春になって裏庭や畑に黄色い小さな花があちらこちらに咲いているのが見えた。
とても可愛い花なので、何の花かと思っていたけれど、田植えが終わる頃になりポツポツとたくさんの赤い実をつけたのでわかった。
ヘビイチゴだ。
なぜか今年になって、我が家の畑はどこもかしこもヘビイチゴだらけになっている。
至るところに絨毯のような群落を作っている。
ヘビイチゴという、名前は恐ろしそうだけど毒は無い。ただ、食べて . . . 本文を読む
自分が一歩踏み出した分だけ
確実に前に進んでいる。
一歩一歩を継続して延長線上に大きな成果を挙げてもいいし
ただ一歩でその道を諦め他に方向転換してもいい。
長い人生の座標軸の中では
いつかどこかでバランスをとり
どちらも最終的に同じような結果に至る。
今朝裏山で竹を燃やしながら、そんなことを思いました。
「継続は力なり」と言うし、根気や忍耐に価値観を置きがちな日本人。
「根性」なんていう . . . 本文を読む
梅雨の間の雨上がり
鳥たちは枝々の間から
まるで今 幕が上がったかのように
いっせいにさえずりを始める
半分夢の中にいるような
息をするのが楽な感じ 水色の風
朝摘んだコンフリーの匂いを手の中に
私は畑に出て 土をこなす
ひと握り またひとにぎり
中から小さな虫が大慌てで出てくる
ひと握り またひとにぎり
赤ちゃんミミズが頼りなげな風で
湿った土が気持ちいい
こんな時にふと
昔私が迷っ . . . 本文を読む
自給自足に興味があるのですか。
良いことですね。生活を通して自分を見直すことにも繋がりますからね。
えぇ、うちはOKですよ。
もともと人手が足りないものですから。
それに誰か一緒に生活する人がいると、
何かとお互いの励みにもなりますしね。
ちょっとプライバシーの問題はありますが、
大丈夫、部屋は幾つもありますから。
あぁ、「循環」について勉強したいんですね。
はっきりとした問題意識をお持ちです . . . 本文を読む
緑色の風が吹く6月の空 雨上がりの青い色
もう田植えから3週間か
稲はまだ小さいながらも 空に向かってググッと背伸びしている
今日から田の草取りだ
うちの田んぼは 除草剤を撒かないから
はや緑色の草の芽たちが 稲株を覆っている
他所の田んぼはそれは綺麗なものなのに
農家が未だに田植え後のひと休みから醒めやらぬのに
我が家だけは 今日から草取り
長靴履いて 水の中に
一足ごとにカエルが跳ねる
. . . 本文を読む
ここでは、このblogでたびたび登場した猫家のネコの総元締め・ミーコを紹介します。
ミーコは現在猫家に籍を置くネコたちの先代に当たります。
猫家の歴史は、私とミーコとともにありました。
では始まり始まり・・・。
ミーコとホルスは花巻の「猫の国」(猫が何十匹も野飼いにされていたところ)で生まれました。
ちょうどその頃、猫家に引っ越すべく花巻に仮住まいしていた私とマルヴィーナ(当時の居候)が . . . 本文を読む
雨降る昼下がり
ニャアニャア 軒下で大騒ぎ
何ごとか? と扉を開けると
フニャア~と ミーコがびしょぬれになって入ってきた
ネコたくさんの我が家では ネコは一日中家に入れない
寝るのも外 遊ぶのも外
たとえ真冬でも家の外
そうしないと家中毛だらけおしっこだらけになっちゃうからね
そうか おまえ雨の日はオレが家にいるって知っていて
帰ってきたんだな
まあいいや とりあえず上がって毛でも乾かすと . . . 本文を読む
この1週間ほど好天続きだったので、食べるものが無くなってしまった。
何でそうなるか、というと・・・
天気が良い⇒外で働くことがたくさんある⇒昼間は外、夜は疲れてしまう⇒料理できない⇒だんだん食べるものが無くなる
と、まあこういう図式である。
畑や野山にどんなに食べれる物があろうとも、好天が長く続くとそのうちご飯とラーメンだけになってしまったりする。
我ながら可笑しいものだと思う。
ひとり暮らし . . . 本文を読む
柿を食べたかったので、去年柿の苗木を植えた。
ここは寒いので、もしかしたら甘柿ができないかもしれない。(甘柿の品種を植えても寒い地方では渋柿になってしまう。)
けれどもどんな柿でも干し柿にして食べれば、ひと冬美味しい味が楽しめる。自給自足家庭が作れるとびきり上等のお菓子のひとつだ。
何もわざわざ自分で植えなくても、最近では農家でも干し柿を作る家庭は少なくなって来たので、柿は供給過剰気味だ。
赤く . . . 本文を読む
ドジョウにカエル、コオイムシ・・
次から次へと泥の中から姿を現す。
私は今、田んぼの脇の水路の泥上げをしている。
大きなドジョウは泥の中深く、小さなドジョウはまるでメダカのように一斉に逃げる。
カエルがすい~・と気持ちよく水の中を泳いでいる。
春からかかりきりだった田の基盤整備もあともう一息だ。水路を掘り直した後は田の中を整地して、それで終わり。この田んぼには今年は稲を植えないで、マメ科の知 . . . 本文を読む
blogの中に宮澤賢治について面白い記事があったので、それに関連して。
私も何となく宮澤賢治が好きなんです。
こんなところで言うのもちょっと恥ずかしい気もするけれど、私は時々他人から「宮沢賢治みたいだ」と言われることがある。
たぶん「宮澤賢治」も「私」をもよく知らない人が、思いつきで言っていることなんだろうから、そのこと自体は取るに足らない。
正直な話私自身も宮沢賢治という人についてあまり良くわ . . . 本文を読む
夕げの支度もままならない
そんなに疲れた夕方には どぶろくをぐいーーっと
最後のひと踏ん張り 猫たちと犬に夕飯をあげてから
どぶろくをぐいーーーーっと
乾いたのどを流れ落ち
どぶろくが 胃の壁を通して身体中に沁みわたる
小さな生き物たちを吸収して
あちらこちらの細胞が徐々に いつもの感覚を取り戻していくみたい
あぁ、今日もよくやったな
そうしてしばらく坐っていれば
元気を取り戻して 立ち上が . . . 本文を読む