eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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高圧ケーブル焼損事故例

2013年08月17日 | eつれづれ
最近、ずっと過去...にあった事故なのか不明だが、この波及事故例は典型的なGR付PAS無しで発生した高圧ケーブルの事故だ。



記事が本当ならG端子で5000MΩとあるので何ボルトを印加した直流絶縁診断か(印加電圧が情報として欲しい...折角の記事も学習ならず...、以前のブログにもUPしているが高圧絶縁抵抗測定など、しないよりした方が良い程度でアテにはなりません。むしろ古い高圧ケーブルには対地電圧3810V以上の電圧印加は逆にストレスを誘発するかも知れず。1,000Vメガーで、ごまかした??方が良い。記事の通り一気に、ぼーっと燃えだし絶縁破壊します...微地絡検知も教科書的には逝きません。(塩害地域は更新時期をもっと縮めなければならないが大方、経済的には無理だろうか)
年数で更新を進言していた方がまだマシでナンデ3ヶ月前に定期点検行って何を見ているのと言われるのがオチの様だ。まだPASも導入していない事業所なので結果的にはショウがない面もあるが、素直に更新を聞いてくれれば楽だが要指摘を、永遠と報告書に記載しておく以外無し...相手の聞いた聞かない等、責任逃れをさせない担保をとっておく事。

計算上のtanδ値でも当然、良好の確認が出来る...Igr(対地抵抗分電流)は1.7μAで問題無しの高圧ケーブルだが、かといって10kV印加して高圧ケーブルをパンクさせては責任問題となる...ホドホドのサジ加減の定期点検。


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