田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

ブルーシート

2010年10月31日 | 田舎暮らし

テレビのニュース報道などで、事件現場の目隠しとして、あるいは、自然災害の復旧作業などで、よく目にするブルーシートですが、田舎暮らしにあっても心強い味方です。

薪を屋外で乾燥させるにも、一旦、雨が来れば急いでこれで覆い、濡らさないようにしなければなりません。

また、落葉や草木を積んで堆肥をつくる際も、上に被せて発酵を促すために使用します。拙宅では、この夏、6枚も使用していました。

ただ、こうして使っていると、いつの間にかアチコチに汚れが付いてしまいます。これを放置すると、次の作業をする際、手が汚れたりして気分が悪いので、出来ればいつもきれいにしておきたいところです。

昨日は、晴天で暖かかったので、ブルーシートをベランダに広げて、汚れた部分を洗い流す作業をしました。これで、来年も気持ちよく使うことができそうです。


中国語ヨチヨチ歩き

2010年10月30日 | ギャラリー

一昨年、中国東北部(大連・瀋陽)を訪問したのを契機に、中国語の勉強を始めました。

勉強といっても、NHKのラジオとテレビの中国語講座を視聴するだけなので、一向にはかどりません。

それでも、2年も続けていれば、何となくニュアンスはわかって来るもので、最近は、簡体字やピンインによる発音表記を含め、違和感なく中国語とつきあえるようになりました。

先月終了した応用編では、中国の「故事成語」をいくつか学びました。

その中のひとつ、「天衣無縫」をご紹介してみると、

講座では、このテキストの朗読をどの程度聞き取れるか、また、下線部分の重要な用法の解説及び、場面に対する中国語によるQAなどがあります。加えて、会話での使用例などが示されます。

さてさて、これから先どのくらい勉強すれば、日常会話が繰れる程度になるのでしょうか。兎に角、ボケ防止も兼ねて精進しようと思っています。

蛇足:「天衣無縫」の日本語訳

昔、太原に郭翰という青年がいた。彼は眉目秀麗に生まれついたうえに、知識が豊かで礼儀正しく、文武両道に秀でていた。

ある夏の夜、郭翰は大きな木の下に座って涼んでいた。このとき、天から仙女が1人、(郭翰の)名を慕ってやってきて、ふわりと郭翰の前に降り立った。

郭翰はこの突然現れた光景に驚いて呆然としたが、気持ちを落ち着けてよく見ると、仙女がまとった衣には糸で縫い合わせたところが少しもないではないか。郭翰は勇気を出して仙女に尋ねた。「あなたの衣服にはどうして縫った跡がないのですか」。

仙女は笑って答えた。「わたくしの着ているものはふつうの衣服とは違います。これは天衣、天衣は糸で縫う必要はありません」。


もっとお米を食べなきゃ!

2010年10月29日 | 田舎暮らし

拙宅の昼食は、自家製パンか、うどんやスパゲッテイーなどの麺類となっています。

いつから、どういう経過でこうなったかはっきりしないのですが、3食とも米飯じゃね、というのが理由かと思います。

食の健康を考えると、食後、血糖値がゆるやかに上昇する米飯の方が良いと言われています。

一方、昨今の米価を考えると、少しでも米の消費量を増やし、生産者を応援したいという思いもあります。

これは、今日の新聞(朝日)記事の一部ですが、今年、米価は60kgあたり13,040円と昨年比2,100円(14%)も安く、最安値となっているそうです。消費量が一段と落ちていることに加え、農家に対する所得補償などが原因していると報じています。

