田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

まいにち中国語

2009年07月31日 | 田舎暮らし

昨秋の中国旅行で、中国語習得の必要性を痛感しました。
以来、NHKラジオの中国語講座「まいにち中国語」と同「テレビで中国語」を視聴しながら勉強しています。

ただ、熟年世代の小生らにとって、語学の習得は至難の業で、一向に増えないボキャブラリーにイライラしながらの毎日です。それでも、半年を過ぎる頃から、何となくフィーリングが合って来て、マァ投げ出しもせず続けています。

今週のテーマは、「小さな失敗」です。
冒頭は、サイフがなくなったと驚くシーンですが、こんな具合です。

・糟了、我的銭包不見了。(Zao le, wo de qianbao bujian le)
・真的? 別開玩笑。(Zhen de ? Bie kai wanxiao)

意味は「大変だ、サイフがない」、「ほんと?冗談言わないで」です。

「不見了」に関連する表現にはこんなものもあります。

・我的電脳中毒、文件不見了。(Wo de diannao zhongdu, wenjian bujian le)~「わたしのパソコンがウイルスに感染して、ファイルがなくなった」

中国語は、文章が漢字なので、凡その意味はわかります。これは中国語を勉強する上で利点ですが、発音はまったく異なるので、会話を覚える際、かえって問題となります。

例えば、「北京」はペキンでなく「ベイジン」で、「中国」はチュウゴクでなく「チョングォ」です。

このように日本語と同じ語彙なのに、発音が異なるのは困りもので、なまじっか漢字を知っているだけに、発音の習得が難しいと言えます。

また、発音は独特のイントネーション(四つの声調)を伴い、それを守らないと意味が通じません。日常会話に限ってみても、すべての語彙(の声調)を覚えるのは、マァ無理でしょうね。この記事では、発音のローマ字表記に、声調記号を付与するのが難しいため省略してあります。

一方、漢字による表現も、中国語では「簡体字」が用いられることから、漢字本来の意味が失われているものも多く、これも中国語をより難しくしています。

どこまで行けるかわかりませんが、年単位で勉強するつもりで頑張りたいと思っています。


苦い!~ゴーヤを食す

2009年07月30日 | 田舎暮らし

先日、ご近所の方が「九州の友人がたくさん送ってきた」とおっしゃって、30cmはあろうかという大きな「ゴーヤ」を1本下さった。

日頃、ズッキーニのノッペリした姿を見慣れた目には、ゴーヤは、如何にも自己主張の強い、ゴツイ野菜のように思えました。

「どうして食べるのかよくわからない」と言いつつ家内は、料理本の指示通り、薄く切って塩を摺り込み、しばらく放置してから水洗いして「モチ豚(肉の薄切り)」とともに、油濃い目の炒め物にしてくれました。

夕食の主菜だったのですが、一口食べて、たちまち「苦~い!」と口をへの字に曲げて叫びました。

しかし、「これぞゴーヤの美味しさのはず」と思い直して一生懸命食べてみましたが、やはり苦いもは苦く、日頃口にしない味に、舌がどうにも馴染んでくれません。

結局、このゴーヤ。残りの半分は、次の料理に使われることはありませんでした。


何故か印象の薄い「ハゲタカⅢ」

2009年07月28日 | 読書三昧

ニセコは、今日も雨です。
この夏、こんなフレーズを何度書いたことでしょう。

真山仁著「レッドゾーン(上下)」を読みました。
前回ご紹介した「ハゲタカⅡ」の続編で、700頁を越える大作ですが、どういうわけか後読に何も残らず、前巻を「無類の面白さ」とご紹介した直後だけに、その印象の薄さが気になりました。

ハゲタカこと鷲津政彦も、相棒のリン・ハットフォードと取り巻きなど、登場人物も前巻と同じなのに、どうしてこうも印象が薄いのか。考えてみるとどうも、お話が現実離れしているのと、あまりにも「ハゲタカ」を神格化してしまったことにあるようです。

また、耳慣れない中国の国家ファンドCICなるものが登場。例によって、うさん臭い中国政府直轄の仕掛け人や、防諜関係者の登場など、類例的な中国人の登場も説得力を欠いています。

やはり、作者が長期間暖めたテーマを一気に爆発させた「ハゲタカⅠ&Ⅱ」のような迫力をいつまでも期待する方が間違っているのでしょう。あまりお勧めできない「ハゲタカⅢ」です。


