アクティブ・シニアのお役立ちブログ

中高年が元気に過ごすためのお互いの体験・情報交流の場です。

安易な田舎移住で体調を崩す心配

2007-09-30 16:42:51 | 健康と美容

 東京あたりならまだまだ暑い日が続く9月下旬でも、福島県中通り地方のセカンドハウスでは、朝晩にふと「肌寒い」と感じることがあります。田舎は予想以上に寒いので、私は秋でも風邪を引きかけたり、11月を過ぎれば本当に風邪を引いたことがあります。

 実は今回・9月28日、暑かった東京から車で福島県に着いた夜、鼻かぜを引いたように感じました。そこで暖かにして寝たので夜中に汗ばみ、翌日は風邪も治っていました。

東北の田舎は春秋でも想像以上に寒い

 東北の田舎は寒さ(気温)がぐんと低くなるので、油断していると体調を崩すことがあります。セカンドハウスに来るようになって十数年、このことを私は毎年感じています。

 「引退後や老後には田舎に移住する」という人が増えているようですが、年齢を重ねるごとに体の抵抗力が弱くなるので、移住する土地の気候は慎重に体感しておくべきだと思います。

 せっかく「念願叶って理想郷に住めた」という喜びも束の間、日々すぐれぬ体調や病気と仲良くする結果に終わったのでは何もなりません。これは国内だけでなく、外国への移住についても言えることだと思います。

  私は7月にフランスを旅行して、「夏なのに涼しく、時には寒くなるフランス」に驚きました。

 10月初旬のイタリアでは、寒いのでカーディガンを買ったこともありました。

 幸いに私は割合に丈夫で風邪も引きにくいし、仮に風邪を引いても早く治るので、土地が変わってもあまり不便は感じません。しかし、気候の変化に影響を受けやすい人の場合は、「老後の移住」は慎重に決める方が良いと思います。

畑仕事なども体を痛める原因になりかねない

 田舎暮らしは「理想」のように見えるかも知れませんが、たとえば引退後に畑で自給自足すると言っても、「自分の体力でいつまで続けられるのか」を慎重に考えるべきだと思います。

 以前にテレビで、田舎暮らしに失敗した人々の例が報道されていましたが、歳を取ってからの肉体労働はなかなか大変だと思います。

 福島県のセカンドハウスに、私は月に1回か2回行くのが精一杯ですが、そこでは、玄関とその前の辺りを箒で掃くぐらいしかしません(忙しくて時間がないことが大きな原因ですが)。妻も私も、本当に何もしない(できない)人間ですから、畑仕事などはとんでもない大仕事です。だから、畑など一切持っていません。

 幸いに、親切な隣家(農家)のご夫婦が庭木や庭全体の手入れなどをして下さるので、本当に助かっています。ありがたいことだと、いつも感謝しています。(会田玲二)


見知らぬ街では駅から30㍍四方歩いてから食事を

2007-09-25 00:43:21 | 自由サロン

 私が住む都内港区高輪の都営地下鉄・泉岳寺駅近くのビル前階段で週末の昼頃、中年女性2人が食事をしているのを見かけて驚きました。最近は若者が、階段やコンビニ前の道端で食事をする姿が多いので、中年女性も、それを恥ずかしがらなくなったのでしょうか。

しかし歩いていてそのような光景を見ると、やはりぎょっとします。

 その日は中高年の男女を多く見かけましたが、その先の会社が「ウェルネス」とかいうイベントを開いていたようです。その途中のビル入口階段での昼食は、あまり豊かな光景とは言えず残念なことでした。

 もし彼女たちが泉岳寺駅から別な方向すなわち泉岳寺方面にほんの少し、20㍍も歩けばコンビニがあって、店内に飲食できるテーブル席が用意されているのにと思います。

 確かに私も、目的地の傍に食事をする店がなくて困った経験があり、ようやく見つけた菓子パンのような物を目的地会場の隅で立って食べたこともあります。これもあまり誉められる姿ではなく、自分でも恥ずかしいことでした。

 しかしよほどの地域でなければ、駅から四方に30㍍も歩いて見れば、何か食事ができる店が見つかるのではないかと思います。中高年の方々にはぜひ、駅から四方をほんの少しだけ歩いて見て、それから食事をする場所を選んで欲しいと思います。

 私は今日(9月24日)、都内世田谷区の成城駅前を何年ぶりかに歩いて見て、昔と違う賑わいを楽しく見てきました。有名なスーパーマーケット、成城石井の大きな店があったり、駅には1年前から名店街が営業していたり、富裕層の多い街らしい発展を示していました。(会田玲二)


