田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

やり切れぬ~昨今の国会

2010年11月30日 | ドラミング

昨日朝刊(朝日)の川柳。

 ・問責の討論の調子北のアナ
 ・質問と書き「ののしる」とルビを振る
 ・予算など、さいたる討議無く決まり

と昨今の国会論議に対する国民の怒りを反映した作が並んだ。

今朝は、自民議員による質疑の迷走ぶりを嘆く投書が載っている。

"自民よ、外交・安保の本質に迫れ(千葉県・会社員)

北朝鮮軍による韓国・大延坪島への砲撃を受け、衆院予算委で集中審議が行われた。日本として、どう対応するのか、日本が砲撃された場合どう対処するのかと思い、テレビの国会中継に見入ったが、がっかりした。

自民党は、菅直人首相の対応が遅かったなどとして、重箱の隅をほじくるように難癖をつけて首相を責めていた。

非難する相手が違うだろう、と思った。大事態がすぐそはで起きても、大切なことを話し合わずに、首相をやめさせるための悪口に終始している。この期に及んでも、なお外交・安全保障の本質的な論議など望むべくもない低劣さである。

補正予算の審議でもそうであったが、自民党諸氏は国会議員としての役割を果たさずに、政権の揚げ足とりばかりが目立った・・・。もう一度原点に戻って、二大政党の一翼としての責務を考えてもらいたい。"


味噌作り

2010年11月30日 | 田舎暮らし

一昼夜吹雪が続いて、周囲はすっかり冬景色になりました。
気温も氷点下で、かなり寒いです。除雪車も出動しました。



昨日は、久しぶりに味噌作りをしました。
この春に仕込んだ味噌は、夏の猛暑の影響か、いつになく熟成が進んでとても美味しくできました。

また、振り返って考えると、その際使用した十勝産の大豆(特別栽培~減農薬・減化学肥料)が良かったのではないかと思い、今回も同じブランドのものを使用しました。

今回は、言わば寒仕込みなので、発酵がどこまで進むかよくわかりませんが、美味しい味噌になって欲しいと思っています。(味噌作りの詳細は、こちらを参照して下さい)


ヒステリック症候群

2010年11月27日 | ドラミング

昨日の「天声人語」氏曰く。
"国会は言論の府のはずだが、このところ口論の府になり下がってはいないか。そんな趣旨の投書が声欄に相次いでいる。たしかに実のある議論は少なく、ののしりの声ばかり大きい・・・

とりわけ野党の若手に目立つようだ。「ヒステリック症候群とでも称すべき態度」で「大げさな物言いや、汚い言動で罵倒」する"

昨日の参院予算委員会での世耕弘成議員の質疑も、事の内容(防衛庁次官通達問題)より、首相や防衛大臣の人格攻撃に主眼をおいているかのような印象を受けた。

気になって、他の諸氏(山本一太氏、丸川珠代氏など)の質疑も(参院審議中継動画で)視聴してみたが、これに輪をかけたひどいものであった。

一方、政府側も、的を得た論理的な答弁を行わず、もっぱら弁明に終始することから、泥仕合の様相を呈している。まるで民放の低俗番組を見ているようで、暗澹たる気分になった。

これでは、税金を払い国会議員を養っている国民はたまったものではない。国家国民のための政策論議が出来ない議員は、即刻、退場すべきと思うがどうであろうか。


お勉強~野菜作り

2010年11月26日 | 田舎暮らし

昨日、晴れて日差しもあったので、最後まで残っていた春菊を抜き取りました。これで今年の菜園の仕事はおしまいです。

田舎暮らしを始めて12年。
当初から自宅敷地内の菜園(約30坪)で野菜作りをしていますが、最近は、いろいろな問題(病気の発生や収量の減少など)に直面しています。

勿論、その年のお天気にも影響を受けるのですが、同じ畑で作り続けているので、いわゆる連作障害もあるし、土壌のバランスが狂うなど、素人農法では克服できない問題を含んでいます。

そこで、先日札幌に出た際、本屋さんで種々のノウハウ本を見比べて、「野菜づくり徹底Q&A」という本を購入して来ました。

この本は、NHK「趣味の園芸」講師でもある藤田智氏が各種野菜の栽培法、土作りや病害虫の防ぎ方等、広範囲にわたりQ&A中心に解説しているものです。

これからの冬の間に少し勉強して、来春から心新たに"さらにおいしい野菜作り"をめざして頑張りたいと思っています。


貧者の恫喝

2010年11月25日 | ドラミング

昨夜の報道ステーションで元外務審議官の田中均氏は、今回の北朝鮮による韓国延坪島への無差別砲撃を、「貧者の恫喝」と評していましたが、平易で的を得た定義だと思いました。

つまり北朝鮮は、「(俺たちには)失うものは何もない。戦争になって困るなら交渉に応じ、経済援助を行うべきだ」というシグナルを送っているのだと言う。何とも困った貧者です。

