田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

「熱風」7月号

2013年07月31日 | ギャラリー

「もののけ姫」や「崖の上のポニョ」など、数々の名作アニメを世に送りだしている宮崎駿監督擁する「スタジオジブリ」が発行する小冊子「熱風」7月号が話題となっています。

今号の特集は「憲法改正」で、宮崎駿監督はじめ、高畑勲監督や鈴木敏夫プロデューサー・他の各氏が憲法への熱い思いを綴っています。

ただ、この小冊子、すぐ売り切れてしまい入手困難になっていることから、同社のHPからダウンロード(pdfファイル)できるようになっています。

ご一読をお勧めします。写真は、ネットから借用しました。


入廷できず

2013年07月30日 | ドラミング

昨日、泊原発廃炉訴訟第6回口頭弁論を傍聴すべく札幌地方裁判所へ出向いた。残念ながら、二人(小生ら夫婦)とも傍聴券を入手できず、入廷することはできなかった。

傍聴券は57枚。入廷希望者は106人で確率約1/2。
元々、籤運に恵まれていないが、二人とも「外れ」を引くとは思いもしなかった。

ただ、抽選を待つ列で、小生らのすぐ前に並んでいた女性は、「過去4回傍聴を希望したが、まだ、一度も入廷できていない」と語っていた。

裁判に先立って開かれた勉強会には、約50人が参加。
市川守弘弁護団長の講演と質疑応答が行われた。

市川弁護士は、先に、北電が原子力規制委員会に提出した再稼動のための申請書一式を法廷に提出するよう求めると述べていたのが印象に残った。

提出させること自体が大きな闘いだが、仮に提出されたとして、その膨大な書類や資料を精査して(泊原発が安全でないと)結論付けるには、気の遠くなるような作業が必要になるに違いない。

公判後の報告集会も予定されていたのだが、帰りの足も心配になり、参加せず帰宅した。


まやかし

2013年07月28日 | ドラミング

これも新聞記事の切り抜きで恐縮ですが、重要なのでご紹介しておきます。

昨日の朝日が報じた北電の料金値上げの続報で、値上げの要因は、実は、原発の新設(3号機)によるコスト増だというのだから驚く。

「北電は値上げの背景として、泊原発の運転停止によって火力発電所の稼働率があがり、燃料費が増えて経営を圧迫している、と説明した。だが、原価を前回(08年)の改定と比べると、燃料費は逆に195億円減っていた。」

「原価を膨らませていたのは、09年12月に泊原発3号機が稼動したことによる減価償却費で、前回より246億円増えた。また、原発の定期検査費用も増えて、修繕費は前回より223億円膨らんだ。」

と言う。こんなまやかしはあるまい。しかも、この値上げ案を審議する経産省の委員会は、これを不問とした。

この値上げ案を黙って受け入れたら、道民はどうみても、「あなたバカよね、おバカさんよね」ということになる。いい加減にしてくれ。


叫びつづけよう!

2013年07月27日 | ドラミング

原発再稼動への動きが強まる中、昨夕も、官邸前反原発行動が行われました。参加者約5,000人。

この抗議行動には、従来から参加している共産党の吉良よし子さん(参院選東京選挙区で当選)も参加。再稼動反対、原発いらないの声をあげたという。(赤旗7月27日号)

昨夜の吉良さんのツイッターメッセージと写真。

”今夜も官邸前行動は、暑いけど熱く盛り上がってました!!ここからが正念場。再稼働をゆるさない、輸出もゆるさない。放射能から国民をまもる。みなさんと一緒に国会の外でも中でも原発なくすその日までがんばります!”


原発被災地の苦悩

2013年07月27日 | ドラミング

昨夜10時から放映されたNHKスペシャル「動き出した時間~旧警戒区域はいま」を見た。

この5月、原発事故の放射能に汚染された周辺地域を、「帰還準備を進める区域」と「帰還困難区域」に「再編」する作業が終わった。

これに伴い、町の大部分が「帰還準備を進める区域」となった浪江町では、製板工場を再開させようと苦闘する事業者と従業員の姿を伝えていた。

汚染されていない地元の原木も、風評被害で使えず、他県から購入せざるを得ず、また、かっての納入先は、すでに他県の業者から買い付けていて、すぐには購入してもらえそうにない。

一方、町の大部分が「帰還困難区域」に指定された双葉町の住民は、県内をはじめ全国各地に分散して避難生活をおくるが、故郷の地は、向こう4年間、除染ひとつ行わないという国の方針の前に呆然と立ちすくむ。

