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田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

Google Drive

2013年08月18日 | 音楽三昧

Google には、検索の他、各種のサービスがあります。
小生は、地図検索やトランジット(乗換案内)など、とても重宝しています。

上記に加え、今回、接続環境が光に変わったことから、Google Drive を利用するようになりました。つまり、大容量の音楽ファイル(0.3~1.5GB)を友人とネット上で共有できるようしたのです。

従来、小生が制作した音楽ファイルを友人に聴いてもらいたいと思っても、ファイル容量が大き過ぎて低速のADSLではこれを直接、友人の元へ届けることができず、USBメモリーに収容して郵送していました。

写真は、音楽ファイル(フォルダ単位)を、Google Drive にアップした様子を示しています。

この一覧の中から、友人に聴いて欲しいと思うファイル(を収容したフォルダ)を指定し、共有設定をした旨の連絡を(このドライブの専用メールで)友人へ送ります。

メールを受信した友人は、そこに記載されたURLにアクセスし、所定のフォルダを丸ごとダウンロードすれば試聴できるようになります。

マイドライブの容量は15GBまで無料、より容量が必要の場合は有料となります。とても便利な機能です。お試し下さい。


新着ドーナツ!~マゼールの「ブルックナー3番」

2013年07月11日 | 音楽三昧

4月に、札幌kitaraで聴いたマゼールとミュンヘンフィルによるコンサートが素晴らしかったので、何か良いドーナツはないかとアマゾンで探してみたら、ブルックナーの3番があったので、早速取り寄せてみた。

勿論、コンサートはベートーヴェン中心だったから、この音楽とは趣きは異なるのだが、このコンビが奏でる端正で壮大な音楽は、コンサートの印象と何も変わらなかった。

昨年9月、82歳でこのオーケストラの音楽監督に就任したマゼールが、コンサートで取り上げたのが、マーラーの9番に続いてこのブルックナーの3番だという。しかも、このコンビでの交響曲の初録音だ。

名匠マゼールと伝統のミュンヘンフィルという二つの個性がぶつかりあう重厚で華麗な演奏を堪能した。

・DATA
 SONY SICC-1628 CD 2,520Yen
  2012/09 Philharmonie, Gasteig
  Munich


新着ドーナツ!~ラトルの「春の祭典」

2013年06月26日 | 音楽三昧

ナイトの称号を持つ英国人指揮者、サイモン・ラトルは、真面目一方の印象があって、ストラヴィンスキーを指揮するなどとは思ってもみなかった。

このため、オーディオ雑誌でこのドーナツの紹介を見た時は、まさかと思ってしまった。

また、演奏もベルリンフィルというこれもお堅い印象のオーケストラなので、果たしてどういう音が出て来るのかイメージ出来なかった。

聴いてみると、やはり、曲の出だしはあまり面白みのある演奏とは思えなかった。しかし、ライヴ録音のせいか、曲が進むにつれて興がのり、最後はブラボーと叫びたくなるほどの出来であった。メデタシ!

他に「管弦楽のシンフォニーズ」とバレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」も入っているのだが、これらもスケールの大きい演奏で楽しめた。SACDで音も良い。

・DATA
 EMI TOGE-11089 SACD/CD Hybrid 3,300Yen
  2012/11/8-11 Philharmonie, Berlin


遂に!

2013年06月08日 | 音楽三昧

遂に聴きました。サン・サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」。

1日、札幌kitaraで開催されたJAF主催「音楽日和」。
参加希望の会員の中から抽選で招待するというのだが、無料ではなく通常の半額程度でチケットを購入しなければならない。

今回は、応募者がそれほど多くなかったのか、一般にもチケットを販売していたようだ。

当日のプログラムは、下記の3曲。

 ・ベートーヴェン 序曲「レオノーレ」第3番 作品72b
 ・メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
  (ヴァイオリン:松山 冴花さん)
 ・サン・サーンス 交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」

