシュもいない世界を!
毎日の生活は大変だけと、私たちの住む世界もまんざらではないと。


真冬日1号

2007年11月19日 | 田舎暮らし

11月19日

ニセコは、今日は寒い一日でした。
終日氷点下となる真冬日でした。木枯らし1号ならぬ、「真冬日1号」の到来です。
最低気温-8℃、正午の気温-5℃でした。

ベランダ正面に建つ隣家ですが、とても寒々とした風景ですね。

24時間降雪量は24cmで道内2位。この別荘地でも除雪車が出動しました。

外は氷点下でも、室内は、(電気)床暖房や蓄熱式暖房器のおかげで、概ね、
21~22℃ですが、「Tシャツ・短パン・ビール」の冬に慣れた身体には、これでは
とても寒くてダメです。

そこで登場するのが薪ストーブ。今日は、終日燃えていました。


 


カンボジアの子どもたち

2007年11月16日 | ギャラリー

11月16日

昨日、終日降り続いた雪も、今朝は、小降りになって、時折、
日差しも射すようになりました。ただ、気温はかなり下がって寒い朝を
迎えました。

先日、町の図書館の新書コーナーに「カンボジアの子どもたち」という
写真集が置いてあり、写っている子供たちの笑顔がとても素敵だったので、
早速、借りてきました。

遠藤俊介さんとおっしゃる若い写真家が、戦乱の収まったカンボジアに
入って撮りつづけた子供たちの写真集です。その子供たちの笑顔の
何とすてきなことか。日本の子供たちにはない底抜けの明るさです。

また、貧しい生活を支える、けなげさやたくましさにも感心させられ
ます。

この写真集を評した、「天声人語」をお借りして掲載します。

天声人語(朝日新聞 2007/7/25)

ご家庭のアルバムで、お父さんの影は薄いかもしれない。撮った入は
写らないのが写真だ。でも、シャッターに乗せた思いが画面に残ることは
ある。写真集『カンボジアの子どもたち』(連合出版)にそう教えられた。

▼戦乱と暴政を見つめてきた自然や遺跡を背に、黄金の笑みがはじける。
体より大きいバナナの葉を運ぷ娘、水牛の背の少年。99年から20回以上訪れた
写真家、遠藤俊介さんへの信頼が、かぐわしい靄のように作品を覆う。

▼かつて戦場を記録した沢田教一や一ノ瀬泰造は、この地に散った。平和を
撮る者に約束されていた豊潤な時は、しかし白血病に断ち切られる。今月半ば、
写真集が枕元に届いた3日後、29歳の遠藤さんは一ノ瀬らのもとに旅立った。

▼婚約者の高瀬友香さんにお会いした。昨夏、カンボジアの勉強会で意気
投合し、直後に病気が分かったそうだ。かの国で式を挙げる夢を支えにして、
初の写真集に使うコマは病室で一緒に選んだ。

▼「整理が苦手な人で、まだ膨大な画像データがあります。私たちの子と
思い、個展などの形に育てたい」。後書きに「貧しいけれど笑顔のカンボジアを
撮り続けようと決めた」とある。平穏の尊さを伝える仕事が友香さんに残された。

▼本人の写真は奥付に1枚。子供に囲まれへ飛行機のポーズでおどけている。
そしてもう1枚。表紙でほほ笑む少女の、とび色の瞳に小さく写り込んだ人影は
キヤノンEOSを構える。異国の、いくつもの柔らかな記億の奥底に遠藤さんは
永還の像を結んでいるはずだ。

 


雪が来ました

2007年11月15日 | 田舎暮らし

11月15日

とうとう雪が来ました。
例年より1週間遅れですが、予報通り、今朝からしっかり降って、
目下(正午現在)、積雪7-8cmといったところです。

気温は、さほど低くはなく、予報では2℃とのことですから、本格的な寒さは
これからのようです。

拙宅の裏の風景も、こんな具合になりました。

ベランダの手すりに置いた小鳥の餌場も雪に埋もれています。

このまま降り続くようなら、明日から給餌をはじめないといけませんね。


北の味覚

2007年11月14日 | 田舎暮らし

11月14日

北海道には、美味しいものがたくさんあります。
これもそのひとつ。「黒そい」です。

岩内港に上がった近海もので、体長22cm、重さ410グラム、コープで買い
ましたが、332円でした。生きのよいお頭付きがこの値段ですから安い
ですね。

いかにもゴツイ顔立ちで怖そうですが、引き締まった真っ白な身は、鯛に似た
食感です。普通は刺身にして食べますが、今夜は、煮魚です。
鍋にするのもいいですね。

秋鮭、サンマ、シシヤモに黒そいと、北の海の味覚が堪能できる季節です。


気長な楽しみ

2007年11月14日 | 田舎暮らし

11月14日

寒波が来て雪になる、との予報ですが、今日は、まだ日差しがあり
暖かです。

昨日、味噌の仕込みをしました。

美味しい手前味噌が出来上がるのは、今から6ヶ月後です。
出来上がった味噌をして、「我が家の味噌は最高だ!」と”手前味噌”自慢をする
のも楽しいですが、仕込んでから仕上がるまでの6ヶ月間、ジッと待つ楽しみも
なかなか良いものです。

巷に気の短い「暴走老人」があふれる昨今ですが、たぶん当たらないなと
思いつつ、年末ジャンンボに、ほのかな期待を寄せるに似て、待つ楽しみを
実感できます。この冬も、寒さにも負けず、美味しい味噌を造る麹菌の活躍に
期待しています。


3の倍数?

2007年11月12日 | 田舎暮らし

11月12日

例年ですと、すでに根雪になろうかという頃ですが、今年はまだ、本格的な
雪が来ていません。予報では、この木曜日頃には、寒波の襲来で雪になる
ようです。

先日、家内と散歩していたら、
「あなた、髪(頭髪)を洗ったのはいつ(何日)?」と聞かれました。

一瞬、「!!!」と返事に窮する。

大体、今朝食べたもの(メニュー)すら覚えていないくらいだから、いつ頭髪を
洗ったかなど、突然聞かれても困る。

しばらく考えて、確かゴルフに行った日に、ゴルフ場のお風呂で洗ったから、
4日前のはずと答えると、家内、曰く。

「私も今まで、いつ洗ったか忘れてしまうことが多かったので、最近は、
”3の倍数の日”に洗うことに決めている」と言う。つまり、9日や12日だったら、
髪を洗うのだそうだ。

これを聞いて「なるほど、名案!」と思ったが、家内にくらべ髪の量が少ない小生が
3の倍数でもあるまい、と思い、とりあえず、「5の倍数で行こう」と決めました。
何か、「五十日(ごとうび)」のようでイヤですが、髪の健康のためにも、不潔になる
のをさける意味でも、当面これで行ってみようと思っています。

(注)五十日(ごとうび)」:営業マンが商品の納入や売掛金の回収に奔走する日で、
街中に車があふれ道路が込み合います。車通勤者が、ブツクサ言う日でもあります。