昨年の本屋大賞受賞作。
15年の歳月をかけ、一冊の新しい国語辞書を世に出すまでの編集者の苦闘を描いた話題作です。
物語~玄武書房に勤める馬締(まじめ)光也は、営業部では変人として持て余されていたが、他人とは違う視点で言葉を捉えて、辞書編集部に迎えられる。以来15年、彼らの編んだ「大渡海」は人々を乗せ、言葉という大海原に船出する・・・
辞書を編纂する人々の日常に焦点を当て、その地道な努力と達成感を面白い物語に仕立てた作者の力量はたいしたものだと感心しながら読みました。ご一読をお勧めします。
昨年の本屋大賞受賞作。
15年の歳月をかけ、一冊の新しい国語辞書を世に出すまでの編集者の苦闘を描いた話題作です。
物語~玄武書房に勤める馬締(まじめ)光也は、営業部では変人として持て余されていたが、他人とは違う視点で言葉を捉えて、辞書編集部に迎えられる。以来15年、彼らの編んだ「大渡海」は人々を乗せ、言葉という大海原に船出する・・・
辞書を編纂する人々の日常に焦点を当て、その地道な努力と達成感を面白い物語に仕立てた作者の力量はたいしたものだと感心しながら読みました。ご一読をお勧めします。
過日の新聞(朝日)雑学版に掲題のアンケート結果が掲載され、興味深く読んだ。
同紙の読者2,957人からの回答をまとめたものだが、4割強の人々が「つけている」と回答しているのには驚いた。
たぶん、回答者は、この設問にある程度積極的な人々と考えられるから、話半分として、実際は、2割程度か。
また、「YES」と回答した人の6割が、10年以上続けているという。それは、習慣化し長続きするものらしい。
回答者の一人は、そのコツとして、
①たくさん書かない
②数日分をまとめてもOK
③書かない日があっても気にしない
が大切という。
また、「日記をつける」という本を書いた詩作家の荒川洋次氏は、大学ノートに1日3行程度、「寝る前に、1日を時間通りに思い浮かべ、ちょこっとつける」そうだ。
ニュアンスは異なるが、小生もブログを始めて「毎日書く」ことの面白さを知った。
朝食後の30分くらいが執筆時間なのだが、これを済まさないと1日が始まらない感じがする。
勿論、時事ネタなどは調査も必要なので、場合によっては半日がかりという日もあるが、あまり苦にならず続けている。
また、公開するブログに暗い話はふさわしくないので、日常の何気ない出来事も、なるべく「前向き」にとらえて書くようにしている。
そうすることで、自身の生活態度も前向きになる効用もある。
正月に読み終えた第2巻の続編で、2段組み633頁の大冊。「すばる」2004年8月号~2007年5月号連載。
昨秋以来、都合3巻1,800余頁を読了したことになるのだが、日朝の血を受け継ぐ「重夫」少年の闘いはまだ終わらない。つまり、著者は、この小説を7年にわたり書き続けたが、他界により完成に至らなかったのだ。
ただ、本書は、巨大な隣国の近代化の実相と苦難の歴史を知る上で貴重な記録となっており、また、その壮大な物語は、読む者に深い感動を与えずにはおかない。
特に、この第3巻では、北伐によって成立した武漢革命政権が、蒋介石の裏切りにより瓦解し、政権の中枢にあった国民党「左」派や共産党が武力弾圧された困難な時代を詳述している。
中国との友好関係がとかく問題になっている時だけに、隣国の近代史を理解する上でも有用な著作だと思った。
この冬もまた、スキーの事故で亡くなる方がでた。
NHKが伝えるところによると、昨日午後、地元花園スキー場の管理区域外で、外国人のスキー客が倒れ、死亡していたという。
また、本日未明、ニセコ町のニセコビレッジスキー場の林の中で、地元の男性が倒れているのが発見され、間もなく死亡が確認されたという。
本シーズンは事故のニュースを聞かないな、と思っていた矢先の出来事で驚いている。これらの事故が、スキー場が管理する区域外(オフピステ)で発生していることに注意したい。
このところの好天で、雪かきから開放されていたのですが、またまた低気圧と寒気の襲来で、お雪さまが大挙してお越しになりました。
今朝目覚めてベランダを見ると、多いところは40cmほどの雪が堆積しています。