演奏は、高関健指揮の札幌交響楽団だが、交響曲第3番は、Kitara専属のオルガニスト、マリア・M・カチョルさんとの共演であった。

このサン・サーンスの交響曲は、第1楽章の中間部からオルガンが静かに入って来ると音楽の質が一変した。つまり、オルガンによる低音部の支えが、音楽を分厚くするだけでなく、広大なスケール感を造り出すようだ。

そして、終楽章のオーケストラとオルガンによるトッティ(強奏)は、圧倒的な迫力を生み出し、聴く者を虜にする。Kitaraのパイプオルガンを聴くのは初めてだったが、期待以上の感動を味わうことができた。
オルガンの写真は、Kitara HPから借用しました。


ブラボーおじさん

2013年06月03日 | 音楽三昧

5月31日、札幌kitaraでムターリサイタルを聴いた。
今回の日本ツアーは、札幌、西宮と東京の都合4会場だけという小規模のものである。

このツアーは元々、2011年に予定されていたのだが、原発事故を受け延期されていたもの。共演(ピアノ)は、ランバート・オルキス氏。

プログラム

 ・ モーツアルト ヴァイオリンソナタ ト長調 K379
 ・ シューベルト 幻想曲 ハ長調 D.934
 ・ ルトワルスキ パルティータ
 ・ サン・サーンス ヴァイオリンソナタ 第1番 ニ短調 作品75

世界的に人気も実力も第一人者の登場だったが、会場は、7割程度の入りで、ちょっと拍子抜けの感じがした。ただ、カリスマ性も合わせ持つ演奏者には、熱狂的ファンもいるようで、演奏が終わる度に、「ブラボー」と叫んで立ち上がるおじさんがすぐ後ろの席にいてびっくりした。

また、使っているヴァイオリンのせいか、モーツアルトでは、「これってヴィオラじゃないの」と思ったくらい低い、ピントの定まらない音がしてがっかりした。

曲が進む内に、聴衆の意識が演奏者に集中するようになると、次第にピントが合うようになったが、チケット代12,000円は、名声へのご祝儀か。もうひとつしっくり来ないリサイタルではあった。


My Favorite Doughnuts!~Curzon, Mozart「ピアノ協奏曲第20番」

2013年05月22日 | 音楽三昧

久しぶりに、カーゾンとブリテンによるモーツアルトのピアノコンチェルトを聴いた。

クリフォード・カーゾン(Clifford Curzon)は、1907年生まれの英国人ピアニスト。一世代前の演奏家だが、その卓越した繊細なピアニズムは、今日でも多くのファンを持つ。

このCDには、20番と27番が収容されているが、何と言っても20番が絶品だ。彼が弾く第2楽章のあの憂いに満ちた旋律を聴くと、何とも言えぬ感慨を覚える。

バックは、作曲家としても名高いブリテンが指揮するイギリス室内管弦楽団がつとめている。数年前、あるオーデイオメーカーが、SACDとして復刻・再販したことでも知られるドーナツだ。


My Favorite Analog!~マーラー「交響曲第1番」

2013年05月14日 | 音楽三昧

生涯で9つの交響曲と「大地の歌」を作ったマーラー。
その作風は、全体として厭世観と苦渋に満ちたものですが、「巨人」の愛称で知られるこの第1番は、青年マーラーの溌剌とした気分を表わしたスケールの大きな音楽です。