このまま避難生活を続けるべきか、あるいは、家を新築するなどして新たな居住地とすべきかに悩む。経済的な問題もある。

こうして番組は、限定された事例ながらも、事故から2年4ケ月を経た現在にあっても、様々なかたちで地域住民に苦悩を強いる原発事故とは何だったのかを問いかける。

また、このような現実を置き去りにして、他の原発の再稼動を認めて良いのかなど、深く考えされられた。事故現場では、汚染水の海への流出が続いているという。


熊谷達也著「調律師」

2013年07月26日 | 読書三昧

「相剋の森」や「氷結の森」などのマタギ3部作で知られる直木賞作家の東日本大震災をはさんで書かれた連作短編集。10~12年「オール読物」に掲載された7編を収める。



物語~前途を嘱望されるピアニストだった鳴瀬は、音が色彩を帯びる「共感覚」の持ち主であった。しかし、自分が運転する車で妻を死なせた後調律師になったが、音に匂いを感じるようになる。そして、仙台のコンサートホールで作業中、大震災に直面する・・・

東日本大震災後、作家は一様に、仕事に自信を失くしたという。
自らが紡み出す言葉や文章にどれほどの意味があるのか、特に、被災した人々の前では無力に等しいと感じたようだ。

熊谷氏も同様の思いに見舞われたが、しかし、やはり書かなければと体験者ならではの壮絶でリアルな描写を通して、人間の生きる意味を問いつつ美しい物語に仕上げた。ご一読をお勧めします。


不合理の世界

2013年07月25日 | ドラミング

今回の参議院選挙。
共産党の勝手連を決め込んで、同党の政策や政治の仕組みなど学んだが、政界というのは何と不合理な世界かと唖然とした。

理由は二つある。

ひとつは、政党助成金の問題。この件は、すでに記事にしているので、詳細はそちらを参照願いたいが、年に320億円もの税金を政党の運営につぎ込むことの是非をもう一度、議論してみる必要があるのではないか。

国民一人あたり年250円の税金を、それを負担する国民の思想信条に関係なく、交付条件を満たした政党で山分けするという制度の何と不合理なことか。

また、国の税金をもらわなければ運営できない政党に、政治を語る資格があるのかを問いたい。

制度上、共産党がそうしているように、「申請しなければ交付されない」のだから、改廃を議論することなく、実質的に制度をなくすことができる。各党の検討を求めたい。

二つは、一票の価値の問題だ。
衆議院については、最高裁の違憲判決が出て「0増5減」法案が成立したことから、格差は1.998倍に押さえられることになったが十分ではない。しかも、今回の参院選は、4.77倍もの格差があった。

つまり、地元の北海道選挙区では、小生の票は、議員一人当たりの有権者が最も少ない鳥取県に比べ、1/4.77の価値しかないのだ。

北海道では、35万票を獲得した候補者が次点で落選したが、鳥取県では、16万票で当選した。こんな不合理もあるまい。

言われているように、各県に最低一人の議員を割り振るという現行の選挙区制度は是非とも改善してもらいたい。

蛇足:イタリアでは、1993年、国民の強い反対で政党助成制度を廃止した。米国にはない。


ナスウナギ 2

2013年07月25日 | 田舎暮らし

昨日の新聞(朝日)を見て思わず笑ってしまった。

 ・代用の茄子も絶滅せぬことを

土用の丑の日に、拙宅ではウナギの代わりにナスを焼いて食べたと記事にしたのだが、この川柳の作者も同じような思いをされたらしい。

それにしても、ウナギはもう庶民の口には入らないのだろうか。


前のめり

2013年07月24日 | ドラミング

北電の泊原発1・2号機の適合審査が後回しされることになった。
申請内容がずさんで、さすがの規制委員会も頭にきたようだ。

つまり、北電は事業の採算を優先するあまり、周辺住民の安全などどうでも良いと考えているのではないか。

加えて、泊沖に横たわる全長70kmもの長大な活断層の存在を認めないばかりか、仮に、過酷事故が発生した場合の対策の中心となる免振重要棟の建設すら見えていない。

このような中での適合審査申請などナンセンスだと思う。
再稼動に慎重な道や札幌市、周辺自治体は、北電のこうした姿勢をよく見ておいて欲しい。


ネット選挙時代

2013年07月23日 | ドラミング

今回の参院選。
共産党の勝手連としてネット選挙に参加して、とても面白いことを経験した。

つまり、ツイッターを通してある候補者のフォロアーになると、その候補者を支持する人々の広がりが手に取るようにわかるのだ。

今回小生は、共産党東京選挙区の吉良よし子さん、京都の倉林明子さんと神奈川のはたの君江さんのフォロアーになってみた。

その結果、選挙戦が進むにつれて、吉良さん、倉林さんのフォロワーからのレスポンスが日毎に増えていったのに対し、はたの陣営からは、はたのさんご本人からの返信しか受信できなかった。つまり、
フォロワーの広がりが感じられなかったのだ。

