田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

イナバウアー

2007年07月31日 | 田舎暮らし

7月31日

横浜から孫娘(小学3年生)がやって来ました。
今回も、航空会社のキッズサービスを利用して一人で空港まできました。
運悪く、空港からのJRに遅れが出て、1時間の延着でしたが、疲れも見せず
元気な姿をみせてくれました。

拙宅に着くと早速、周囲の林に入っていき、セミ殻などをさがしていましたが、
ベランダのすぐ前の白樺で、夏ゼミの脱皮が始まっているとのこと。

そして1時間もすると、いよいよ殻から抜け出すべく、身を乗り出して来ました。
孫娘はそれを見て、まるでイナバウアーのようだとご機嫌でした。

この後、殻を抜け出した夏ゼミは、羽の乾くのを待つように止まっていましたが、
日没となってしまい、羽が透き通った成虫になるところまでは、確認できません
でした。

それにしても、命の誕生のドラマは、いつ見てもドキドキさせられます。

追補
脱皮が終わった夏ゼミは、こんな姿をしています。


雨が!

2007年07月28日 | 田舎暮らし

7月28日

雨が! 待望の雨が降りました。
昨夜半から未明にかけて、5~60mmのまとまった雨が降りました。
ザアザア、バリバリと屋根を激しく打つ雨音をベットの中で、「これで農作物も、
山野の植物も一安心」と思いながら聞いていました。

そして、朝食が終わる午前7時頃には、もう日が差してきたので、気になって
いた堆肥の切り替えし(積み替え)をしました。

この堆肥は、別荘地の管理事務所が、排水路などに堆積した落ち葉を
片付ける際に、小型トラック1台分を菜園の片隅に置いてもらったもので、
自然発酵させて堆肥にするのですが、この間の日照りで乾燥し、切り替えしが
出来ずにいたのです。

堆肥は、昨夜の雨でかなり水分を含み、また、切り替えしで空気を取り込んだ
ので、一層発酵が進むでしょう。大小、たくさんのミミズが生息しているのも
確認できました。これで、秋までには良い堆肥に仕上がるでしょう。


52歳男性の孤独死

2007年07月27日 | ボランティア

7月27日

先日、北九州市で、生活保護を打ち切られた52歳の男性が、「おにぎりを食べたい」
と日記に書き残して孤独死しているのが発見されたとのショッキングな報道がありました。

この男性は、タクシー運転手だったそうですが、糖尿病と肝障害で働くことができない
ため収入がなく、電気、水道、ガスなどのライフラインを止められた上に、昨年12月
から支給されていた生活保護を4月で打ち切られたため死に至ったとされています。

同市が行った生活保護の打ち切りは、4月初旬、この男性から提出された「辞退届」
にもとづくものとされていますが、これは、支給開始以来、毎月実施された就労促進
指導の結果とのこと。

生活保護法によれば、行政は、単に就労の意思を確認するにとどまらず、、実収入
の有無も確認した上で、保護費の支給を停止することになっているので、これは、
明らかに法律違反との指摘もあるようです。

こんな現実が(他にもさまざまなかたちで)存在することに驚きを禁じえませんが、
これが安倍首相の標榜する「美しい国」なのでしょうか。とても納得のいく話ではあり
ません。

それにしても、この男性の周囲の人々、つまり、隣近所や町内会、元の職場の同僚や
身寄りなどが、このような結果になる前に、どうして救援の手を差し伸べることを
しなかったのか、残念でなりません。それだけ、現在の都会の人々の絆は気薄に
なっているということなのでしょうか。何とも痛ましい事件です。 


もう紅葉ですか?

2007年07月26日 | 田舎暮らし

7月26日

こんにちは。お元気ですか。
すっかりご無沙汰してしまいました。

お隣のナナカマドの葉が、ご覧のように紅葉しています。

これだけ見ると、すっかり秋の紅葉かと見間違うほどですが、このところの晴天
続きで乾燥がひどく、一部だけですが、このように紅葉しています。

このような現象は、森のあちこちで見受けられ、雪が多く、例年なら水不足など
考えられない当地で、この夏の異常な乾燥を象徴しています。

ここニセコでは、6月以来、この2ヶ月ほどの間に、雨の降った日は数日しかなく、
どこもかしこも乾燥しきっていて、野山の植物も、田畑の農作物も乾燥で干上がって
います。近くのゴルフ場の芝も、スプリンクラーが設置してあるフェアウエイを除いて、
黄色く立ち枯れています。