速くなった Internet Explorer 8

2009年07月27日 | 田舎暮らし

昨日、パソコンをシャットダウンするのを忘れていたら、Windowsのupdateが必要とのメッセージが出ていたので、インストールを指示すると、Internet Explorer 8のダウンロードが始まりました。何と、75MBもあります。

拙宅のADSLは、局から7.5kmもあるので、最大300kb/sくらいしか出ません。このため、これをダウンするには相当時間がかかります。ウンザりでしたがそのままにして置きました。

30分ほどしてダウンロードが終わったので、インストールし、インターネットに接続してみてビックリ。とても速くなっています。

従来、表示が遅いのは、ラインのせいだとばかり思っていましたが、ブラウザが変ると、コンテンツの表示がこんなに速くなるなんて信じられません。こんな具合なら、何でもっと前から改善してくれなかったのか、と文句を言いたくなるほどの速さです。

また、デザインも従来のゴテゴテしたものから、すっきりした感じに変り、好感が持てます。他に、いくつか新しい機能も追加されています。詳しくは、こちらをどうぞ。

従来、WindowsのOSやInternet Explorerなどは、バージョンアップされるたびに、機能は増えるのですが、大きく重くなって、ありがた味が少なかったのですが、今回のバージョンアップは、グー(good)です。


ニセコは、今日も雨ですⅡ

2009年07月25日 | 田舎暮らし

ニセコは、今日も雨です。
もう本当に、夏は来ないつもりのようです。

今日から二日間、近くのスキー場の大きな駐車場で、花園ミュージックフェステバルが開催されていますが、生憎の雨です。盛り上がっているでしょうか。

日頃は、そこそこ田舎暮らしに満足しているのですが、たまに、ちょっと美味しいものを食べに行きたいと思っても、これはもう都会のようにはいきません。

昨冬、近くのペンションのレストランが再開して、一安心したのですが、スキーシーズンの閉幕とともに、こちらも閉店してしまって、また、行き先を失ってしまいました。

そんな中、この春開店した「手作りキッチン~なり田」は、気軽に行けるお店で、また、店員さんの応対がまともなこともあり、毎月のように通っています。

お店のコンセプトは、リーフレットに記載されている通りで、かまぼこ屋根の大きなお店は、農家の倉庫だったところ。目の前に大きな羊蹄山が聳えています。

名物の倶知安ジャガイモを使ったあつあつのコロッケがお勧めです。700~900円とお手頃価格です。


秋の気配が~

2009年07月24日 | 田舎暮らし

今日のニセコは、涼しい風がわたっています。
まるで、もう秋が来てしまったかのようです。

隣の敷地の山葡萄は、あおい実をつけて、いつ秋が来てもよいと言っています。

月見草も咲いています。隣のヤブでは、秋が似合うつる草の白い花を見ることができます。

ほんとうに、このまま秋になってしまうのでしょうか。
拙宅では、薪作りもまだ、終わっていないのです。菜園のキュウリもナスもこれから食べごろを迎えるのです。

来週にはお天気が回復して、本格的な夏になることを期待しています。


好きなようにして~ズッキーニ

2009年07月23日 | 田舎暮らし

今日もニセコは、雨と晴れ間が交互する不安定なお天気です。

菜園で唯一気を吐いているズッキーニですが、今朝も家内が、手頃の大きさのものを収穫して来ました。また、朝食には、昨日採ったものの炒めモノが出ました。

ズッキーニは、見た目も味も自己主張せず、うまく馴染でその料理を美味しくしてくれます。つまり、「あなたの好きなようして」というわけです。昨年アップした記事を見たら、細く削いでスパゲッテイに入れるとうまい、とありました。

今年は、菜園の南側の一番条件の良い場所に陣取っていますから、これからドンドン収穫できそうです。そして、これを使った料理が次々と食卓に登場しそうです。


ニセコの半欠け太陽

2009年07月22日 | ギャラリー

夜半から降り続いていた雨は、朝には上がって、お天気の回復が期待されました。

何せ今日は、46年ぶりの日食をみることができるとか。
当地では、午前11時10分頃、概ね、40%ほど欠ける部分日食になるはずです。ただ、少しでも日差しがないことにはどうしようもないので、お天気の回復を祈るのみでした。

予定の時刻が近づくと、ラッキーなことに、雲間から時々、日差しがもれるようになりました。テレビからは、硫黄島や洋上の船舶からのキレイな部分日食の映像が流れ始めました。