今読んでいる浅田次郎氏の労作「終わらざる夏」には、次のような記述が出て来ます。

"戦争は国家間の究極の外交手段なのだから、一方が亡びるまでの戦争などは、もはや戦争ではない。(本土決戦などは)外交手段としての度は過ぎているということだ"

突然の局地戦状態ですが、「恫喝ゴッコ」をしても解決にはならないので、自制しつつ収束を図る努力をして欲しいと思っています。


佳作~中島京子著「小さいおうち」

2010年11月24日 | 読書三昧

第143回(2010年上半期)直木賞受賞作。
昭和モダンの家庭に起こった出来事を、住み込みの女中さんの目を通して丹念に描いた佳作。

小生は昭和15年生まれ(70歳)ですが、ちょうどその時代、東京の中流家庭の生活がどのようなものであったかを知ることが出来、大変興味深く読みました。

同賞選者のお一人、浅田次郎氏は次のように評しています。
"この作品に遍満する時代の空気は、丹念な取材と精密な考証がなければ表現不可能で、それをかくもみごとになしえたのは、やはり才能というより(書くことが)好きだから、という資質に拠ると思われる。次はどんな小説を書くのだろう、という読者の正当な期待に応えられる作家はあんがい少ないものだが、氏はそのうちのひとりにちがいないと信じて強く推した"


腹8ポスター

2010年11月23日 | 田舎暮らし

拙宅の台所の壁に、「腹8」ポスターが貼ってあります。

この夏、3週間ほど同居していた孫娘(小6)が、「食事は腹8分目にね」などと言って作ってくれたものです。

その際は、暴食しているとの自覚はなかったのですが、最近、胃に不快感があり、時として胃痛もあったりで、孫娘の指摘が当たった感じになっています。

孫娘滞在中、彼女と張り合って食べたのが引き金となって、いつもより食事の量が増え、且つ、韓国グルメ旅行などもあって知らずに暴食していたのが原因のようです。

そこで、この際、「病院食」並みに減食しよと決心して実行に移してみました。

結果、何かツキが落ちたように胃がすっきりし、体調も回復して来たので、これで胃の不調から脱出できるのではと期待しています。


いよいよレッドカードか?

2010年11月21日 | ドラミング

朝刊(朝日)投書欄に載ったパロディ。

 ・菅政権のマーチ ~ 3歩進まず2歩さがる ・・・ 星野哲郎

言い得て妙と思いますが、マスコミ報道で知る最近の政府の無能ぶりには、開いた口がふさがりません。

尖閣諸島事件の対中交渉や映像流出問題、中国・ロシア外交におけるイニシアチヴの欠如、突然のTPP(Trans-Pacific Partnership)参加表明、法務大臣のナンセンス発言等々、降りかかる火の粉すら払えぬ体たらくに、国民はウンザリしています。

加えて、小沢元幹事長の国会招致拒否や企業団体献金の再開等、民主党をめぐる問題を含め、国民の政府と政治に対するやりきれぬ思いは鬱積しています。これは最近の内閣支持率(20%台)にも現れています。

一方、不況の長期化に伴う庶民の生活や事業経営の困難さは、一層深刻化しています。学生の就職率の低下も大きな問題です。

これらを劇的に改善する妙薬はないかも知れませんが、せめて首相をはじめ閣僚や政党首脳がしゃんとして、局面打開の先頭に立っているのだという姿勢を見せて欲しいと思います。


村山由佳著「アダルト・エデュケーション」

2010年11月20日 | 読書三昧

先に発表した「ダブル・ファンタジー」で、それまでの清純な作風を一変させた村山さんのアダルトもの第2弾。

混沌とする現代を生きる若い女性の持つ焦燥感と性愛への憧れを率直に綴った12話。09年7月から1年間、幻冬舎のファッション誌「GINGER」に連載されました。

今回は、彼女の今の作風を確認する意味で、確信犯的に借りて来ましたが、テーマの設定(獣姦もどきや3Pまで登場する)や露骨な性愛描写ともにやりきれなぬ思いで読みました。

小生には、やはり直木賞を受賞した「星々の舟」やオイコー(おいしいコーヒーのいれ方)シリーズに代表される人間や青春を、まっとうに見つめる作風が、彼女にはふさわしいのではないかと思いました。

ただ彼女は、そうした作風と生き方に飽き足らず脱皮したとしているので、あれこれ言われても困ると思いますが、現状のアダルト路線だけでは早晩行き詰るのではと思います。


絶品の本ます鍋

2010年11月19日 | 田舎暮らし

昨日、いつものスーパーへ買出しに行ったら、オホーツク(枝幸町)で獲れた「本ます」が出ていたので、早速買い求めました。(35cm・500g・498円)

