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バイクは味で乗ろう!サイドバルブ。(番外編vol.633)

2014年10月02日 08時47分15秒 | Weblog
近代的な構造のエンジンを搭載したバイクが多い中、

逆に昔の古いバイクに憧れを感じる人も結構いたります。

中でもこの「サイドバルブ」エンジンを搭載したモデルは、

希少性も含めて人気がありますよね。

バイクを知り尽くしたコアなファンの最終地点とも思えます。

4サイクルのレシプロエンジンが登場した初期にあった構造のエンジンで、

バルブがシリンダーの横に搭載されたものを「サイドバルブ」と言います。

利点は構造がシンプルなため、メンテナンスが容易で、

壊れにくいこと、特にエンジンヘッドに関しては、プラグだけしかないので、

開けやすく修繕や調整も簡単なあたりでしょうか。

逆に欠点としては、燃焼室が広いため、

一定以上の圧縮率を上げることが出来ないので、

吸排気の流れが悪く、パワーアップの限界が早いことです。

第二次世界大戦時は悪路での走行などを考慮し、

この「サイドバルブ」エンジンが、主流となっていましたが、

戦後は既に開発されていたOHV機構のエンジンにすぐ取って代わられてしまいます。

また、「サイドバルブ」の愛好家の多くはハーレーのビンテージを所有してる人たちで、

30年代から50年代の古いバイクを所有しています。

バイクに速さを求める人には興味がないジャンルですが、

好きな人はその独特のエンジンサウンドや乗り味を楽しんでいるようです。

まっすぐの道をトコトコ走る、

音楽で言えば、近代ロックやポップスではなく、

昔ながらの削がれたブルースを聞くのと似てる気がします。

雰囲気と味!これが「サイドバルブ」エンジンを搭載したバイクの最高の魅力ですね!



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