eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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成長した冠雪除去

2011年02月04日 | eつれづれ
大雪で冠雪も大きくなり放置も出来ずかなりの重さとなりアームが垂れ下がって来たので急きょ、業者を呼んで停電操作及び検電、接地後、除去作業を開始する。バケット車上より状況を確認、撮影する。(停電作業が基本、雪如きで事故おこしたのではバカのやる事)

下がって来たのは避雷器用のアーム。この様な状態でもPASの漏電検知は現実しない。
但し雪も海岸近くの塩分を含んだ状態で溶け始め(塩水)がドカーンと行く可能性ある...
当地は内陸なので関係ない!!)

バケット車より長い木のヘラにて除去する。

ついでに構内、別の柱上も除去する。(トータル2時間のボランティア管理のお勤めでした)

電気ヤも本来の電線扱いより個人宅の雪下ろしの予約が一杯入り、超多忙との話しだった。
(不景気で業者も仕事ないから大変、助かっている様だ)
近年に無い大雪で電力配電柱も雪冠多くあり、一々停電する訳にもいかず大変だ。

新聞記事にもある様に雪の重みで停電事故が発生している様だ。
記事:
強い冬型の気圧配置の影響で積雪量の記録更新が相次ぐ東北地域。秋田県では県南を中心に大雪が続き横手市や湯沢市などで地域気象観測システム(アメダス)の観測史上最高の積雪を記録した。隣接する大仙市大曲地域では、今月に入り、積雪が170センチメートルを記録し、「四八豪雪」(1974年1月)の256センチメートルに次ぐ、多さとなった。
東北電力大曲営業所では今冬の大雪を受け1月はほぼ連日、配電線を巡視。トランスや開閉器、電線を支えるアーム部分に積もった電柱の冠雪を除去するなど、停電事故防止に努めている。「学校からも通学路を中心に依頼されるケースが多い」(配電技術サービス課)と学校近辺などを中心に、ユアテックなどの協力も得ながら、12月から1月にかけ、450基の電柱の雪を払い落とした。今月2日には営業所そばの電柱で高所作業車に乗った所員がスコップなどを使いトランスの雪を払った。




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