午前中に仙台市シルバーセンター、太白区西多賀小学校、仙台市体育館と3ヵ所の施設被災状況の調査。
シルバーセンター4階のプールは今だ復旧見通し立たず。
体育館に6年生5年生の4教室。
午後から委員会審議。我が会派の第一分科会委員は村上一彦議員、横田正人議員。
説明員として調査施設の関係者が出席。委員長の判断により説明員からの反問権も認めることとした。
・施設の被災状況によってその復旧の進捗に差は大きいのは致しかたないが、災害対策本部としての把握はどうなのか? また市内文化施設のホール等の被災状況はどうか?
A 市内に197の幼稚園、学校、高校あり。そのうち89%は復旧済みだが、校舎や屋内運動場が使用不可になっていて現在、専門家による調査中。
青年文化センターは、コンサートホールは7月中に、その他施設内は今年度内復旧を目指す予定。大空間の施設は構造的な難しさがあり復旧の見通しを立てるに難しく復旧は未定と答えざるえないが、それら施設の情報を市民に伝えていく。
・仙台サンプラザの状況は? 施設の運営主体の違いにより進捗に差がでるのか?
・市民利用施設の復旧にあたっての優先順位はどのように決定するか、震災復興本部としての立場は?復興本部としての権限範囲で優先順位を決定できないか?
A 施設の被災状況により、専門的な判断も必要なため、時間を要する面あり。
・西多賀小の体育館教室の解消を早急にすべきだが?
A 仮設校舎の建設も時間を要するものなので、できるだけ早く見極めるようにしたい。
・南光台小が4分割の学校運営であり、大変である。体育館内間仕切りによるクラス環境は劣悪な学校環境にあり、仙台市としての今後の方針を早く示すべきでないか?
・実のある建設的意見の場としての委員会としたいが、現在まで“専決処分”が進んでいる。この委員会の場では、当局側が専決案件の判断を委員会に求める機会と捉えるべきでないか?
施設復旧の優先順位の決定の機会、場としての当該委員会としてはどうか?
つり天井は触れ止めの施工基準を変える提案を国に働きかけるべきでないか?
A 建設局の担当に指摘があることを伝えたい。
・復旧から復興へその効果的な移行についての考え方?
A 復旧はすべからく着手する前提にあり、また復興については、中長期的な計画的な設定が必要なものであり議論が必要なところであるとは考えている。
・下水処理などのライフラインについての優先順位は確かだが、どう考えているのか?
等々の意見が議員からあり2時40分に閉会。
私は2時から農業委員会農政部会に出席。
農業委員会も2月以来、3ヵ月ぶりの部会開会。冒頭に、若林区、宮城野区の委員から津波被災農家として話。
仙台東部地区農業災害復興連絡会を経済局サイドで立ち上げているが、経済局長、JA仙台代表理事、仙台東土地改良区理事長の三者が中心となって、塩害/地区/農地復旧/復興計画などの各対策チームを設けて検討する会。農業委員会は地区対策チームの構成員になることに。同連絡会の中心三者に加わるのが農業委員会の位置づけはではないのかと思う。
農業委員会は、市内各地区の農業リーダーの方々と情報交換、意見交換ができる貴重な機会。東部地域の農業を今後将来的にどうしていくのか、各農家の意見集約・聴取が大変肝要。先祖代々営んで来た土地を今回の震災以降どう再生させていくのか、仙台市の食料基地の将来についてオール仙台で真剣に考え良案を提案していきたいと思います。
それにしても農業は生き物なので、来年再来年の収穫を目指した準備に時間は限られる。海岸地区の第一次産業のこれからは、仙台市が宮城県は、というものではなく、八戸市から茨城県までの500キロの長い東日本の第一次産業地域を将来にどうしていくかという大きな大きな判断と決断が求められているのです。