結果はどうか。
吉良さんは、前回の選挙で小池さん(副委員長)が55万票で敗退したこのマンモス選挙区で、70万票を獲得して3位で当選した。また、京都では定員2の激戦を制して、15年振りに共産党の議席を獲得した。

選挙結果を報告する吉良よし子さん(22日午後1時、新宿駅西口)

一方、神奈川選挙区では、44万票を獲得しながら1万6千票差で民主党の候補に敗れた。得票率では、0.4%の差である。

もしはたの陣営が、吉良さんや倉橋さんの陣営ほどに、フォロワーを拡大していたら、その差は埋められたのではないか。

ちなみに、東京選挙区で当選した山本太郎氏が、メデイアのインタビューに答えて、「もしネット選挙でなかったら、選挙にならなかった」と述懐していたのが印象的であった。

今回のネット選挙、各陣営ではどう戦ったのか、丁寧に総括してみる必要がある。


ナスウナギ

2013年07月23日 | 田舎暮らし

昨日は土用の丑の日。
国産の美味しいウナギのカバ焼きが食べたいところでしたが、過日、スーパーで見たかぎりでは、1尾(半身?)2,500円以上もするのでとても手が出ません。

一方、やはり高くては買い手がつかないと思ったのか、同じかば焼きでも、さんまやアナゴなどを使ったものが売られていました。

そこで拙宅では、菜園から大きなナスを2ケもいで来て、ナスのかば焼きと洒落てみました。ゴマ油でしっとり焼いたナス焼きはそれは美味しかったです。

私たち庶民が、手ごろな価格でウナギのかば焼きを食べられるのはいつになるでしょうか。


感謝!

2013年07月22日 | ドラミング

参院選の結果が判明しました。
小生も、勝手連の一人として共産党の応援をしてきましたが、同党は、改選3議席に対し8議席を獲得。推薦した糸数さん(沖縄)を含めると3倍の9人が当選したことになります。

また、同時に行われた沖縄県那覇市(6名)と奈良県奈良市(7名)の市議選では、それぞれ全員が当選しました。

選挙結果を受け、志位委員長がツイッターで次のように述べました。

”参議院選挙の結果は、比例代表で515万票、5議席を確保し、選挙区で東京、大阪、京都での勝利を勝ち取ることができました。議案提案権を獲得し、党首討論に参加する権利も獲得しました。たくさんの新しい力を得て、新しい国会で元気一杯がんばります”

一方、激戦の東京選挙区では、吉良よし子さんが3位で当選しましたが、同区の比例票をみると、77万票を獲得して、自民党につぐ第2党になったとのこと。

これらの成果は、今後の政治の動向に少なからぬ影響を与えるものと考えられます。

このブログを通してご協力いただいた皆さんに、心から感謝します。
ありがとうございました!


元気な夏野菜

2013年07月21日 | 田舎暮らし

この夏、当地は晴天に恵まれ、菜園の野菜はとても元気です。
勿論、昨冬の雪解けが遅れた影響は残っていて、モロッコインゲンなどは、ようやく花をつけ始めたばかりです。

ただ、キュウリやナスといった主要な夏野菜は、いずれも食べごろを迎えていて、毎日、その新鮮な食感を楽しんでいます。

中でもキュウリは、一斉に実をつけるので食べ切れず、ご近所にお裾分けをしています。

ズッキーニやカボチャも順調で、しばらくは、野菜は自家製で十分です。このため、週一の買い物も重量が減り、持ち運びが楽です。


雇用のヨーコ

2013年07月20日 | ドラミング

ネット選挙となったこの参院選で、共産党カクサン部の「ゆるキャラ」が話題を独占した。今日の”THE WALL STREET JOURNAL”でもこれを取り上げている。

中でも、ブラック企業が横行し、若者が居場所を失うような世相を反映してか、これと戦うイメージの「雇用のヨーコ」に人気が集まっている。

さてさて、あなたの評価は如何に!
共産党カクサン部は、こちらでご覧になれます。
 


こんなことしていて~

2013年07月20日 | ドラミング

昨日、政党助成金の本年2回目の交付が行われた。
締めて79億円4千万円也。年間、320億円にもなるというから驚く。

憲法違反の助成金で運営される政党(「みんな」97%、「維新」94%など)に、国政を語る資格などない。生活保護費や年金を削り、自らは税金で手厚く保護されるでは、筋がとおるまい。国民は怒っているぞ。

その点、制度施行以来、一貫して受け取りを拒否している共産党は立派だ。他党も見習ってもらいたい。

また、定数削減で「経費節約」などと言う前に、先ずは、政党助成金を返上すべきだ。(記事:しんぶん赤旗7月20日号)