昨秋の中国旅行で、中国語習得の必要性を痛感しました。
以来、NHKラジオの中国語講座「まいにち中国語」と同「テレビで中国語」を視聴しながら勉強しています。
ただ、熟年世代の小生らにとって、語学の習得は至難の業で、一向に増えないボキャブラリーにイライラしながらの毎日です。それでも、半年を過ぎる頃から、何となくフィーリングが合って来て、マァ投げ出しもせず続けています。
今週のテーマは、「小さな失敗」です。
冒頭は、サイフがなくなったと驚くシーンですが、こんな具合です。
・糟了、我的銭包不見了。(Zao le, wo de qianbao bujian le)
・真的? 別開玩笑。(Zhen de ? Bie kai wanxiao)
意味は「大変だ、サイフがない」、「ほんと?冗談言わないで」です。
「不見了」に関連する表現にはこんなものもあります。
・我的電脳中毒、文件不見了。(Wo de diannao zhongdu, wenjian bujian le)~「わたしのパソコンがウイルスに感染して、ファイルがなくなった」
中国語は、文章が漢字なので、凡その意味はわかります。これは中国語を勉強する上で利点ですが、発音はまったく異なるので、会話を覚える際、かえって問題となります。
例えば、「北京」はペキンでなく「ベイジン」で、「中国」はチュウゴクでなく「チョングォ」です。
このように日本語と同じ語彙なのに、発音が異なるのは困りもので、なまじっか漢字を知っているだけに、発音の習得が難しいと言えます。
また、発音は独特のイントネーション(四つの声調)を伴い、それを守らないと意味が通じません。日常会話に限ってみても、すべての語彙(の声調)を覚えるのは、マァ無理でしょうね。この記事では、発音のローマ字表記に、声調記号を付与するのが難しいため省略してあります。
一方、漢字による表現も、中国語では「簡体字」が用いられることから、漢字本来の意味が失われているものも多く、これも中国語をより難しくしています。
どこまで行けるかわかりませんが、年単位で勉強するつもりで頑張りたいと思っています。