アクティブ・シニアのお役立ちブログ

中高年が元気に過ごすためのお互いの体験・情報交流の場です。

歌える歌手が少ないラクメの最高音ソプラノ

2007-04-28 12:25:42 | 自由サロン

 フランス旅行へ行く機内で読んだ朝日新聞の「ラクメ」の広告が魅力的なので、帰国後チケットを買って、4月25日に観てきました。

 「日本での公演は昭和2年以来80年ぶり」と、その広告にありましたが、主演ソプラノの音程が非常に高くて歌える歌手がいないのだそうです。私は、その貴重なコロラトゥーラ・ソプラノを堪能することができました。

歌手は、イタリア人のデジレ・ランカトーレ。17歳の時には、「上のラ(3点a)まで出たんですよ」と、プログラムに書いてありました。「ラ(3点a)」がどれだけ高いのか私には分かりませんが、その歌声はまことに素晴らしいものでした。

 これまでに私が素晴らしいと思ったのは「魔笛」の夜の女王のアリアですが、「ラクメ」はさらに魅力あるコロラトゥーラ・ソプラノだと思います。

 貴重なオペラが聴けて、本当に良かったと思います。

ところで、朝日新聞などが招聘したマリボール歌劇場はスロヴエニアの歌劇団。スロヴェニアとは、ユーゴスラヴィアの一連邦から16年前に独立した国。人口はわずか230万人だそうです。そんな小さな国にこんな素晴らしい歌劇団があるとは、信じられないほどすごいことだと思います。

6・7月には「カヴァレリア・ルスティカーナ」が

 「ラクメ」の会場でもらった予告パンフに、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」がありました。6月26日と7月1・3日、オーチャード・ホールです。何とかして、ぜひ観たいオペラです。

 「カヴァレリア・ルスティカーナ」(マッシモ劇場)を有名にしたのは、コッポラ監督の「ゴッドファーザーⅢ」。凶弾に倒れて人が死んでいく場面に、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の美しい旋律が流れて、何とも言えない感動を与えます。

 と言いましても、私は映画ではなくCDでこの曲を聴いて大好きになりました。そして、「これは何という曲なんだろう」と見ると、とてもむずかしい名前で覚えられません。何回も忘れてはまた、曲名と作曲家名を見て覚えました。

 今は、“マスカーニ作曲の「カヴァレリア・ルスティカーナ」”と言えそうです。あの心に沁みる美しい旋律を、オペラで聴けたら素晴らしいだろうなと憧れます。

 予告パンフによると、「カヴァレリア・ルスティカーナ」は一幕ものオペラで(普通のオペラは3幕です)、作曲をルスティカーナが懸賞応募して優勝したのだそうです。

 一幕ものなので、もう一つの一幕オペラ「道化師」と抱き合わせで公演するようです。時間があって観られると、きっと楽しいと思います。(会田玲二)

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 「カヴァレリア・ルスティカーナ」を公演するパレルモ・マッシモ劇場の予告パンフレット。


ラ・フォル・ジュルネのラヴェルが楽しみ

2007-04-26 23:50:01 | 自由サロン

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 私は5月2日から6日のラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日 音楽祭)で、ラヴェルの曲を聴くことを選びました。  

 実は、主催者の一つである読売新聞に、ラヴェルの「マ・ルール・ロワ」が大好きと書いた記事があったので、それともう一つを選び、妻に買ってきてもらいました。ラヴェルの曲がどんな音楽なのか、楽しみです。

 ラヴェルの「ボレロ」はあまりにも有名で、今回のフランス旅行でも、添乗員がバス内でこのCDを聴かせてくれました。あの小太鼓を終止打ち続ける奏者は大変だと思いますが、以前にサントリーホールで聴いた「ボレロ」では、演奏が終わると小太鼓奏者に対して長い拍手が続きました。素晴らしかったことを覚えています。

 今回のフランス旅行(4月6日~13日)で初めて知ったのですが、このラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日 音楽祭)が始まったナント市は、パリからそれほど遠くない位置にあることが分かりました。以前に読んだ新聞記事では「とても小さな町」とありましたが、地図上では結構大きな中都市ぐらいに画かれています。

 いずれはパリ辺りからレンタカーで各都市を回りたいと思うので、いつかはナント市に行くことがあるかも知れません。

 「誰でもがクラシック音楽が楽しめるように」との思いで、街じゅうで安い料金のコンサートを開くことにしたナント市とは、いったいどんな街なのか。興味をそそられます。

 そして日本のラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日 音楽祭)も、いよいよ今年で3回目になりましたが、これからどんな方向に発展していくのか。

