拙宅の敷地の南側は、4m幅の管理用地に接しています。
ここには、上下水道の大きな配管が埋設されているだけで、日頃、管理対象になっていないので、今の時期、ほって置くと草ぼうぼうのヤブになってしまいます。
また、南側だけに、このままでは見栄えもよくないし、虫の棲家ともなってしまうので、折を見て草刈りをしています。
10日ほど前、大き目の鎌を持ち出し、ここの草刈りをしたのですが、その際、うっかり「ツタ漆」の葉をすこし刈り込んでしまいました。ツタ漆があると知っていれば、そこを避けたはずですが、刈ってから気付いても後の祭り。
案の定、2・3日経って、先ずは右手の甲に三つほど湿疹が出たと思ったら、次には、額に小さな湿疹がたくさん出て、痒みもひどくなって来ました。
小生らは、日頃、山登りをしたり、ヤブをこいだりしているので、この漆のカブレには強いはずですが、今は、漆も活動が活発な時期だけに、ちょっとの「うっかり」がひどい痒みとなってしまいました。
それから1週間余り、身体のそこここに湿疹が現れて、カイカイ(痒い痒い)の毎日でした。特に、気温が上がって寝不足になり、少々ゴキゲン斜めにでもなると、草刈りをしなければ→管理用地がなければ→田舎暮らしなどしなければと、次第に落ち込んでしまいます。
それでも、もう峠は越えたらしく、目下、「カイカイさん」は、両足の膝下あたりに名残りを残しているだけで、ほとんど痒みもなくなりました。これで懲りたので、この夏は、漆には気をつけるでしょうから、もう被(かぶ)れることもないでしょう。
それにしても、虻(あぶ)の襲来といい、漆のカブレといい、田舎暮らしもなかなか楽ではありません。
これは、拙宅玄関先のツタ漆です。過敏な方は、これを跨いだだけでも被(かぶ)れるといいます。
これは、立ち木に巻きついたツタ漆です。拙宅西側の林です。