特に、第3楽章に登場する「葬送行進曲」は、そのリズム感と言い、曲想の大きさと言い、あたかも不屈な巨人の歩みを思わせます。

このレコードは、ゲオルグ・ショルテイがロンドン交響楽団を指揮したものですが、マーラーの若々しい気分をよく表現した好演だと思います。

デジタル化して聴いていますが、盤質が良くノイズがないので、安心して音楽に浸ることができます。


My Favorite Analog!~サン・サーンス「交響曲第3番」

2013年04月20日 | 音楽三昧

サン・サーンスの3番と聞いて、「!」と思われた方は、かなりのクラシック通あるいは、オーディオファイル(音狂い)です。

この曲は、「オルガン付き」の副題を持つように、オーケストラとオルガンのコラボで成り立つめずらしい曲です。

しかも、例えば、第2楽章の後半冒頭に、大伽藍をイメージさせるような壮麗なオルガンの全力演奏があるなど、小生ら音狂いにはたまらない魅力を備えています。

このレコードは、ズービン・メータ指揮・ロサンジェルス交響楽団の演奏ですが、このコンビの演奏と録音は一時代を築いたと言われるほど華麗で圧倒されます。

拙宅では、DSD録音をした後、PCM(24bit/96khz)に変換した音源をネットワークに取り込んで聴いています。

蛇足:この曲は、そこ(ホール)にオルガンがないと演奏できないので、生で聴く機会はかぎられます。小生は、一度、NHKホールで聴いたことがありますが、オルガンの演奏卓が右手天井近くにあって雰囲気が良くありません。

今度、札幌Kitaraで聴きたい(JAFの音楽会)と思っていますが、先ずは、抽選に当たらないとチケットが手に入らないのでどうなるでしょうか。Kitaraは、演奏卓が正面上段にあります。


正調ベートーヴェン

2013年04月15日 | 音楽三昧

昨日午後、札幌kitaraでミュンヘンフィルのベートーヴェンを聴きました。ドイツ人の音楽をドイツの楽団が演奏する「正調ベートーヴェン」は、満員の聴衆を熱狂させました。

演奏曲目

・レスピーギ 交響詩「ローマの噴水」
・パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調
・ベートーヴェン 交響曲第7番 イ長調
・ベートーヴェン エグモント序曲(アンコール)

交響曲第7番も良かったのですが、アンコールで演奏された「エグモント序曲」が特にすばらしく、ブラボーの歓声と拍手が鳴り止みませんでした。指揮は、マエストロ・ロリンマゼールでした。

また、パガニーニのヴァイオリン協奏曲では、一段と演奏に凄みを増した龍(五嶋)君の力強く華麗な演奏を楽しむことが出来ました。

久しぶりに充実したコンサートに大いに満足しました。


アナログ三昧

2013年03月24日 | 音楽三昧

このところ、終日、LPレコードとともに過ごしている。

理由はふたつ。

ひとつは、プレーヤーを改造してハムノイズを退治した結果、再生する音の鮮度が向上して、より訴追力のある音楽を楽しめるようになったこと。

ふたつは、引き続き(レコードの)ストックが増え、バラエティに富んだ音楽を楽しめるようになったこと。

特に、後者は、他人のコレクションを一括購入することによって、自分の守備範囲にはない(めずらしい)音楽を手に入れたことによる。

という訳で、目下、2Fの書斎にはLPレコードがあふれている。



何でも最近は、オーディオ界もアナログブームとかで、近着の雑誌でもあれこれ特集を組んでいるから面白い。


My Favorite Analog!~弦楽四重奏曲「死と乙女」

2013年03月16日 | 音楽三昧

古今東西の名曲の中でも、ひときわ異彩を放つシューベルトの弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」。

第2楽章に、同名の歌曲の旋律が使われていることから、この四重奏曲も「死と乙女」と呼ばれる。

~病の床に伏す乙女は、「立ち去って欲しい」と死神に懇願するのだが、死神は、「お前を苦しめるために来たのではない、(永遠の)安息を与えるために来たのだ」と語りかける~

演奏は、前回ご紹介した「コレギウム・アウレウム(黄金楽団)」。
この集団は、できるかぎり作曲された当時の演奏スタイルを再現したいと、使用する楽器にもこだわりをみせる。

