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阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

月下美人が4っ同時に咲きました。    その2

2022年09月24日 | 花・草・木・生き物

 その1より少し時間が経ってからの画像です。

 

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映画「ゼロの焦点」を見ました。  松本清張の 同時代に生きた者へのレクイエム

2022年09月24日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
2009年11月20日(金)「阿智胡地亭の非日乗」掲載
 

ぐいぐいと引張っていくドラマ作りは骨格がしっかりしていました。これぞ映画館で見る映画だというほんまもんの映画でした。  

 好きな女優が三人出ているのと、原作が松本清張だという理由でこの映画を見に行きました。

女優3人とは広末涼子、中谷美紀、木村多江のことです。「おくり人」の広末涼子、「嫌われ松子の一生」と「白洲次郎」の中谷美紀、

「上海タイフーン」の木村多江。それぞれが今、旬の役者さんばかりで、3人それぞれがその個性をだして役割をリアルに演じていました。

この映画は太平洋戦争の結果、突然社会の下層に落とされた それまでは普通に暮らしていた生活者と、そこにからむ新婚夫婦の突然の暗転を描いた映画です。

結婚した夫がどんな人間か殆ど知ることがないまま、夫が失踪する。夫の過去を以前の任地である金沢に訪ねるしかない新妻。ある意味推理小説仕立てですが、それは本題ではありません。

 松本清張と太宰治。一人の人気作家が心中で死んだ頃、もう一人は全く無名の小説家志望者でした。その二人が共に今年生誕100年だそうです。

二人の生まれ育ちは両極端というほど違いますが、二人が生み出した作品は今も沢山の読者に読まれている。凄いことだと思います。

三島由紀夫が編集委員の一員で発行されたある日本現代文学全集。三島由紀夫が一人がんとして松本清張の作品を全集に入れることを反対して清張は外されたそうです。

この『ゼロの焦点』という原作は読んでいませんが、小説が取り上げた人間とその人生は、この映画を見る限り三島の審美眼、彼の生きた世界とあまりに違いすぎて、

三島にとってはおぞましく見たくもない日本人たちだろうと思います。

そのぶん、私には松本清張にとっては書かずにはおれなかった 彼が生きた時代の歴史の証言、あるいはその時代を生きた自分の仲間たちへのレクイエムのような気がしました。

冬の能登半島の荒涼とした風景や金沢の町並みはCGも使われているのかもしれませんが、エンドクレジットで韓国Unitの多くのキャストの名前が流れ、

ああ韓国でロケした場面が多いのだと知りました。 主役は広末涼子ではなく、実際は中谷美紀だと思いましたが、いずれにせよ木村多江と三人三様、

プロの女優が互いに火花を散らして演じるのを見せてもらいました。  引き込まれて見終わりましたが、なぜ耐火煉瓦会社(中谷美紀役の夫)の社長が自殺したのかは

自分には唐突でした。しかしよく出来た脚本のわずかなこのキズは、この映画全体の価値を貶めるものではありません。

それにしてもラストの「オンリーユー」の曲の使い方を見ても、この監督の遊び心があちこちにあるのがわかり、この映画も海外マーケットを視野に入れているのだろうと思いました。

キャストとスタッフが力をあわせ、今年発表された日本映画のラインアップの中でも上位にいく映画を作り上げた。秀作だと思いました。  本稿は Yahoo 映画レビュー欄に掲載clickされた。

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神戸市灘区の石屋川から都賀川まで二駅分を歩く              11年前の今日 2011年9月24日の本ブログに掲載

2022年09月24日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ

☝二駅のあいだの六甲川。六甲山からは沢山の急流の小さな河川が流れ出す。

阪急電車の駅間でほぼ二駅分を歩きました。ルートは神戸市バスの路線の中で六甲山の麓に一番近い②系統のバスが走る道です。

 灘区の東端から歩きだして、王子公園駅そばの都賀川沿いの居酒屋“いなかもん”まで約6000歩の距離です。

日頃は車かバスで通るのであまり気が付かないけど、空き地に大きな新築の家が出来ていたり、新しいマンションの工事があったりと変わっていっています。

〇下は昭和20年代によくあった木製の外壁ですが、このあたりではこの一軒だけに残っています。


〇六甲登山口の交差点そばに、このプレートをかけた歯科、鹿島歯科は健在です。

〇このあたりに45,6年前に3年間ほど住んでいたのでやはり懐かしい。




〇居酒屋“いなかもん”には五M会の三人と小唄のお師匠さんの四人が集まりました。

亡くなった俳優の杉浦直樹さんとテレビドラマの仕事で付き合いがあった宮崎純さんから、彼は酒豪であったとか

彼にまつわるいくつかのエピソードを聞けたのはこの夜の望外の僥倖でした。

向田邦子ドラマに欠かせなかった杉浦直樹さん。このNHKドラマ「あ・うん」の主役フランキー・堺さんと同じで、

自分と同時代を生きた人が消える寂しさを感じます。杉浦さん、長く楽しませてくれてありがとう。

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9月23日に目に留まったSNS・メディアの記事

2022年09月24日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文のサイトに飛びます。

 

 

 

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