 それが、私たちのようなごく普通の「一般大衆にクラシックを気軽に聴いてもらう」催しだけに、発展の方向を注目したいです。(会田玲二)


「出張肥満」の被害から逃れるために

2007-04-26 13:23:00 | 健康と美容

BMI値を基準に体重を毎日測ることから

 ビジネスマンの出張中は体重測定ができないにしても、できるだけ毎日測ること。

これが、「知らず知らずのうちに太ってしまった」という出張肥満やビジネス肥満を避ける出発点です。体重の毎日測定は、健康管理の常識にもなっています。

 そしてBMI値を基準にして、自分の目標体重を設定しておくべし。私のBMI値は、体重74.5kgで25.8なので、これで目標の26を下回ります。しかし現実には75kg前後を行き来して、時には77kgとか79kgにまで行くこともあります。

 たとえば79kgまで行ったら「大危険信号」ですから、懸命にダイエット(食事療法)の努力をします。

運動はなかなかできないので食事が重要

 出張肥満やビジネス肥満の人は私も同様ですが、運動の機会がなかなか作れません。しかし、それでも諦める必要はないのであって、食事療法(

ダイエット)だけでもかなり減量ができます。

 作家の五木寛之氏は昔から、「老齢とともに食事量は減らすべし。自分は食事を1日1回にしたいと思うほどだ」と書き、またテレビ等で話しています。医師の鎌田實氏は、寒天ダイエットなど「がんばらない、諦めない」鎌田實健康法(後述)を提唱しています。

 出張肥満の一例。私は先日、一日出張した結果、4月24日の体重が75.9kgに増えました。「これは大変」と努力して、25日には75.4kgになりました。ところが今度は25日夜に、楽しみにしていたオペラを鑑賞。入場前に軽く飲食して、さらに10:30過ぎに帰宅してからまた軽く飲食。いつもは、これで体重がぐんと増えます。

 そこで注意をして、帰宅後は少しで止めて就寝しました。結果、翌26日の体重は75.1kg。みごとに、ダイエット効果を上げました。これは、自分でも本当に嬉しい成果です。

 このような努力を自分でもしながら、もう一つは、会社や周囲の人々が「思いやり」を持つことが望ましいと思います。つまり、ビジネスや出張先での会食でも、できるだけダイエットに考慮することです。これはむずかしいことかも知れませんが、「出張肥満」絶滅のために強く願いたいです。

「がんばらない、諦めない」鎌田實健康法のBMI

 健康法で有名な鎌田實・諏訪中央病院名誉院長の説明によるBMI値。

 体重÷身長÷身長=BMI

 BMIは世界的には22とされ、18.5以下は痩せすぎで、早死にするとされている。一部の国では、18.5以下のモデルは使わなくなった。

 しかし鎌田先生の調査では、24から26の間、すなわち少し太目の人が長生きしていることが分かった。

 鎌田先生は80kgの体重を70kgに減量して、BMI25にした。*これを逆算してみると、先生の身長は167cmぐらいだと推察します。私(会田)のBMI26強なので、やはり体重をあと1~2kgは減らしたい状態です。

「がんばらない」運動法

 鎌田先生が実践しているのは、道を歩く際に「30m速歩」を繰り返すこと。これは、30mだけ早く歩いてまた普通の速度にして、これを繰り返す歩き方。

 そして、駅で電車を待つ際には、「がんばらない(スロー)」スクワットを2クール実行する。これは本物のスクワットでなく曲げる途中で止めて20秒、また伸ばして20秒。これを2回すると1分20秒(1分40秒とも聞こえましたが、80秒だから1分20秒で間違いないでしょうか)になる。

 「がんばらないPPK健康法」のキーワードは、『がんばらない、あきらめない』だそうです。

トマト寒天でピンピン生きられる

 「がんばらない」健康法で有名な鎌田實・諏訪中央病院名誉院長から聞いた、トマト寒天健康法です(NHKテレビ放送で)。

 食事量について一般には、朝昼晩の比率を442=10と言いますが、鎌田先生は224=8です。夜は、おいしい物を楽しく食べるべしとのこと。

それでも10に対して8ですから、量は少な目です。そこで、たまには好きなだけ腹いっぱい食べる。そして、その翌日は224にして、このような食事法を続けるそうです。

 さて、2という軽い朝食は、トマト寒天にヨーグルト程度。しかし、トマト寒天でかなり満腹感が得られるそうです。

 作り方は、①トマトを切って用意。②寒天を水に浸して煮溶かす。③これにトマトジュースを加えて混ぜる。これは、夕食のメニューにも入れて、栄養とともに満腹感を感じるようにしているそうです。