このままでは、日本農業の先行きはますます危うくなり、自給率の一層の低下を招くことになるでしょう。

実は、そんな思いもあって、先日、朝2食分のご飯を炊き、昼食分は、家内が韓国式のり巻きにしたので、それを持って、近くの半月湖に紅葉狩りに出かけたというわけです。


山本兼一著「命もいらず名もいらず」

2010年10月28日 | 読書三昧

2006年12月から2年9ヶ月にわたり、京都新聞等に連載された直木賞作家山本兼一氏の上下巻800頁の大作です。

幕末、幕府側にあって江戸城の無血開城、慶喜の駿河移封を成し遂げ、新政府に請われて、若い明治帝の教育に力を尽くした山岡鉄舟の生涯を描いています。

千葉道場で鍛えた190cm近い身丈夫と胆力、書と座禅で培った無私・無欲の人間的魅力は、彼にまみえる勝海舟や西郷隆盛など、多くの人々を魅了します。

変革の時代にふさわしい人物像を知るにつけ、今、このような魅力ある人物が、政治の表舞台に居ない不幸を嘆かずにはいられません。
ご一読をお勧めします。


いきなりはないでしょう!

2010年10月27日 | 田舎暮らし

いきなり・・・
まだ10月だというのに、いきなりの積雪10cmはないでしょう!

まだ、車のタイヤ交換もしていないので、これでは食料の買出しにも行けません。

幸い、米とジャガイモのストックはあるので、飢え死にすることはないと思うのですが、紅葉の森にいきなりの深雪は困ります。

ニセコに住み始めて12年。これほど、突然の積雪は初めてです。
夏の猛暑にいきなりの深雪と、気ままなお天気にうんざりです。


ガンに強い食べ物

2010年10月26日 | 田舎暮らし

昨夜来の雨が雪に変わって、周囲はうっすらと雪化粧です。
書斎の窓の外では、カケスがナナカマドの実を啄ばんでいます。

JAF Mateの最近号に、がんに負けない「食事術」という記事が載っています。曰く、がんの発生には、食べ物が35%、喫煙が31%関与しているから、生活習慣を改善すれば大半は予防できるといいます。

身体は食事でつくられるわけですが、その栄養素を細胞が取り込むときに異常が起こるとがんを発症するそうです。

つまり、がんとは、代謝障害の体質が招く慢性代謝病なので、体内のミネラルバランスを整えるような食事に改善すれば、がんになりにくいようです。

端的には、塩分摂取と四足動物の肉類を控え、野菜、果物、玄米、豆、芋、ヨーグルト、海草、きのこなど、ポリフェノール成分を多く含む食品をとり、体内のサビや毒素を一掃して細胞の新陳代謝を促すことが大切だそうです。

これらは、外科手術のエキスパートで、がんの早期発見に注力する済陽高穂先生(西台クリニック院長)が、がんを撃退する食事術8ヶ条として発表しているので参照してみてはいかがでしょう。


祭り

2010年10月25日 | 田舎暮らし

語れば長くなるので、委細は省略。
家内が韓国式のり巻きを作ったので、それを持って半月湖に紅葉狩りに行きました。

この夏の猛暑の影響か、小生らが住む別荘地周辺では、この秋は、きれいな紅葉を見ることはできないのですが、羊蹄山麓の半月湖周辺は、自然がまだしっかり残っていて、全山見事な紅(黄)葉でした。

イタヤカエデの黄色いトンネルを通って湖面に下りると、対岸の森がまるで燃えているようです。ただ、日照を受けて写真写りはあまりよくありません。

この半月湖には、湖を周回する遊歩道が整備されていて、そこに足を踏み入れると、まるで全身が紅葉に包まれたような感じになりました。

黄葉のイタヤカエデに混じって、鮮やかな色付きを見せるモミジもあって、それはにぎやかです。まるで、秋の祭りのようでした。

この羊蹄山麓の紅葉も間もなく終わりを告げ、木々は深い雪のなかに長い冬の眠りにつきます。


性懲りもなく

2010年10月24日 | 音楽三昧

日本グラモフォンの中古LPをまとめて100枚。
ネットオークションで購入したまでは良かったのですが、1枚1枚、盤面をチェックしてみると、カビが生えたり傷があるものが混じっていて、結局、20枚ほど捨てる羽目になりました。

何せ古い(概ね40年くらい前の)ものなので、多少は不良品も混じるだろうと思っていましたが、"ダメ率20%"には驚きました。

出品者がリサイクル屋さんで、「現品のチェックは一切してないよ」と言われており、また、1枚135円であることを考慮すれば、仕方ないのですが、何とも落ち着かない話です。

