終盤、ナパバレイでのマッサージが体を救った
サンフランシコとロサンゼルス間の距離は、アメリカのロードマップによると約608キロ(380マイル。1マイル1.6km)ですから、東京~大阪間よりも少し長いくらいです。*東京~大阪間は、インターネットで見ると550キロぐらいのようです。
この間を往復とも、途中の都市で一泊しました。
しかし、カーナビ(GPS)に頼って安易に運転したので、ロサンゼルス手前のサンタバーバラ(ダイオードを発明した中村教授がここの大学に勤務中です)を知らずに通過する道順を取り、サンタバーバラを行ったり来たりするミスをしました。
つまり、カーナビは海沿いの101号線が大回りするのでこれを避けて、最短直線の山道を誘導しました。
この結果、私が「必ず通る筈だ」と思っていたサンタバーバラを通過した地点で、山道がようやく101号線に合流したのでした。
美しいカーピンテリアの町
行き過ぎに気がついてフリーウェイを下りた町が、カーピンテリアという小さな町。街並みが綺麗なので、スーパーマーケット、ボンズの向かいの、ドラッグストアの駐車場に車を停めて歩きました。(路上その他の駐車場は満杯でなかなか駐車ができません)
改装オープン中のボンズと、町を走る小さなバス。
ボンズは改装オープンということで売場の随所で試食があり、昼時の空腹が一時おさえられました。
失敗したお蔭で、海岸の美しい町に来られて良かったと思います。しかし、この後ようやく辿り着いたサンタバーバラではもう時間がなくて、昼食を食べたらすぐに出発というあわただしさに終わりました。
経由都市でも目的地をGPSに入力すること
私の失敗の一つは、「途中で寄って行こう」と思ったサンタバーバラ市内の目的地点を、ナビ(GPS)に入れなかったことです。
今はアメリカも欧州もGPS付きのレンタカーに乗れば、行き先まで誘導してもらえるのでラクになりました。しかし、途中の道路にはいくつかの行き方があるので、これを心得て目的地を設定することが大事です。
長距離運転では睡魔が襲った
数年前までは、運転していて睡魔に襲われることはなかったのですが、77歳のいま、眠くてたまらないことがあります。特に、今回のように連日の長距離運転が続くと疲労が溜まり、睡魔に襲われました。
そんな時は臨時駐車して、15分か20分ほど仮眠してまた出発します。しかし、運転の後半、サンフランシスコ地区を運転した時は、朝から眠くてたまりません。
我慢しながらワイン産地のナパバレイに着き、妻が行きたいというマッサージ院に入りました。私もお付き合いで1時間の全身マッサージをしてもらい、気持ちよくうとうとして最高でした。
ナパバレイの北、カリストーガのスパ。
この後は体もしゃんとして、もう睡魔には襲われませんでした。疲れを癒すということは、とても大事なことだと思いました。おそらく、人生最後の長距離ドライブ旅行が、事故も故障もなく無事で何よりでした。