この魚は、早春にだけ出回るものと思っていましたが、美味しいものなら時期を問わず大歓迎。

早速、鍋にしていただきましたが、そのコクのあるまろやなか美味しさは絶品でした。


住宅のグッドデザイン賞

2010年11月18日 | ギャラリー

今朝の新聞に、本年度のグッドデザイン賞を受賞した(1,110点の中からいくつかの)商品の広告が掲載されていました。

面白いと思ったのは、集合住宅や戸建て住宅なども審査の対象になっていることで、こうしたデザイン的に優れた建物が増えれば、街の景観もずっと良くなるのではと思いました。

ちなみに、今年、サステナブル賞を受賞した集合住宅の外観はこんな具合になっているそうです。

また、戸建て住宅では、東日本ハウスの「3LCC ゼロCO2住宅」が受賞しています。

そのテーマは、"次世代の環境配慮型住宅には環境技術だけでなく、住まいと、住まい方を統合した空間デザインの提示が必要です。そうした考えのもと、ゼロCo2を目標としながら、3つのLCC(ライフサイクル-C)、「カーボン」=省Co2、「コスト」=光熱費・メンテ費用削減、「コンフォータブル」=快適性の持続を統合した住宅"だそうです。

この写真を見て、省エネ住宅というのは、やはり窓が小さいのだなと思いました。拙宅は、北国の極寒地にありながら、数えてみたら16ヶも窓がついています。一応、二重硝子になっていますが、これでは熱効率が悪く暖房費がかかって仕方ありません。写真はJIDPOのHPから借用しました。


浅田次郎著「マンチュリアン・リポート」

2010年11月17日 | 読書三昧

1928年(昭和3年)6月4日未明、張作霖将軍を乗せた特別列車は、奉天(瀋陽)郊外を走行中爆破され、将軍は爆死した。

当初、政府は、これを「満洲某重大事件」として関東軍の関与を認めていたが、(田中義一首相は)軍の圧力で、次第にあいまいな言辞を労したため、天皇の不興をかい総辞職に追い込まれた。

天皇は自ら、別件で服役中の陸軍将校に命じ、「真相」の究明に当たらせるのだが・・・

浅田次郎氏の現在の到達点を示すかのように、奇抜な構成と物語性で重いテーマを活写している。

物語の最後に、目下、NHK総合で放映中の「蒼穹の昴」の主人公、宦官の「李春雲」を登場させ、かって隆盛を誇った西太后と紫禁城を回顧させるというおまけまで付いている。


雪かきしました

2010年11月16日 | 田舎暮らし

昨日は、終日吹雪模様のお天気でした。
風が冷たく、本格的な冬の訪れを実感させられました。

夕方、散歩に出る前に、ベランダの雪かきをしました。
積雪は5cmほど。今シーズン初の雪かきでした。

これから来年3月中旬までの長い長い雪かき人生です。

大分穏やかになりましたが、今朝もまだ雪が降り続いています。
気温は、-2℃ほど。さすが寒いです。

鳥たちは、まだ自分で餌が取れるのか、餌場には来ていません。


4,088日の闘い~山崎直子著「夢をつなぐ」

2010年11月15日 | 読書三昧

何と知的で魅力的な女性でしょうか。
宇宙飛行士の山崎直子さんです。

宇宙飛行士候補になって9年9ヶ月。
数々の厳しい訓練を乗り越え、山崎さんは、本年4月5日、スペースシャトルで宇宙に旅立ちました。

ロボットアームを操作して、巨大な多目的補給モジュール「レオナルド」をスペースシャトルに運んで取り付け、大量の物品の搬入をやり遂げました。子供たちへの授業や種々の楽しい実験(例えば、無重力下ではシャボン玉にも色がつくなど)も行いました。

そして、無事地球に帰還した彼女は、次のように語っています。

"私たちクルーは(飛び立つ前)全員「遺書」を書いた。
勿論、NASAの技術力、スタッフの力量、そして何よりも私たちの舟であるディスカバリー号に、私は全幅の信頼を置いていた。それでも宇宙へ行くことは、必ず危険がついて回る・・・

宇宙から帰ってきてしみじみ思ったことは、夫と娘が自分のすぐそばにいるという平穏な生活が、なんて貴重なのだろうということだ"

山崎直子さんの4,088日にわたる闘いが克明に綴られています。
ご一読をお勧めします。


やっと止まった雨漏り

2010年11月14日 | 田舎暮らし

このところの秋雨で、寝室に少量の雨漏りがあったのですが、屋根上のシーリングのやり直しと、天窓のパッキングの交換でようやく止めることができました。

屋根上のシーリングは、施工されていたゴム系の材料をすべてそぎ落とし、屋外向けの強力セメダイン系の材料でがっちり固めました。加えて、それを覆うように、従来のゴム系材料でも施工しましたので、向う数年は問題ないと思われます。

また、天窓自体のパッキンも相当劣化していたので、メーカー(ベルックス)から材料を取り寄せ交換しました。

当初、屋根屋さんを呼ばないとダメかと思いましたが、上記のように、自前の工事で何とか修理ができました。メデタシ!