拙宅の庭のジキタリスも、今年は水分不足で、大きくなれないまま花を付けました。

そのためか、色合いも少し濃い目で、自己主張が強すぎるようです。
早く一雨来て、彼らに息継ぎさせてやって欲しいと思っています。


連携プレイ

2007年07月13日 | ボランティア

7月13日

昨夜は雨で、とても寒かったですよ。
入浴後は、湯冷めが心配で、パジャマの上にセーターをはおり、厚手の
ジャージに靴下を履くという念の入りようで、テレビの参院選特集を見て
いました。

昨日午前中、中近東のドバイでお仕事中のTさんとおしゃる方から
「12年前にバックリング手術を受けたが、その際、縫合したシリコンが
飛び出している。帰国予定は1年後だが、このまま放置しても大丈夫か」
とのお問い合わせがありました。

小生も現役時代、中近東で仕事をしていたので、現地の医療事情を考え
ると、Tさんのご心配がよくわかり、的確なお答えをして安心していただき
たかったのですが、残念ながら小生には知識がなく、お答えに窮した
次第です。

そこで、網膜剥離友の会の世話人で、長く眼科の看護士をなさっていた
Yさんにお答えいただくべく、Tさんのご相談内容を転送したところ、その日
の内に、「心配ない」旨のお答えを送信していただきました。

Tさんからは、折り返し、「これで安心して仕事ができる」とのお礼のメールが
ありましたが、このようなworldwideなご質問にお答えできるのも、この会の
よい連携プレイがあってこそと自画自賛した次第です。

網膜剥離に関するご相談は、いつでもどこからでもお寄せください。
質問票は、こちらにあります。 


またできました。

2007年07月10日 | 田舎暮らし

7月10日

ニセコは今日も晴天です。
強烈な日差しが照りつけています。先日のおしめりも長くは効果がなく、
このところ、毎日、菜園の野菜に水遣りをしています。

先日PCを自作した際、余った部品が何点かあり、しばらく眺めていた
のですが、そのままにしておくのも能がないので、さらに何点か部品を
買い足して、新しいPCを作りました。

今度は、前回のようなデラックス版でなく、予算重視の実用機としましたが、
それでも、Windows Visata がサクサク動きます。

 ・CPU : Intel Pentium 4 641 3.2GHz LGA755 ORG FanCooler
 ・MB : ASUS P5LD2-V Intel 945G Graphic on board 224MB Max
 ・RAM : I/O DATA DX533-512MB*2=1,024MB PC2-4200
 ・HDD : Hitachi Deskstar 7K160 160GB SATA 7,200rpm
 ・DRV : I/O DATA DVR-H42LE +-R/+-R2層/+- RW/RAM/CDR/RW
 ・PWR : SCYTHE CORE POWER 400W ATX12V Ver.2.2
 ・CSE : Owltech OWL-611-Silent/12cmSilentFan*2
 ・OS : Windows XP Professional

また、部品の何点かは良質の中古品としましたので、部品代は約5万円で
済みました。

ただ、作ってはみたものの使用する予定はなく、どうしたものかと、目下、
思案中です。


ジキタリスが咲き始めました。

2007年07月08日 | 田舎暮らし

7月8日

今日もニセコは、朝から良いお天気です。
九州の大雨で被害が出ているようです。お見舞い申し上げます。

今朝は、大粒のイチゴがたくさん収穫できました。早速朝食のデザートにいただきましたが、
新鮮でとても美味しかったですよ。

敷地内のジキタリスが今年も花を付け始めました。

”「ジキタリス」は、ラテン語で「指」をあらわす言葉で、「キツネノテブクロ」の
学名なのだそうです。北海道では比較的ポピュラーな野草です。”

と昨年8月9日の記事でご紹介していますが、今年は、やはり季節の移り変わりが
1ヶ月近くはやくなっているようです。

このジキタリス、昨年よりは株が増えているようですから、これから本格的に
たくさん咲くでしょう。楽しみです。

 


納戸の中の力持ち?

2007年07月07日 | 音楽三昧

7月7日

先ほど、NHKラジオを聴いていたら、今日は7年7月7日と7が三つ続く(ラッキーな)
七夕だとか。せめて今夜は、お二人の年一度の逢瀬が成就できるよう祈りたいと
思います。また、九州地方の大雨による被害が大きくならないといいですね。

拙宅のステレオ(特に、スピーカ)はこんな格好をしていますと、ご紹介したことが
あります。つまり、チャンネル毎に、低中高3ヶのユニットを使用したマルチチャンネル
になっています。

低音のつウーファーは、40cm径で概ね30Hzから630Hzを受け持ちます。
次の中音域は、庭石のような重たいドライバーと変な格好をした木製フォーンとから
なるスコーカーで、630Hzから9KHzまでを担当します。