いやはや、朝早くからお雪さんのご接待とはついていないと、ブツブツ言いながら除雪・排雪にかかりましたが、1時間ほどすると、もうヘトヘトに疲れて、一部を残したまま朝食にしました。
その後、雲の切れ間から青空が覗いたりしているので、これ以上はもう来ないで、と祈りながら一休みしているところです。
ただ、母屋の西側では、屋根からずり落ちた雪塊がモアイの巨像のように屹立したままになっていますので、いずれ、これも片付けなければならず、一休みしたのもつかの間、お雪さんの接待に明け暮れそうです。
今朝の新聞(朝日)を見て驚いた。
「泊原発に活断層の可能性」との大きな記事が載った。地方版だけでなく全国版(3頁)にも掲載されているから、それなりの影響があると判断したようだ。
このF-1断層は全長360mと長くはないが、①敷地内にあり、1号炉から25mしか離れていないこと②泊原発沖合い10kmに位置する60~70kmの長大な活断層と連動する可能性がある、等が指摘されている点で注目される。
22日、屋根に上って雪下ろしをしていた時のこと。
厚さ最大1.2m・10m2ほどの雪の塊を、周囲に溝を切って滑り落とそうとしていた際、雪の塊とともに(屋根から)落下した。
と言っても命綱をしていたから、地(雪)上までは落ちず、庇からぶら下がるかたちになった。これじゃまるで蓑虫だ。
幸い、10cmほど下にベランダの手すりが走っていたので、腰のベルトを胸元までずり上げて、ようやく手すりに足をつけることができた。
しかし、その後が大変だった。
つまり、ベルトのフックは命綱が巻き付いていて外すことができない。万歳をした姿のまま抜け出せないのだ。
数度にわたり身悶えするなどして脱出を試みたが、どうしても抜け出せない。家内は、家屋の反対側で雪かきに夢中で、この事態に気付いていない。さて、どうしたものか?
結局、虫が脱皮するように、防寒衣を徐々に裏返しながら脱いで行き、最後は、エイヤッと右腕を引き抜いた。一瞬、肩が外れたかと思ったが無事だった。
これで何とか生還できたわけだが、雪下ろし中の事故のニュースを聞くにつけ、さもありなんと思った。
あれほどの大雪がウソのように、昨日、今日と当地は快晴のスキー日和でした。
昨日は、屋根の雪下ろしなどしたので、ゲレンデに出ることはできませんでしたが、今日は、朝から久しぶりのスキーを楽しみました。
お正月休みよりはお客様は減りましたが、それでも外国人を中心に、どのリフトも行列ができるほどの賑わいでした。
雪が降らず、圧雪された硬い盤面をかなりのスピードで滑り、その快感を楽しみました。
横綱大鵬関が亡くなった。72歳。
昭和15年(1940年)生まれと聞いて驚いた。小生も同年である。
偉大な横綱が同年生まれだったことは誇りに思うが、一方、同年人の他界に感慨を覚える。
また、彼は、ウクライナ人を父に持つ樺太からの引揚者で、北海道弟子屈町で育ったという。終戦時は5歳だったはずだから、北国での暮らしや、力士として頭角を現すまでの間、ずい分苦労されたのではないか。
ちなみに、昭和15年生まれの著名人には次の方々がおられる。
・鳥越俊太郎氏 (ジャーナリスト)
・小林研一郎氏 (指揮者)
・王貞治氏 (プロ野球選手・監督)
・立花隆氏 (ジャーナリスト、評論家)
・張本勲氏 (プロ野球選手)
・浅丘ルリ子氏 (女優)
・金井清一氏 (プロゴルファー)
・麻生太郎氏 (政治家・現副総理)
・篠山紀信氏 (写真家)
昨日の続きですが、これも最近入手したレコードです。
神童キーシンが第8回チャイコフスキー国際コンクールのオープニングコンサートに登場して世間を驚かせたのは1986年、彼が15歳の時でした。
このレコードは、その前年、モスクワで開催されたリサイタルのライブ録音で、ショパンの「マズルカ集」や、シューマンの「献呈」などが収められています。
現在の彼は、働き盛りの40代。
その凄みのある演奏で聴衆を魅了し続けていますが、このように、ジャケットを通して少年時代のキーシンに接することがきるのは、とても興味深いことです。
最近、古いLPの録音に凝っているのだが、ジャケットの持つ魅力にも強くひかれている。
これは、LPやCDをデジタルファイル化してサーバーに格納し、ジュークボックスのように聴こうとしていることと矛盾するのだが、パッケージメディアとしての「元祖」レコードジャケットの持つ意味は極めて大きいと思う。
