時間制限なく夜まで見学やドライブができる
私が欧米をドライブ旅行するのは、
①行きたい所(都市や店、観光地)を自由に選べることと、
②時間を自由に使えること(何時に出発して何時に帰るかが自由)が理由です。そして、
③グループ旅行では見られない物事に遭遇できるのも魅力です。
GPSがなかった数年前までは、暗くなると地図が分からなくなるので明るい時間にホテルへ帰りましたが、GPSが普及した今では、たとえ夜遅くなってもホテルに戻ることができます。
しかし一定の運転技術と会話力は不可欠
私に“左ハンドルの欧米でうまくできますか?”と聞く人がいますが、左右ハンドルの切り替えに自信のない人は、危険ですからやらないほうが良いと思います。
現地の左右ハンドルと交通法規に対応するのは当たり前のことですが、私はイタリアで初めて運転した際に、「2車線とも一方通行」であることに気がつかず接触事故を起こしました。
事故は当然のことながら自己責任なので、一定の運転技術のない人は、ムリして運転しないように強くお勧めします。
初めての空港などで、レンタカー営業所(カウンター)へ行くことがむずかしい場合があります。
今回(9月上旬)到着したニュワーク空港では、空港内を目で探しても、どういうわけか「car rental」の表示がありません。
仕方なくインフォーメーション・カウンターで聞くと、「エア・トレイン行きのエレベーターに乗って3階で下りて、エア・トレインに乗ってP3駅で降車だ」と言います。恐る恐るその指示に従うと、その通りにハーツ・レンタカーがありました。
このように、道筋等を自分で聞かなければならないことがあるので、一定の会話力(欧州でも空港等は英語でOKです)は不可欠です。
レンタカー営業所も場所によって事情が違う
私はいまのところ、世界のどこでもハーツ・レンタカーから借りています。ところが同じハーツでも、空港によって事情が少し違うことがあります。
今回のニュワーク空港では、私がハーツ#1ゴールド会員なのに、営業所の電光看板に私の名前と駐車位置の表示がありません。「変だな」と思って見ていると、中から女性が出てきて“How?(何か?)”と言うので“AIDA”と答えると、カウンターのPCですぐに検索して、“パーキングの82にあります”と答えました。
これで分かりましたので、そのまま82へ行ってフォードのクルマに乗って出発しました。
このように、同じ会社であっても各営業所でのやり取りが同じというわけにはいきません。それに対応できるだけの会話力は、どうしても不可欠だと思います。
予行演習などを慎重に実行すべし
ラスベガス空港のレンタカーはとても分かりやすく便利になりましたが、それ以外では分からなくて困ってしまう空港もあります。だから私は、クルマを返す前日までに空港レンタカーまでの運転を練習します。
今回は複雑怪奇なニューヨーク地区なので、マンハッタンのホテルからニュワーク空港までの経路を2回(2日)練習しました。やはり、練習しておいて良かったと思います。
何回練習しても最後のビル内の経路が分かりにくいパリ・ドゴール空港では、当日になって分からなくなることが怖いので、帰国出発の前日までにクルマを返却しておきます。
予行練習をしておくと、出発日に慌てて間違うこともありません。そしてまた、常に、時間の余裕を十分に取ることも大事です。
私は今回、慌ててはいなかったのに、レンタカーを返した際に家のカギを付けたコイン入れを失くしたかと思いました。慌ててレンタカー営業所へ戻り、クルマの中を探させてもらいましたがありません。
諦めて空港へ戻ったら、何と、手下げカバンの中にありました。クルマを下りる際に、急いで雑貨類を鷲づかみにしてカバンに入れたのでした。これも、慌てたことが原因の思い込みでした。
幸い、十分すぎるほどの余裕時間があったので、慌てることなくレンタカーに戻ったりできましたが、私のやったことはやっぱり「慌てた行動」でした。
レンタカー・ドライブや個人旅行を成功させるには、予行演習をすることと、十分な時間の余裕を持つことが、とても大事だと実感します。