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何十年慣れ親しんでも「トーキョー・ストレンジャー」、姜 尚中さん

2011-10-13 14:10:34 | 自由サロン

 ストレンジャーとはよそ者の意味と著者が注釈してますが、在日二世として1950年に熊本で生まれて人生をスタート。そして早稲田に入ってからの東京ですが、あちこちを訪ねて感じ考えたことの著者なりの感想が。

テレビで話す姜 尚中さんを会田がしばしば見入ってて、「悩む力」を読んでたので、3-11の直後の4月に刊行したこの本を手にとってみました。

日本語の他に韓国語、ドイツ語(留学したので)と英語も解する著者ですが、21歳で韓国を訪ねるまでは日本名の永野鉄男と名乗ってたとの書き出しで始まります。

「悩む力」では、「人間的な」悩みを「人間的に」悩むことが生きてる証と書いてますが、母の在日韓国人としての苦悩を見ての影響がとても大きかったと推測されます。

そして、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴みとる生き方をと提唱してます。会田がそれをどう読んでたかは分かりませんが、、、。

豊かさの果てにある欲望との戯れが、現在の東京の姿。でも今、これまでと別のことに価値を見いだしたいと日本人は思い出し始めていると。

自分たちが「消費者」から抜け出して、本当の意味の市民になる。それが東京を自由な都市に変える第一歩になるはずと? 今までのように単一の目的の場、意味づけされた空間ではなく、ヨーロッパのような意味づけが与えられてない場所がこれからの東京に必要にとも。

人間は、他者との関わりの中でしか生きていけないのだから、そこを原点にまずは自分で考えることからスタートしなければ、、、。


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