これは、旧ソ連の指揮者キリル・コンドラシンが、オランダのコンセルトヘボウを指揮して1979年に録音したリムスキー・コルサコフの「シェーラザード」なのだが、何とも魅力的なジャケットだ。
当時、レコード店でこれを手に取った人々は、収録された音楽はともかく、このデザインに魅了され、少なからず(大枚2,500円を払って)買い求めたに相違ない。
勿論、ジャケットの持つ魅力は、表のデザインだけでなく裏面に記された曲や演奏者の解説にもある。特に、クラシック音楽の場合、その曲の生まれた経緯や、作曲者とその時代背景などについて、より深く知ることがとても大事だ。
やはり、ミュージックボックスではなく、ジャケット片手にレコードをクルクル回しながら夢見る世界に遊ぶべきでは、と思うのだが。
昨日午後から、また雪が激しく降り出しました。
お陰で、お雪さんのご接待が復活しました。
昨日は、概ね、40cmほど。
今朝は、すでに30cmほど積もった雪の片付けに追われました。
今も、まだ激しく降っていますから、この分だと、今日は、朝昼晩のご接待になりそうです。
対象は、ベランダとガレージの屋根、合わせて40m2に降り積もった雪ですが、例えば、1日を通して50cm積もったとすると、雪の総量は、概ね、20m3にもなりますから、ご接待も楽ではありません。
こんな雪の日は、家にこもって読書三昧と行きたいところですが、1日3回の除雪となると、2時間近くはかかるので、安穏としているわけにも行きません。
明日には雪も止んで、少しは気温も上昇するとの予報が出ていますので、それを信じて、今日1日、ご接待に精出したいと思っています。
今日は、18年前、阪神淡路大震災が発生した日で、各地で犠牲者を追悼する催しがおこなわれたようです。
当地はこのところ雪の毎日でしたが、朝、日差しが出て青空ものぞいたのでゲレンデに向かいました。写真は、花園スキーセンター、外国人のお客様でにぎわっています。
しかし、気温が低く(-16℃)寒いのと、すぐ激しい雪が降り出したので、十分楽しめないまま帰宅しました。せっかくのスキーでしたが残念でした。
昨夜、 FIS女子ワールドカップ個人第8戦(ドイツ、ヒンターツァルテン)をテレビで見た。結果は、高梨沙羅選手が1回目の3位から逆転して優勝した。今期、8戦して4勝というからすごい。
高梨選手は、北海道上川町出身の16歳。
父も兄もジャンプの選手という恵まれた家庭に育ったが、本格的に競技に取り組みはじめたのは、テレビで山田いずみ選手や渡瀬あゆみ選手の飛ぶ姿を見てからという。
昨日のテレビの映像で見るかぎり、彼女の踏み切りの強さは抜群だ。
また、するどい飛び出しとまっすぐ伸びた前傾姿勢は、長野オリンピックで優勝した舟木選手の流麗な姿を思わせる。
日本の女子力のすごさは、「なでしこジャパン」で証明済みだが、今年も各方面で活躍してくれるに相違ない。写真は、NHKテレビから作成しました。
冬の味覚と言えば「カキ」だが、大震災以来、スーパーの売り場から「三陸もの」が姿を消してしまったのは仕方ないにしても、道内産の「噴火湾もの」、「厚岸もの」や「サロマ湖もの」なども見かけなくなったのは何故だろうか。
という訳で、今、件のスーパーで購入できるのは、岡山県産の「播磨もの」だけなのだが、幸いなことに、これがマイルドでなかなか良い。つまり、カキ独特の臭みがそう強くないのだ。
ところで、先日の新聞(朝日)雑学版に、カキの美味しい食べ方という特集が載った。
要約すると、カキは、1日240リットルもの海水を濾過しつつ、その中から植物プランクトンなどの栄養素を凝縮して成長するという。その際、大腸菌などの細菌類も濃縮、蓄積するから、火を通して食べる方が安全だ。
特に、今年はノロウイルスによる食中毒が流行しているので注意したい。加熱は、85℃・1分以上必要なのだが、中心部をこの温度まで上げるには、180℃の油で3分以上かかるというから悩ましい。
つまり、ここまで熱するとジューシーさが失われてしまうので、美味しさとどう両立させるか難しいところ。しかし、免疫力の高くない小生ら年寄り(子供)は、「カキ鍋」など、十分加熱して食べるということであろう。