①「実質的」と②「一つ上」のイタリアン・レストラン

2007-09-24 18:24:57 | お店あれこれ

パスタ アルデンティーノ川越店は値ごろでおいしい

 以前に食べておいしかったので9月23日、パスタ アルデンティーノ川越店にもう一度行きました。するとやはり大人気で、しばらくは順番を待ちました。

 ペスカトーレというスパゲティ934円と季節のピッツァ1,144円を注文して、妻と分け合って食べました。おいしくてボリュームがあるのが、人気の原因のようです。家族連れや若いカップルが多かったです。

 これに、サラダとドルチェ(デザート)とコーヒーが付く409円と、サラダとコーヒーが付く199円を追加しましたから、合計は、2人で2,686円になりました。

 おいしいものだから、喜んでドルチェを食べてしまったので、私の体重の減量効果はさっぱりで、これは問題が残りました。

 パスタ アルデンティーノはボストン・グループの経営で、関東各県に、川越店を含めて7店ほどあるようです。

 川越店はスーパーマーケット・ヤオコーグループのショッピングセンター、ウニクス南古谷(埼玉県川越市泉町3-1)内にあります。座席数は112席もあり、かなり大きなレストランです。

Tel&Fax 049-230-3166

営業時間は11:00~24:00(無休)。駐車場は店前を含むUNICUS駐車場で、これもかなり大きいです。

同店のウェブサイトは、「駅(南古谷)から5分と便利な立地のショッピングセンターに隣接しており、お買い物の際のお食事にとても便利です」と説明しています。

成城駅前のトラットリア・ディ・ホッカイドウ・ミア・アンジェロ

 札幌市へ出かけた際に見つけたイタリアンのクッチーナが“東京の成城に店ができます”と言っていたので、9月24日に行ってみました。

 昼は1,500円のセットがあったので、私は、サラダ+スパゲティ+鴨肉料理+ドルチェ+コーヒーを注文しました。

 落ち着いた雰囲気の店内で、味も良く、皿への盛り付けも上品で、「一つ上の」感じの食事でした。ドルチェ(デザート)は特別なチーズの上に乗せたジェラートで、本当においしく感心しました。

 店に入った時、札幌駅前のクッチーナにいた女性が案内に現われて、妻と私を見て驚いて歓声を上げました。「本当に来て下さった」と言って、とても喜んでいました。

 札幌駅前と琴似駅近くのクッチーナは、おいしいだけでなく店員の応対がとても明るく楽しい感じだったのですが、成城のミア・アンジェロもみなフレンドリーで暖かく、楽しい時間を過ごすことができました。

トラットリア ディ ホッカイドウミア・アンジェラは、札幌のリストランテ&バール ミア・アンジェラの姉妹店だそうです。同店のウェブサイトは、「季節ごとに旬を感じるお料理とリーズナブルなワイン・・・都会のイタリアをコンセプトにした全58席」と説明しています。

 このミア・アンジェロが9月に成城に進出し、10月15日には霞ヶ関のレストラン・ビルに開店するそうです。自宅から霞ヶ関は成城よりも近いので、また行ってみたいと思います。

トラットリア ディ ホッカイドウ ミア・アンジェラ成城店

東京都世田谷区成城2-34-1 小泉ビルB1F  TEL03-5494-5455

営業時間・ランチ11:30~15:00 /ディナー 17:00~23:00

駐車場無し。(会田玲二)

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「ピーターラビット」の作家、ミス・ポターの映画

2007-09-23 09:48:04 | 自由サロン

 映画「シッコ」の上映時間が夜遅いので諦めて、代わりに「ミス・ポター」を観ました。

世界中で売れている絵本「ピーターラビット」の作家、ビアトリクス・ポターの半生を描いた実話です。

ミス・ポターの優しい人柄と、彼女が住んだ湖畔の美しさと、すばらしい音楽で、心が癒された1時間33分でした。

 ビアトリクス・ポターが、絵本『ピーターラビットのおはなし』を出版したのは1902年。映画はそこから始まりますが、解説によるとその後、ピーターラビットと仲間の動物たちの物語は23冊のシリーズになり、これまでに世界111カ国で1億部も売れたそうです。