 それからピンピンコロリ(PPK。生きている間はピンピンして、死ぬ時はコロリと死ぬ生き方)の秘訣は、トマト寒天を利用しながら、①色の付いた野菜を食べて、②肴は週に3回から5回食べること。

 こんな風に「がんばらない(ムリしない)」方法で、鎌田先生は80kgの体重を70kgに落としたそうです。

鎌田實先生の「がんばらない」PPK健康法

 NHKテレビで鎌田先生が話したことを、以下に振り返ります。(会田玲二)

PPK(ピンピンと生きてコロリと死ぬ生き方)の7箇条

 ①食生活に配慮する。ガマンしないで、いいものをしっかり食べる。

 ②水分(または茶)を摂る。

 ③規則正しい生活。軽い運動も望ましい。

 ④タバコは吸わない。

 ⑤ストレスを溜めない。

 ⑥自立心を持つ。

 ⑦がんばりすぎない。


4月はクィーン、7月は魔笛が楽しみな映画

2007-04-25 13:15:27 | 自由サロン

 ダイアナの事故死をめぐる王室のことが分かるというので4月、東京・日比谷で映画「クィーン」を観ました。事故死した後も、ダイアナを素直に認めたくないエリザベス女王の苦悩が、延々と映し出されました。

 女王やその夫、ブレア首相などが、かなり似ている俳優なので面白く観られました。ただ、問題(不倫と再婚などで)の皇太子だけは、残念ながらあまり似てない俳優でした。

 日本とはまったく違うイギリスの王室と、それを支える首相などの実態が伺えて、とても面白い映画だと思いました。

 さてその映画館の予告に、魔笛が出てきたので驚きました。モーツァルトの傑作オペラ「魔笛」を、完全映画化したというものです。予告編の中でも、あの素晴らしい「夜の女王」のコロラトゥラ・ソプラノが少しだけ聞かれて嬉しかったです。

 映画ではストーリーが現代の戦争中の物語に変わるようですが、オペラ魔笛の全曲が演奏されるそうです。これは、ぜひ観たいと思います。

 私は先日、ベートーヴェンの映画(第九)を観て、音楽が素晴らしいので感激しました。その直後にサントリーホールで実際のオーケストラの「第九」を聴きましたが、それよりも映画の「第九」の方が良かったのです。これはやはり、映画の力ではないかと思いました。

 そんなことがあったので、7月の「魔笛」を大いに楽しみにしています。何年も前に新国立劇場で観たオペラ「魔笛」を思い出しながら、映画の「魔笛」を楽しみたいと思います。(会田玲二)

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 映画「魔笛」の予告チラシ。


700円の眺望

2007-04-23 12:51:49 | お店あれこれ

 今年、鳴り物入り(?)で開業した名古屋駅前のミッドランドスクエアへ行ってきました。 http://www.midland-square.jp/ Photo_52

 地上46階、地下6階の東海地域としては最も背の高いビルだとか。トヨタ自動車などが入っているオフィスエリアと商業エリアに分かれていて、最上階のスカイプロムナードに行くには700円払って専用エレベーターで行きます。行ってみましたが、「はあ~、これが700円の眺めね」って感じで、さほどの驚きや感動はなく、それよりも天井が抜けているこの空間は天候に左右され、この日は風が強くて寒く、別に何もないのですぐに下りてきてしまいました。

Photo_53  商業エリアには、主に有名ブランドショップが入っているようです。特定の店は繁盛しているのでしょうか、さほど混んでいるような店はありませんでした。連れがバッグを買ったのですが、その店は店内にカフェがあり、買物をした客(おそらく)には、飲み物が無料でサービスされます。冷たい物は瓶のまま、熱い飲み物は紙のカップと簡単なものですが、この先、常連がつくろぐスPhoto_54ペースになるのでしょうか。おしゃれな造りでした。

 

地下に名古屋駅への連絡通路があり、そこから駅ビルに入ると、真っ先に吉野家がありました。わざとでしょ うか、このギャップ…。同じ通路のミッドランド側には、「名古屋初上陸」とやらのチョコレートショップに長蛇の列ができていました。