ただ、残った80枚の中には、名盤と言われるものもあり、カラヤン全盛期の録音が多いので、秋の夜長、大分楽しめそうです。

それにしても、性懲りもなく、こんな変な買い物をいつまで続けるつもりでしょうか。困ったものです。


アップダウンゴルフ

2010年10月23日 | 田舎暮らし

昨日は、快晴無風のゴルフ日和。
お天気に誘われて、ニセコ(フクイ)GCで初めてのプレイを楽しみました。(バックは羊蹄山ですが、ニセコ町の郊外なので、いつも見ている山容と大分異なります)

なだらかな丘陵地帯と思っていたのですが、実際、コースに出てみると、内地の山岳コース並みに、起伏に富んだアップダウンが続き、ビックリしました。

ティショットは大抵打ち下ろしで、フェアウエイも広くそれなりに楽しめるのですが、2打目からは打ち上げになっていて、グリーンまでの距離感が難しいホールが続きます。何度かアプローチをショートしてバンカーに捕まり苦労しました。

それでも午前中は、前後でプレイする組もなく、ハイキング気分のゆったりゴルフでした。

ただ、午後からは後続に男性二人組みが入ったので、始終追われながらのプレイとなり、疲れもでてショットが振れて大変でした。

幸い、カートのフェアウエイ走行が可能だったので、コース内を自由に走り回ることができ助かりました。


産直リンゴ

2010年10月23日 | 田舎暮らし


このところ食べ物の話ばかりですが、昨日、街に住む友人からリンゴのお裾分けがありました。

彼の実家がリンゴ農家とかで、毎年、今頃の時期になると、産直のとびきり美味しいリンゴを届けてくれます。

この夏の日照りが幸いしたのか、例年にもまして美味しく仕上がっているようで、口に含むと、甘味と酸味がほどよく口内に広がり、本当のリンゴの味はこんな風なのだと納得させられました。

それほど、この産直リンゴの味は格別です。
リンゴ農家は、いつもこんな美味しいリンゴを食べているのだと、少々うらやましくなりました。


美味しい韓国料理~ボッサム

2010年10月22日 | ギャラリー

過日の韓国(ソウル)グルメ旅。
3泊4日のツアーで、朝食を含め韓国料理を8回食べましたが、特に、印象に残った料理が二つありました。

ひとつは、先にご紹介したサムゲタン(参鶏湯)。もうひとつは、「ボッサム」という料理でした。

ボッサムというのは、何でも「風呂敷で包む」という意味があるそうで、「茹でて油を抜いた豚肉にタレを付け、浅漬けのキムチで包んで食べる」という料理です。

肉を包む食材には、キムチの他、茹でた白菜やサラダ菜など。
また、トッピングは、肉の下に敷いた青ネギとかサラダなどがあり、いろいろな組み合わせが楽しめるようになっています。

豚肉は、油が抜けているせいかしつこくなく、また、柔らかいので、その気になれば相当量いけそうですが、キムチやトッピングがかなり強烈なので、小生らは、それほど多くは食べられませんでした。

お肉をキムチに包んで食べていると、とても辛い「チゲ」と古代米で炊いたようなご飯が出て来ました。

そこで、豚肉をおかずに、チゲを味噌汁がわりにして、自宅での食事のようにご飯を食べました。これはこれで美味しかったです。写真は、関連サイトから借用しました。

蛇足:ソウルには、「ウォンハルモニ」というボッサム専門のチェーン店があり、今回は、その本店で食べました。室内は、古民家風の造りになっていて、落ち着いた雰囲気で食事ができ好印象でした。


床暖ホカホカ

2010年10月21日 | 田舎暮らし

ニセコにも本格的な寒さがやって来ました。
お山(羊蹄山1,898m)にも2度目の雪がやって来て、これで根雪になるでしょう。玄関先のイタヤカエデも色付きました。

この2日ほど寒い日が続いて、薪ストーブを焚いたりして、早く床暖房が入るといいのにね、などと言っていたのですが、今日(21日)から解禁となりました。

早速、スウィッチを入れてみると、居間の床がホカホカと暖かくなり、床暖のありがたさを実感しました。

「解禁」というのは、冬季の6ヶ月間(10/21~4/20)だけ、比較的安い料金(14円/kwh)で電気の供給を受けられる北国特有の電力契約が有効となる日のことです。

