アクティブ・シニアのお役立ちブログ

中高年が元気に過ごすためのお互いの体験・情報交流の場です。

「60歳から人生を楽しむ43の方法」 弘兼憲史著

2011-11-29 16:35:37 | マネー・個人年金創り

著者は「島耕作」シリーズの漫画家で、1947年生まれなので64歳でしようか。

今も連載が継続されてる人気漫画なので、リタイアには縁遠い生活ですが、ご自分が60歳を過ぎて思う、「老い」についての心構え?を書いてます。

いつも読むスピードが遅い私が、あっというまに読み終えて不思議と、本をみると老人向けの大活字で字数がとても少なかったと判明! 読者も60才以上と想定してでしようね。

漫画家らしく、少ない言葉と優しい表現で書かれてるので、タイトルを見ただけで内容が分かる本です。まさに老年向けにはぴったりな!

なるほどと思った言葉を拾ってみると

「人生は自己責任」誰かに騙されたとしても、騙された自分のほうが悪い。自己責任で生きる根本は「自立」、そしてその先にあるのは「自律」。どんなに親しい関係でも依存されるのも、するのも嫌い→会田は全くその通りでした!

団塊時代の勇気ある消費は、国に対する恩返し。いい時代を過してきた団塊世代はそこそこの預金がある。勇気を持って消費を。たくわえの7割は、体の動く70歳までに使う。そうすることで日本の経済も発展する。いずれ来る10%の消費税も支払えば、立派な納税者に。自分で稼いで自分で使い切ることで、子孫に怠惰を教えない。→70歳まではあと少しだけれど、会田のように78歳までは普通に動いてなければと欲張りな私なので?

70歳過ぎたら「チャラの人生」。老年期は、喪失感より、ひとつひとつ重たい荷物を下ろして行って気楽に。「逆らわず、いつもにこにこ、従わず」→従わずがいいですね!

「学ぶことをやめてしまった人間を世間は老人と言う」→進化するデジタルに付いていくのはシンドイ!

時間に余裕ができた時には、もう一度「学ぶ」ことを提案。日本人を学ぶ講座とか。そして語学の得意な人は「謙譲の美徳」をボランティアがてら、外国人観光客に説明を。ガイドしながら日本への誤解を解いてもらう貢献を。→視力が持つ内に勉強ですね!

そして、日本の将来のために「個体差を活かす教育を今後の日本は真剣に考えなければならない岐路に来ている」と結んでいます。感性を磨き、感動を共有し、感動が分かち合えるから、情熱と次へのエネルギーが生まれるので。→若くなくても必要ですが

しっかり生きてきた方の考え方に触れると、迷路からの出口が少し見えるようでほっと。


インテリジェント旅行術-スマートフォン時代の

2011-11-24 17:12:30 | 旅行のヒント

 12月の中旬から一ヶ月の予定でマルタに行くことになりました。

私のauのスマホ、札幌に行く時に、パソコンを持たずにすませるために変えたばかり。電池の容量持ちの悪さに辟易でしたが、とにもかくにも課題をクリア!

ところが、マルタは地域外(アメリカとアジアのみ)ということで対応不可と判明。何か方法がないかなと手にした「インテリジェント旅行術」。

著者吉田友和さんの旅は、2002年の世界一周の新婚旅行から、pcを持って始まったと。

そして、今日ではスマホで世界の殆どの地域での通信が可能と。 課題だった「バケ死」(莫大な通信費)を解決する方法にも触れています。現地で、「simフリースマートフォン」を入手するのがベストと。i phoneは、世界規模で統一されてるので、予め多言語に対応していて、海外で買っても簡単に日本語に切り替えられる。日本に帰国後はドコモのsimカードで使うことも可能とか。

重いpcを持ち歩きたくない人は、wifiとか色々な手段を捜すので、ノートパソコンの出番、ますます少なくなりますね、、、。

でも現実的には、現地でスマホを買った場合アプリとか、使い方が分かるのかとても不安。日本でさえデジタル音痴なのに!


「最強の人生時間術」斉藤孝著

2011-11-08 16:50:11 | 自由サロン

 著者は教育学、コミュニケーション論の専門家で、1960年生まれで、現、明治大学教授。

「声に出して読みたい日本語」「現代語訳論語」等の他に時間術の本「1分で大切な仕事を片付ける技術」も既刊してます。

この「最強の人生時間術」を書くきっかけになったのは、45歳の時の病気。人生の見直しをせざるを得なくなった経験から、人生とは「いつ終わるか分からない、あいまいな有限の時間」。これをどう管理するか?自分の人生全体を満足なものに仕立て上げるには、限りある時間にどう優先順位をつけて使うかが重要との思いを。

ヒンドゥー教の「四住期」にならって、人生を4つの時期「新・四住期」に区分。①狩猟期(30~45才) ②ダブルスタンダード期(45~60才) ③円熟期(60~75才) ④ゼロ出力期(75才~)に分けて、それぞれの時期をどうすごすか、人生をデザインするための方法の実践を提起してます。

私の世代、円熟(?と言えるか)期の老後は、生活にリズムを作ることでベースを。それまでの時間単位だったスケジュールを曜日単位にして、1週間をトータルで見た場合にメリハリがつくように。

また、後半生はすべてが低出力。体力も、エネルギー的にも低下、収入も減るので、なるべく早くからその低出力で生きる準備を始めるのが、移行をスムーズにするコツと。人生の「優先順位」を見直す「価値観の複線化」をはかりながらの準備が大事のようです。

なるほど人生の後半に備えるにはそれなりの心構えと準備が必要だったのだと今ごろ、感心してる私ですが、、。

日本にはもともと「リタイア」という概念がなかった。元気で仕事をし続けられることが幸せという価値観があって、生涯現役の生き方を1つの理想像としてきた。実際に50年前には、定年後の人生はそれほど長くなかったので、人生の再デザインなど必要がなかったし。

人生の再デザインなど露思いもしなかった会田ですが、最後の10年間はレンタカーで海外を2人で旅して、それなりの低出力期の生き方を期せずしてかな?

そして、人生において一番、勉強に適した時は、仕事から離れた円熟期後半からゼロ出力期と。目的なく学び、同士と語り合い、時には若者に語って聞かせる。そんな本当の学問を満喫できるのは人生の後半ならではの特権!とのヒントが。習い事の価値も上達だけではなく、楽しみながら長く続けることを目指す。上手、下手は第二の人生ではどうでもよいので。なるほど、、。

自分の立ち位置を客観的に知らしめられて、心の平安も少し頂いたような。