海外観光ツアーは「イヤホンガイド付き」を確認して行く

2007-04-21 15:52:29 | 旅行のヒント

 観光ツアー場合、「イヤホンガイド付き」のツアーが最良です。

 私は昨年12月のドイツと、今年4月のフランス旅行で、どちらもイヤホンガイド付きでとても満足しました。逆に言うと、イヤホンガイドなしで、しかも25人~30人以上のツアーでは、現地での解説が部分的にしか聞こえず、旅行の価値が半減してしまいます。

 だから観光パックツアーを決める際には、必ず「イヤホンガイド付きであること」を確認することをお奨めします。

 それでも今回はモン・サン・ミッシェルで、あまりの混雑の中で添乗員を見失いました。それが私一人ではなく、20人のメンバー全員が添乗員を見失ったのです。狭い道での混雑が、それほどひどい状態でした。

 みんなで“○○さーん”と呼びながら探して、ようやく探し当てました。このとき私は、「こちらから添乗員に連絡できるシステムならいいのに」と考えたものでした。

 そんなこともありましたが、イヤホンガイドは5人でも10人でも、やはりあった方が良いと実感しました。今回は、最初のニースのシャガール美術館で、シャガールを素晴らしいまでに詳しく研究している現地ガイド氏の解説がハッキリと聞こえて、とても満足しました。

そして、モン・サン・ミッシェルや最後のパリに至るまで、イヤホンガイドのお蔭で、現地ガイドの素晴らしい解説を聞くことができました。このような的確な解説を聞いて観るからこそ、各地の歴史と文化と社会構造と特徴を、明確に理解することができると思います。(会田玲二)

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 モン・サン・ミッシェルへ登る細い道の混雑をどんどん進むので、私たちツアー・メンバー20人は、ついに添乗員を見失ってしまいました。

 イヤホンから彼女の声はすれど姿は見えず、しばらくはみんなで「○○さーん、どこぉっ?」と呼び続けました。


私が訪ねた国の追加

2007-04-19 21:19:35 | 旅行のヒント

 先の記事で、私と妻が訪ねた国がいくつか洩れていました。

 ハンガリー(ブダペスト)、チェコ(プラハ)、オーストリア(ウィーン)、香港、フィジー。

 妻と話していて、これだけの国を訪ねていたことを思い出しました。思っているよりも、たくさんの国を旅行したものだと、意外な感じがします。(会田玲二)


銀座バール・デルソーレ2Dueがオープン

2007-04-19 16:37:08 | お店あれこれ

 「バール(イタリアン・カフェ)とは、イタリアの美味しいがいっぱい揃ったエリア・コミュニティである」と謳うバール・デルソーレが4月19日、東京の銀座Velvia館1階にオープンしました。

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 さっそく昼食に行ってきました。950円のランチセットで、サラダとスープ付き。さらに食後は小ジェラートが付き、コーヒーは100円か200円で追加できます。

 私は、舌平目がメインコース(セコンド)のセットを取りましたが、前菜(プリモ)には、小皿料理3種にスパゲティが付きました。なかなかバラエティに富み、美味しくて量も十分で満足しました。

 追加のコーヒーは、エスプレッソなどは100円ですが、私はコーヒーをたっぷり飲みたかったので200円のアメリカーノを飲みました。したがって支払い合計は、1,150円でした。

 銀座でこの料金で、こんなに美味しいランチとは、さすがにバール・デルソーレだと感心しました。銀座での昼食にはお奨めの店です。但し、ランチは午後2時までなのでご注意を!

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 銀座Velvia館の2階から9階までは、飲食店や小売店がいっぱい入っていますが、値段の高い店ばかりでした。この中でバール・デルソーレは、しっかりした味で割安料金なので、貴重な存在だと思います。

 私の自宅に近いバール・デルソーレは高輪店(品川駅前)ですが、かなり小さくて狭いのが難点です。これに比べて銀座店は、だいぶ広くなりました。

 4人テーブルが4卓で16人。2人テーブルが4卓で8人。カウンターが6人分。合計で30人分の店だったと思います。天井も高く、きれいなシャンデリアが下がっていて、雰囲気もスタイリッシュで安らぎます。

 いずれまた、いっぱい飲みながら夕食もトライしてみようと思います。

銀座バール・デルソーレ2Due www.delsole.st

 ウェブサイトにはまだ銀座店が載っていないようなので、住所を書いておきます。

都内中央区銀座2-4-6 銀座Velvia館1階(銀座プランタンの斜め向かいにあります。会田玲二)