ちなみに、ヴァイオリンは、1741年製のガルネリと1814年製のマルコンチーニ、ヴィオラは、1690年製のグランチーノ等というからすごい。

それらが奏でる音楽は、深く憂いに満ちたもので、聴く者を捕らえて離さない。


何でもランキング~たまご料理

2013年03月05日 | 音楽三昧

いつもお世話になっている新聞(朝日)の雑学版。
今週のランキングは、たまご料理。

7割を越える同紙の読者が「たまごをよく食べる」と回答しているといいます。(回答者、1,402人)

長期にわたり価格が安定していて「家計の味方」と認知されている鶏卵ですが、どんな料理として食べているのでしょうか。

  1. 392票 オムライス
  2. 375票 たまごかけご飯
  3. 345票 だし巻き
  4. 339票 茶わん蒸し
  5. 338票 オムレツ
  6. 337票 たまご焼き
  7. 312票 目玉焼き
  8. 190票 ゆでたまご
  9. 167票 温泉たまご
 10. 149票 たまごサンド

どれもこれも思い当たる料理ばかりですが、中でも、2位の「たまごかけご飯」など、(小生ら年寄りは)郷愁にかられます。

拙宅では、ご近所で養鶏を営む方から(配達してもらって)購入しています。その養鶏場では、鶏は放し飼いにされ、飼料も自家製ですから、安全でとびきり美味しい卵です。

この方とは、ここに越して来て以来(10数年)のおつきあいです。
一方、この鶏たちがつくった鶏糞は、拙宅の菜園にも施され、美味しい野菜に変身します。


My Favorite Analog!~ハイドンの交響曲「王妃」

2013年02月27日 | 音楽三昧

何とも優美で心休まるハイドンだ。
全部で108曲もある彼の交響曲には、「時計」、「軍隊」、「驚愕」など、ニックネームを持つ曲が少なくない。中には「めんどり」とか「熊」などもある。

そんな中にあって、第85番は「王妃」と呼ばれている。

聴いてみると、確かに高貴な王妃をイメージさせる凛とした美しさだ。しかも、これを演奏しているのはコレギウム・アウレウム(黄金楽団)だ。

このドイツの合奏団は、60年代、バロックから初期のロマン派まで、作曲された時代にふさわしい演奏を目的として結成された。当初は、録音のためにだけ演奏していたが、好評を得て世界各地で演奏したという。その優美な響きは、今、聴いても新鮮だ。


石原俊著「オーディオ粋道入門」

2013年02月23日 | 音楽三昧

現役のオーディオ・音楽評論家が書いたオーディオ入門書。
「クラシックジャーナル」 3~12号連載。



単にハードウェアとしてのオーディオ論でなく、この名曲を聴くためには、少なくともこの程度の装置が必要と、その音楽の聴きどころに合わせ、具体的な機種名を上げているのでイメージし易い。

ただ、プレーヤーにせよアンプにせよ、それぞれの機種は、年ととともにどんどん変わって行くから、この本には「賞味期限」があると言えよう。

2005年10月の出版で、紹介されている機種の内、ある部分は市場から姿を消してしまっている。


ショルティ・シカゴ

2013年02月20日 | 音楽三昧

クラシック音楽の愛好家であれば、表題をご覧になっただけで、大凡、話の筋はおわかりいただけるでしょう。

ハンガリー生まれでナイトの称号を持つ(英国籍の)指揮者ゲオルク・ショルティ氏がシカゴ交響楽団を指揮して残した数々の名盤についてです。

先日、入手したコレクションに、このコンビによるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」とラヴェルやドビュシーの「管弦楽曲集」(「ボレロ」や「牧神の午後への前奏曲」など)をみつけ聴いてみましたが、いずれもその壮大で緻密な演奏に感服しました。

この頃(1960~70年代)、クラシック音楽界は、レコードを通して多くのファンを獲得していた時代で、著名なオーケストラが金も時間もかけて数多くの名録音を残しました。

アンセルメ・スイスロマンド、オーマンディ・フィラデルフィア、カラヤン・ベルリンフィル、小澤・ボストン等々、彼らが奏でた豊麗な音とともに懐かしく思い出すことができます。