高音域は、一番上に乗っている真鍮のきれいなフォーンを持つトゥーターで、
9KHzから20KHzまでを再生するようになっています。

そして、これらのユニットは、それぞれ独立したアンプで駆動されています。
つまり、左右それぞれ3台、計6台のアンプを使用しているわけですが、いったい
どんな形になっているのか? そこで、その舞台裏をご覧にいれようと思います。

これが、スピーカーの奥の納戸に収容されたアンプです。
向かって右側に積み上げた分が右側のスピーカーに、左側のそれが左側のスピーカーに
接続されています。

最下段のアンプはステレオ構成ですので、それぞれ2台のアンプが収容されており、
中音と高音を受け持っています。中段の白いフェースのアンプが低音用ですが、これは
かなりパワーが必要なので左右独立したモノラル構成のアンプを使用しています。

最上段に乗っているのは、右が音場調整用のイコライザー、左がひとつの信号を
低中高の三つの音域に分割するチャンネルデバイダーです。どちらもデジタルで
動作しています。

とマァこんな具合に複雑怪奇な構成になっています。
日ごろこの楽屋裏は見えないわけですが、こんなたくさんの機械がそれぞれ与えられた
領分で頑張っているというわけです。さしづめ、納戸の中(縁の下)の力持ちといった
存在でしょうか。


ジャガイモの花

2007年07月06日 | 田舎暮らし

7月6日

昨夜は、久しぶりにまとまった雨が降り、これで農作物も一安心。
菜園の野菜も一息ついたようです。

菜園では、今、ジャガイモの花が満開ですが、このジャガイモの花、昔の
ヨーロッパでは、観賞用として珍重されていたそうです。貴族が集う夜会などで
ご婦人の胸を飾っていたというから驚きです。

というわけで、ジャガイモの花を写してみました。

いかがでしょう。古きよき時代の夜会の雰囲気、イメージしていただけましたか?

 ・馬鈴薯の花咲く頃となれりけり 君もこの花を好きたまふらむ
 ・かの時に言ひそびれたる 大切の言葉は今も胸にのこれど
      橘智恵子を詠みて        石川啄木

写真は、キタアカリという品種で、道内で広く栽培されています。少し黄色で、
ホクホク感があり、また、程よい甘みもあってとてもおいしいのですが、煮崩れ
しやすいのが欠点です。

ついでに、絹サヤの花と、キュウリのつるなどもご覧にいれます。

おまけに、番外編を。野菜の花に負けていませんよね?


優しい時間?

2007年07月05日 | ギャラリー

7月5日

当地(北海道ニセコ)は、このところの日照り続きで、作物の生育にも影響が
出ています。拙宅の菜園でも、いつもならとうに収穫期を迎えているイチゴや
絹サヤなどの出来が悪く、また、鞘インゲンや黒豆などの生育も遅れています。

1日、美術館友の会の例会で、上富良野と岩見沢にある美術館を訪問しました。
総勢44名のバスツアーでしたが、美術愛好者の集まりということもあり、観光ツアー
にありがちな酒盛りとカラオケもなく、知的な雰囲気の好感のもてるツアーでした。

しかし、なぜか富良野プリンスホテルのお土産屋さんでの買い物がセットされ
ていたのですが、隣接地に「森の時計(カフェ)」があるというので、早速行って
みました。

写りはあまりよくないのですが、この喫茶店、ご記憶にありませんか?
そうです。2005年にフジテレビで放映されたドラマ「優しい時間」の舞台となった
喫茶店です。ただ、ドラマでは、季節は晩秋から冬にかけてでしたので、
少し雰囲気が違うかもしれません。

物語は、息子が運転する車の事故で愛妻を亡くした中年の猛烈社員の主人公が、
富良野のうっそうとした森の中に喫茶店を開き、断絶した息子との絆を周囲の
人々のやさしさと励ましで取り戻していくというものでした。

20年余にわたり放映された「北の国から」の終結が発表された後だけに、同じ
作者(倉本聡)の(同じ富良野を舞台にした)ドラマということもあり注目を集め
ました。また、脚本も映像の質もよく、全11回とも13%を超える視聴率を確保する
大ヒットでしたので、ご覧になった方も多いと思います。

これは、その喫茶店の内部の様子ですが、ドラマでは、カウンターに腰を下ろした
客には、コーヒーミルを手渡して、自ら豆をひかせるのがとても新鮮に写りましたし、
店内もかなり広い印象でした。

しかし、当日は日曜日の昼下がりということもあり、入店に20分ほど待たされ、
店内はお客であふれかえっていて狭く、ドラマの中のあの「優しい時間」の流れる
喫茶店はどこに行ってしまったのかと、しばし呆然とする始末でした。

これから、ラベンダーに彩られる盛夏に入り、この喫茶店にも「優しい時間」ならぬ
「喧騒の時間」が過ぎ行くことでしょう。