拙宅の場合、この床暖は、階下の居間にしか入っていないのですが、ちょうど、そこが吹き抜けになっていて、暖かさは2階にもあがって来るので、日中は、真冬でもこれで十分です。夕方からは、床暖に替わって薪ストーブに火を入れます。

床暖とともに過ごす、北国の長い長い冬の始まりです。


谷村新司・さだまさしジョイントコンサート

2010年10月20日 | ギャラリー

故障が直ったレコードプレイヤーの音出しのため、何気なくレコードラックから取り出して来たLP。

1982年8月12日、武道館で行われた"谷村新司"と"さだまさし"のジョイントコンサートを収録した2枚組みのアルバムでした。

29年前の録音ですが、そのコンサートの雰囲気の良さ、お二人の歌のうまさに思わず聴き惚れました。

このジョイントコンサート。
谷村氏が文化放送で持っていた「青春キャンパス」という番組のスペシャルイベントとして開催されたのですが、当時、絶頂期にあった2人のスーパースターの競演は、すさまじいまでの熱気を孕んでいます。

当時は、両氏ともに30代。最も油がのっていた時期のコンサートだけに、それはすばらしい歌声を聴かせてくれました。

文化放送の担当ディレクターが、ジャケットに、次のようなコメントを載せていますが、けだし名言といってよいでしょう。

"ともかく8月12日の武道館は終始あたたかい雰囲気に包まれていました。・・・

ことにエンディングで二人の歌った「秋桜」は、これ一曲聞いただけで武道館に来た価値があるくらい素晴らしい出来だったと思います。

2度と実現できないと思われるこの武道館の様子が当日会場に来て載いた1万人の方々ばかりでなく、レコードの形でより多くの人々に楽しんで載けることは本当に素適なことですし、このライヴ・レコードは記録という意味でも非常に貴重なものと云えるでしょう"


こんなことでは~英国品質

2010年10月19日 | 音楽三昧

先月、突然(英国製の)レコードプレイヤーが故障した。
トーンアームというピックアップを取り付ける部品の不具合で、輸入代理店に尋ねると、本国へ送り返さないと修理できないという。また、修理には6週間ほどかかると言う。

原因は、接続コードの接触不良なのだが、たった8箇所しかない接続部分の内の1箇所が外れたらしい。この部品の価格(17万円)からすれば信じがたい故障だ。

加えて、購入時、5年保証というのが付いていたのだが、今回の故障は、5年半目に発生した。従って、何万円かの修理代を払えという。

この事態に、思わずむっとして、年甲斐もなく(代理店と)大喧嘩をしてしまった。

こうして待つこと1ヶ月。予定より早く修理を終え返送されて来た。

早速、プレイヤーに組み込み音出しをすると、問題ないことがわかりホッとした。修理代については、一応、部品代(1万円弱)を負担することで合意した。


やなせたかし著「人生、90歳からおもしろい!」

2010年10月18日 | 読書三昧

表題にひかれて、町の図書室から借りて来ました。
この人が、かの有名な「アンパンマン」の作者だとは知りませんでした。

また、この漫画がアニメ化され、過去20年にわたり放映を続けていることも、また、関連するキャラクターが2,000種に及び、且つ、漫画のハードコピーは、5,000万部も出ているなど、想像だにしませんでした。

やなせ氏は、当年91歳。
漫画だけでなく、詩人、絵本作家、イラストレーターに雑誌編集長、作詞作曲、歌手、演出から司会までこなす、マルチタレントとして活躍中と知り驚くばかりです。

改めて、世の中すごい人が居るもんだ、と再認識させられました。

この本は、出身地の高知新聞に、「オイドル絵っせい」として書き続けてきたエッセイをまとめたもので、単に、マルチタレントとしての活躍の様子だけでなく、人生の処せ訓がぎっしり詰まっています。ご一読をお勧めします。