スティーブ・ジョブズさん 没後11年で振り返る川瀬巴水の浮世絵
【画像集】
群馬県の法師温泉の大浴場にゆったりと入る男性。山梨県の山中湖畔で朝焼けに赤く染まる富士山……。日本の美しい風景が叙情的に描かれています。
アップルの創業者、スティーブ・ジョブズさんが膵臓がんで亡くなってから、10月5日で11年となる。亡くなる3カ月前、娘のリサ・ブレナン・ジョブズさんは病床の父を訪ねた。
回顧録「Small Fry」の中で、部屋にはジョブズさんが愛好していた川瀬巴水(かわせ・はすい)の絵が飾ってあったと明かしている。
■「新版画」の旗手だった川瀬巴水とは?
川瀬巴水は1883年(明治16年)に東京に生まれた。27歳のときに日本画家の鏑木清方(かぶらき・きよかた)に師事し、2年後に「巴水」の画号が与えられたという。
大正・昭和期に浮世絵のニューウェーブ「新版画」の旗手として抒情あふれる風景画を数多く残した。続き。
国立国会図書館のデジタルコレクションから、ジョブズさんが収集したのと同じ5作品を紹介。
01.「明石町の雨後」(1928・昭和3年)
トップの画
02.「市川の晩秋」(1930・昭和5年)
03.「山中湖の暁」(1931・昭和6年)
04.「上州法師温泉」(1933年・昭和8年)
05.「京都清水寺」(1933・昭和8年)
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