そして、午前11時を回ると、あたりがすこし薄暗くなり、雲間から半欠けの太陽が見え隠れするようになりました。

生憎、日食メガネの備えがなかったので、雲行きまかせの観測でしたが、ここニセコでも、半欠けの太陽を見ることができてよかったです。次は26年後(!)だそうです。


無類の面白さ~真山仁著「ハゲタカⅡ」

2009年07月21日 | 読書三昧

人気作家真山仁氏の「ハゲタカⅡ(上下)」を読みました。
無類の面白さに引き込まれ、夜半まで読みふけりました。

そのスケールの大きさ、構成の巧みさ、時々刻々変化する事態に立ち向かう主人公をはじめ、登場人物の手に汗握る活躍、加えて、お涙頂戴の人情話と、エンターテイメントとしての小説の面白さを満喫しました。

先に、最近作の「ベイジン」は、話が類型的で面白くないと述べましたが、やはり、「ハゲタカ」シリーズは、同氏の出世作だけに、読者を唸らせる力を持っています。

物語~”海外の逃亡先から帰国したハゲタカこと、鷲津政彦を待っていたものは、信頼する部下だった米国人社長の不審死と、食い荒らされた市場だった。昔の仲間が参集して、社長の弔い合戦として、有名化粧品会社の買収と復興に乗り出すのだが・・・”

読み進む上での難点は、先に、テレビドラマ化された「ハゲタカ」に出演していた俳優がチラチラ目に浮かぶこと。先行する映像は、読者のイメージ世界を構築する上で、何かと影響を与えるものです。


不安を抱えての出発~トムラウシ山遭難

2009年07月20日 | 田舎暮らし

本日の朝日朝刊によると、大雪山系トムラウシ山中、ツアー登山のパーテイ18人の内、8人が亡くなった事故で、前日宿泊したヒサゴ沼避難小屋を出発する際、複数のツアー客が、悪天候や増水、疲労の蓄積などから、出発を中止すべきとガイドに申し出ていたという。

前日も終日雨でずぶ濡れとなり、また、長距離の移動で疲労困憊していたツアー客もいた。また、当日早朝、すでに風雨が強まっていたことと合わせ考えれば、避難小屋に留まることが当然の判断だったように思う。

すでに後の祭りだが、もし、避難小屋に留まっていたら、翌17日は快晴だったから、ルンルン気分で、トムラウシ山頂からの大パノラマを楽しめたにちがいない。何とも痛ましいかぎりである。亡くなられた登山者の方々のご冥福を祈りたい。


ニセコは、今日も雨です。

2009年07月19日 | 田舎暮らし

ニセコは、今日も雨です。
夜半に降り出した雨が、夕方まで断続的に続きました。

気温も低く、予報では16℃と言っていましたが、ここは山なので、もう少し低いでしょう。目下、長袖シャツにセーター、厚い靴下を履いてパソコンに向かっています。

という訳で、菜園の野菜も元気がありません。
日照がないので、葉っぱものは良いのですが、成りものはまったくダメです。

ひとり気を吐いているのは、ズッキーニです。
元々、南国の出だと思うのですが、寒い北国の夏だというのに、頑張って勢力を伸ばしています。

そこそこ実も付けて、何度かサラダとか、野菜炒めとかで楽しみました。このグズ天、何とかして欲しいです。


トムラウシ山の悲劇

2009年07月18日 | 田舎暮らし

また、道内で夏山遭難が出た。
しかも同じ日に、3パーテイ10人が死亡したという。特に、道内でも難関とされるトムラウシ山(2,141m)で、9人が亡くなった。かって、同山に登った小生らとしてはいたたまれない思いだ。

やはり、問題の核心は、前夜宿泊したヒサゴ沼避難小屋における、翌日の天候の把握と、出発の可否をめぐる判断にあったと思わざるを得ない。つまり、16日は、道内一円に強風雨注意報が出ており、気温も低い予報だったから、判断としては、停滞を選択すべきだったと思う。しかし、日程確保が第一とされるツアー登山では、悪天候でも少々無理して行動するのは常のようだ。

すでに、ニュースなどで報道されているように、トムラウシ山の(頂上)周辺は、周囲に遮(へだて)るもののない、荒れた吹きさらしの登山道が続く。

一方、登山者は、旭岳からの縦走で携行品も多く、また、行程最終日で、疲れもピークに達していたと推測される。このような状況で、風速20mを越す風雨にさらされたらひとたまりもない。全身ずぶ濡れとなり、急速に下がる気温と相まって、体力を奪われていったのではないか。