電話 03-5159-2020

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楽しかったパリ往復のエールフランス

2007-04-19 12:14:51 | 旅行のヒント

エールフランス乗務員は日本語を話す

 4月6日から13日までパリを往復したエールフランスでは、特に13日の帰り便で、フランス人乗務員の多くが日本語で受け答えして親切なので驚きました。

  それは挨拶程度のカタコト日本語ではなくて、飲物や食事の注文その他のことまで日本語ができる人たちなのです。

 たとえば、パリから成田への飛行機に乗る時、“日本の新聞はない?”と訪ねた妻に、そのフランス人男性乗務員は“ハイ、後ほどお持ちします”と日本語で答えました。

 しかし、大勢の客の一人に対して、これをちゃんと覚えていて持ってくることは 

 ないだろうと思っていたら、後になって本当に持ってきました。

 私は、外国の飛行機でのこのサービスには驚きました。

 

 これまでに私は、アメリカやイタリア、スペイン、ドイツ、フランス、韓国、シンガポール、台湾、中国、カナダ、オーストラリア、イギリス、オランダ、スウェーデン、ベルギーなどを旅行しましたが、日本人以外でこれほど日本語を話す乗務員には、出会った経験はありません。

 「日本人客を獲得しよう」というエールフランスの意気込みが感じられますが、本当に素晴らしいサービスだと思います。

 ずいぶん昔に、私はエールフランスに乗ったことがありますが、当時はこれほど日本人客を大事にする態度ではなく、今とはまるで雲泥の差がありました。

 私たちはお蔭様で、楽しく往復できました。こんなわけで私も妻も、「エールフランスにまた乗りたい」と思っています。

 


無駄なようでもタクシーの効用(フランス旅行で)

2007-04-15 09:15:24 | 旅行のヒント

 南仏観光パック旅行(4月6日~13日)でリヨンに着いた際、バスから見た駅がとてもきれいでした。この写真を撮りたいと思い、添乗員が“歩いて15分ぐらいです”と言うので、「日が暮れないうちに」と思ってタクシーを呼びました。

 タクシー・ドライバーに「駅まで」と言うと、“この街には駅が2つあるが、どちらでしょう?”と英語で言います。“分からないけど、近い方へ行って下さい”と頼みました。

 結局、着いた駅はバスから見たのとは違いました。“これは違うね、もっとホテルの近くで、きれいな駅だよ”と言うと、“それはもう駅ではない”と教えてくれました。

 違う所に来てしまいましたが、一つ知ったことは、この駅前には大きなカルフールがあることです。但し、日曜日で閉店でしたが。

旧駅の素晴らしいレストランに遭遇

 結局、駅からホテルまで拾ったタクシー・ドライバーに教わり、ホテルからもう一度旧駅まで行ってもらいました。

旧駅は、屋根と建物がきれいです。しかしもう暗くなってしまい、写真を撮っても光ばかりが写って、屋根の美しいダークグリーンは写りません。残念ですが、ここに大繁盛中のレストランがありました。

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 たいへんに活気があるので、“ワインを一杯だけ飲もう”と妻と入りました。

  天井の欄干を模型の列車が走っていて、楽しい雰囲気です。

  ウェイターたちがとても忙しく歩き回り、靴音や運ぶ道具をカッコよく音を立てて畳む音など、気持ちのいい騒々しさがありました。

 店の看板はL’ESTですが、店名はNORDSUD BRASSERIES(ノルドスッド・ブラッセリーズ:北南の軽レストラン)です。リヨンに5店舗あって、①ル・ノルド(北)、②ル・スッド(南)、③レスト(L’EST:東)④ル・オウスト(西)、そして⑤ARGENSON店の5店です。

 東西南北の言葉は、イタリア語、ドイツ語とほとんど同じなので、この店がリヨンの東西南北にあることが分かりました。これは、06年12月にドイツを旅行した時に知った共通語ですが、面白いことだと思います。

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 さて、ノルドスッド・ブラッセリーズのワインは、2人で約18ユウロですから2,900円。

 一人1,450円とは高いです。但し、とてもおいしいオリーブのおつまみが付いていました。

 料理は「25ユウロ」などの表示が店にありましたから、料理だけなら一人4,000円ぐらいで済むのかも知れません。しかし、ワインを2~3杯ずつは飲む私たちの場合、料金はその倍になりそうです。

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 それはともかく、タクシーに乗ったお蔭で、①リヨンには駅が2つあること、②バスから見て「駅だ」と思ったのはずいぶん昔に廃駅になっていて、そこに素晴らしいレストランがあることを知りました。

 夜、2人だけで歩くのは危険なこともありますし、料金が無駄なようでも、タクシーにいろいろ教えてもらうことは無駄ではないように思います。(会田玲二)