 そう言われれば、そのような兎の絵は私でも見たことがあります。その作家が、ミス・ポターなのですね(彼女は最後には結婚するのですが)。

 映画の中でも、ピーターラビットや様々な動物の絵が出てきて、時にはミス・ポターが話すと目や耳、体全体までが動いて、美しく楽しい場面がたくさんあります。

あっという間に超・ベストセラー作家になったミス・ポターにも、しかし、悲しみに打ちひしがれる事が起こります。彼女は編集者のノーマン・ウォーンと恋に落ちて結婚を約束しますが、愛する彼が突然死去します。

この悲しみを克服するために彼女は、美しい湖畔の家を買って住みます。

ここでやがて、幼友達の弁護士と結ばれて結婚するのですが、私は「やはり人間の一生には、悲しい事が起こるのだ」と感じました。

美しい自然の中で生きたミス・ポターは、これらの土地を開発しようとする企業家たちから守るために土地・建物の競売に参加、広大な土地を所有します。

そして映画の最後の字幕が、彼女はこれらの広大な土地を国家に寄付したと語りました。

ミス・ポターは、本当に心の優しい、素晴らしい作家だと思います。(会田玲二)


イタリアのカーナビの不備で大苦労しました

2007-09-21 10:19:26 | 旅行のヒント

 9月上旬にイタリアをドライブ旅行しましたが、レンタカーのカーナビ(ポータブル)が不備で、旅行中ずっと悪戦苦闘させられました。

 返却時にハーツレンタカーに苦情を言うと、カーナビ・レンタル料57ユウロを返却しましたが、カネを返してもらえば納得するというものではありません。

 一つには、地図データが大雑把なようです。一方通行の多い都市(フィレンツェ、シエナ)では何度も誤誘導されました。

 そして、機器自体が弱く(脆弱)、走行中に何度も、3つの部分に離れてしまいました。スーパーで粘着テープを何種類も買い、何とかして接続を保とうとしましたが、すぐまた外れてしまい、まったく嫌になりました。

 さらに借りた際、駐車場カウンターの女性に取り付け方を聞いたら、非常に不機嫌で、つっけんどんな態度で教えました。しかし、フロントガラスに吸盤で取り付けることは分かったが、機器を空中にぶらぶらさせる状態は間違いだと思います。

 後になって自分で、フロントの台に置くようにして吸盤設置すべきだったと知りました。しかしこれは、説明書にも書いてないことです。

 7月にフランスで借りたトヨタ・プリウスには、ちゃんとナビがはめ込まれていました。地図にも問題はありませんでした。ただし、やはりレンタカー駐車場の女性の教え方が大変につっけんどんで、私は操作が完全にはできませんでした。

 つまり、番地までの入力ができないままに、ドライブ旅行を終わったのです。

 日本のレンタカー、ナビ機器の完璧さと、レンタカー営業所スタッフの親切なことは、フランス、イタリアに比べると涙がにじむほど素晴らしいです。日本にいる時は、それが当たり前に思えたのでしたが・・・。

 ここんなわけで今のところは、フランス、イタリアでカーナビを借りる際は、不備があることを覚悟しておく必要があると思います。(会田玲二)


映画『シッコ』と「後期高齢者医療制度」

2007-09-17 11:15:41 | 自由サロン

 マイケル・ムーア監督の映画『シッコ(SiCKO)』を観てきました。Photo_69 これは民間の医療保険会社の巨悪を暴いた映画なのですが、医療を金儲けに置き換えた末の現実です。今までも報道されてきた無保険で多額の医療費に破産したアメリカ人の話ではなく、医療保険に入っているにも関らず、保険適用されず適切な医療が受けられなかったアメリカ人たちの話です。

 アメリカでは高度な医療技術や製薬技術が発達しているはずなのに、国民はそれを平等に享受することができません。金次第…なのです。

 見終わって「あ~、日本に生まれて良かった」と思うと同時に、介護保険制度や来年4月から実施される「後期高齢者医療制度」など、「日本は大丈夫かあ~!」とも。

 いったいどれだけの人が「後期高齢者医療制度」のことを知っているのでしょうか? 75歳以上の後期高齢者は、今までの国民健康保険、社会保険(扶養者含む)とは別の医療保険に、自動的に移行されるというものです。保険料も変わりますし、今まで扶養者だった人は新たに保険料負担が生じます、死ぬまで…。健診などの医療・保健サービスも変わってくる見込みです。

 どうしてこんな重要なことを政府はもっと広報せず、メディアも取り上げないのでしょうか? これが介護保険同様、弱者切捨ての制度にならないことを願っています。


外国でのドライブには国際運転免許証が必要

2007-09-04 16:25:10 | 旅行のヒント

 9月5日からイタリアを旅行するので、国際運転免許証をもらってきました。

外国で運転した人は経験済みの通り、レンタカーは日本の免許証だけでは貸してくれません。だから、外国で運転するつもりでお出かけの際は、忘れずに取ってくる必要があります。

