胃痛で検査してもらうと「問題はない」と処方してくれた医師
私は昨年後半に胃潰瘍になったので、その後、できるだけ小食にしてアルコールも少なくしてきたつもりですが、ある夜、就寝してから胃が痛くなり、朝になっても治りません。
こんなことは初めてなので、急遽、朝一番にいつものクリニックへ行って診断してもらいました。
胃のCTスキャンとバリュウムを飲むレントゲン検査等を受けて、その結果を待ちました。「胃がかなり悪い」などと言われたら嫌だなと心配していましたが、医師に呼ばれて行くと「心配ないですよ」と言います。
前回のレントゲン検査よりも胃は治っていて、もう少しで完治するところのようです。
“それじゃ、なぜ胃が痛いのでしょうか?”と聞くと、「それは一過性のものでしょう。クスリを出しますから1週間飲んで、また来てください」との返事でした。
処方薬を、その日の昼食後から飲みました。夜も飲むと、胃痛はしなくなりました。やっぱり、クスリが効いたようです。
胃が驚くほど小さくなったのに食事がまだ多すぎていた
それから考えてみると、胃痛の大きな理由は、「これでもまだ食べ過ぎだ」ということだと思います。私の胃は、78歳になった昨年暮れあたりから、急に極端に小さくなり、働きも弱くなったと思います。
それで、自分なりにずいぶん小食にして、ワインの量も最低限にしてきたつもりです。この結果、ろくに運動をしていないのに、体重は2kg以上減りました。それなのに、実は、食事量がまだまだ多かったのです。
だから今度は、食事をゆっくりと、そして慎重に胃の感じ(満腹の具合)を確認しながら食べたら、たとえば昼食は普通の分量の半分が限界でした。
そこで食事をやめて、「これでも満腹だな」と思っていると、3時ごろに空腹を感じました。これは「しめた!」という感じです。というのは、ここのところ、いつも満腹感のままで食事時間になっても空腹感がなく、したがって「食べたい」という気持ちがなかったのです。しかしそれでも食べ始めると、ある程度食べてしまうから、また満腹感が強くなって、それが高じて胃痛になったように思います。
久しぶりに空腹になった時に、たまたま菓子を持参した客と数人で話していたので、小さな和菓子を2つだけつまんだら、とてもおいしくて嬉しく思いました。
それだけでまた満腹になりましたから、夕食まで満足した状態でいられました。そして夕食もおいしく、ただしごく少量の飲食で終わりました。胃痛はもう起こらず、胃の調子も良くなってきたように感じます。
急に老化した自分の胃に対して、ようやく、食事の量を合わせることができてきたように思います。
それにしても、私の胃は、自分の想像をはるかに越えて、ずいぶんと小さくなったものだと驚いています。歳を取ると、人間の体は想像しなかった所でずいぶん変わるものだと痛感します。