朝からまぶしい日差しが降りそそいでいます。
日差しは春そのものですが、周囲は積雪1mの銀世界。気温は、-4℃と、春にはほど遠い状況です。
民主党は、27日、衆参両院でそれぞれ議員集会を開いて、小沢党首の政治資金疑惑に関する釈明を聞き、これを了承しました。
この報道に接し、民主党もこれで終わりだなとの印象を持ちました。
同氏は釈明演説で「すべてを政権交代にかける」としましたが、これは、つまり、政権交代が実現した暁には、彼に(首相として)国の舵取りをまかせるということですが、果たして、国民はこれを受け入れるでしょうか。答えは「否」です。
単に選挙上手だからという理由で、金銭疑惑の渦中に居る党首に物も言えず、自ら自浄作用を発揮しえない政党に、どうして国民は政権を託すでしょうか。
これで民主党は、政権交代どころか、次の選挙で大きく後退することになるでしょう。小沢氏は、今回もまた、「壊し屋」にふさわしい役割を演じたと言えるでしょう。
今朝の新聞(朝日)に載った投書は、今の民主党に対する国民の気分を代表しているように思いましたので、以下、ご紹介します。
代表居座りで政権遠ざかる(無職67歳、世田谷区)
民主党の小沢代表の代表続投の会見を聞き、民主党支持者として全く失望した。
第一に小沢氏は、政治献金疑惑に対して国民に説明責任を果たしていないこと、第二になぜ代表の座にとどまるのか理解に苦しむ。
そもそも小沢氏は、どうして長年にわたり、このような多額な政治献金を集める必要があったのか、また、その金がどのように使われたのか国民に説明する義務がある。
一企業が何の目的もなく政治家に多額な寄付をするということは常識では考えられない。小沢氏はすべて秘書に任せていたと言うが、本人も事実を承知した上で秘書に委任したのだろう。たとえ小沢氏個人に刑事責任が及ばないにしても公設第1秘書が起訴された事実は重く、民主党全体のイメージダウンになり、そのダメージは多大だ。
小沢氏は「政権交代のために頑張りたい」と言うが、代表の座に居座り続ければ続けるほど政権は遠ざかる。多くの国民が、代表を辞任すべきだと考えているからだ。小沢氏の考えは民意を無視した独断である。
民主党執行部の中の小沢氏擁護の動きも理解できない。政党の自浄能力なければ、自民党と同類と見なし、国民はますます政治から離れてゆく。民主党は、政党としての存亡の危機状態にあると認識すべきだ。