小生ら(夫婦)は、2000年8月2日、トムラウシ温泉登山口から日帰りで往復した。天候は、向こう1週間は、晴天が続くことを確認してから自宅を出発していたから不安はなかった。

登山口に車を停め、そこで宿泊して午前6時頃出発した。出発まで、日帰りにするか山中泊にするか迷ったが、天候も良く、携行品の少ない日帰りに分があると判断した。写真は、直下の日本庭園から仰ぎ見るトムラウシ山頂上です。

頂上到着は、正午頃。往路に6時間かかったことになる。
山頂で昼食をとり、晴天の下、大雪の山並みを愛でたり、足元に寄ってきたシマリスと遊んだりした。

しかし、復路は、前トム平を過ぎるあたりから疲れが出てヘロヘロになり、下りにも拘わらず、先が少しもはかどらない。結局、登山口にたどり着くまで7時間半かかった。都合、13時間半かかったことになる。

幸い、8月初旬でまだ日が長く、夕暮れが遅かったので助かった。ただ、予定していたトムラウシ温泉旅館での夕食には間に合わず、やむなく、近くの駐車場に車を入れ、そこで自炊し、車内泊となった。

いずれにしても、緯度の高い道内の山に登る場合、体力に加え、天候の把握と正確な判断が求められることを明記したい。

追記~1999年9月25日、台風の余波がまだおさまらない(地元倶知安町の)羊蹄山(1,898m)に登ったツアー参加者14名(他にガイド1名)の内、女性2名が山頂近くで疲労凍死した。本遭難死に伴うツアーガイドの責任が問われた裁判で(ガイドは)有罪となった。詳細は、こちらにあります。


キツネノテブクロ

2009年07月17日 | 田舎暮らし

ニセコは、やっと晴れました。このところ、毎日のように雨降りでしたので、今朝青空を仰いで感激ひとしおでした。

今日の花は、掲題のような学名を持つ花、ジキタリスです。

ご近所の方のお庭に咲いているものですが、独特の風情ですね。
我が家の敷地にも咲いていますが、どういう訳か、今年は少々貧弱で、こんなにたくさん花をつけていません。

この方のお家では、4~5年前から少しずつ増え始め、今では15~20本ほども咲いています。ちょっと壮観です。

ジキタリスは、ギリシャ語で、「指」のことで、学名は「キツネノテブクロ」だそうですが、言いえて妙ですね。


ニセコの舞姫

2009年07月16日 | 田舎暮らし

昨日は、クルマユリをお目にかけましたが、これも今の時期、拙宅の周囲でその美しさを競うヤナギランです。

隣接するゴルフ場の土手に咲いています。
たしか、昨年も同じところで撮影した写真をご紹介したと思います。

そう大きくない群落ですが、ここ2~3年本数を増やして20本ほどになり、道路沿いでもあり、その華麗な姿を遠望することができます。

夏の風に揺れると、あたかも舞台でステップを踏む舞姫のようなイメージがあります。

ここから数百メートル離れた、道々沿いの放棄地(元ジャイモ畑)にも大きな群落があるのですが、そこは日当たりが良いせいか、もう盛りを過ぎてしまった感じでした。


妖艶なクルマユリ

2009年07月15日 | 田舎暮らし

ニセコは、今日も雨です。夜半から降りだした雨は、風も加わって、一晩中ゴウゴウと激しい音をさせていました。

昨日、梅雨のあい間をぬって、周囲の林で草花の撮影をしました。いくつか、すばらしいお花をお見せできると思います。

これはクルマユリ(車百合)です。

拙宅から道ひとつ隔てた敷地に咲く、妖艶なクルマユリ。
2~3年前から数を増やして、毎年、いま頃咲き出します。

ユリ科の多年草ですが、背丈は1mくらい。その葉が車のように、四方八方に広がっているところからこの名前がついたそうです。

花ばかりに注目していたので、クルマユリの「車」たるゆえんの葉っぱを撮るのを忘れてしまいました。葉は、鯉のぼりとともに、5月の青空にあって、カラカラと回る羽根車のイメージです。

どちらかと言えば、鬱蒼とした暗い林を好むようで、同じユリ科のカタクリが、早春の明るい林を好むのと好対照です。