アメリカで30年も昔には、日本の免許証だけで問題なく貸してくれましたが、その後に、国際運転のルールが厳しくなったのでしょうか。

国際運転免許証の有効期限は1年なので、年に何回か出かける私の場合はうっかり忘れるそうになることがあります。今回も「もう期限が切れているな」と思い出して、運転試験場に行ってきました。行けばすぐにもらえるので、あまり面倒なことではありません。

必要なのは、①まずパスポートを忘れずに持って行くことです。

②そして、試験場内の自動撮影機で自分の顔写真を入手します。これが600円でした。

 ③そして、窓口にパスポートと写真を提出すると、「別な窓口で収入印紙を買え」と言われます。これが何千円かします(金額は忘れました)。

 必要なものはこれだけです。私は以前、パスポートを持たずに行って、2度も往復するというムダなことをしてしまいました。

 世の中はいよいよ、アメリカだけでなくヨーロッパでもカーナビ付きレンタカーの時代になってきましたので、「レンタカーで旅行しよう」という人が増えるのではないかと思います。

その際は、国際運転免許証をお忘れなく、必ずもらってご出発ください。(会田玲二)

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どん底からチャンスを得た武田鉄矢氏

2007-09-03 17:24:02 | 自由サロン

 テレビ朝日の「オーラの泉」に武田鉄矢氏が出演して、どん底から、貴重なチャンス(山田洋次監督の「黄色いハンカチ」出演)を得た話をしていました。

 それは大変などん底だったそうですが、そこに至る前に最初のどん底がありました。そのどん底で海援隊の3人が苦し紛れに「母に捧げるバラードを創作して、これが何と百万枚も売れて一躍スターに。

 ところが、一時は2,000人も集まったライブの客数が次第に減り、最後は15人になったそうです。

 この大変な落ち目に、山田洋次監督から映画出演の依頼が来て、本当に「夢か」と思ったそうです。

「これ以下には落ちないから」と言った妻の諦め

 山田洋次監督から依頼される前、どうにもならないどん底の状態の時に、鉄矢氏の妻が“今をよく見ておこうよ。これよりも落ちることのないどん底に居るんだから。あとは上がるだけだから”と言いました。

 肝っ玉の座ったその言葉に、鉄矢氏は驚き、感心したそうです。

 この話を観て私は、五木寛之氏の著書「他力」の中の、「<諦める>ということの意味」を思い出しました。

 「諦める、というのは、物事を消極的に、後ろ向きに受け止めることではなく、言葉の本来の意味『明らかに究める』、勇気を持って現実を直視する、ということ」。

 「見たくない現実を、認めたくない事実をリアルな目で直視する。これが諦めるということです」と、五木氏は書いています。

 鉄矢氏と妻が現実を直視して努力した時に、奇蹟のようなチャンスがやって来ました。大ヒット映画への出演です。自殺してもおかしくないような貧乏のどん底にいた鉄矢氏に、「黄色いハンカチ」の幸運が訪れたのです。

「諦め」が招いた他力の力

 私はこれが、五木氏の言う「他力」の力ではなかろうかと思います。五木氏の言う「他力」とは、次の言葉で説明されます。

 「他力は、自立の勇気をもたらしてくれる見えない力であり、大きな宇宙の生命力である」。

 困難や障害に耐え続け、懸命に自助努力をする人間に、あるいは絶望の果てにいる人間に対して、大いなる存在は「他力」を与えることがある。それが、鉄矢氏の奇蹟であり、その後の順調なスター生活への結び付きだったと思います。

 とかく、消極的な「諦め」に陥りがちな私でしたが、武田鉄矢氏の波乱万丈の人生に接して、「自分も他力を待ちたい」という気持ちが湧いてくるように感じました。

 たまたまその夜は、テレビ朝日でこの話を観て、深夜にNHK衛星放送をつけたら、海援隊のライブ中継をやっていて、鉄矢氏が同じような話をいろいろ語っていました。

 一晩に二度も鉄矢氏の「波乱万丈」に接したのは、もしかしたら「他力」の働きなのかも知れないと、ふっと思ったりしました。人間は今よりもっともっとどん底に落ちたとしても、本当の意味での「諦め」に徹して、他力を待つべきだと感じました。(会田玲二)