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絶縁確認5,000Vの落とし穴?

2018年11月14日 | eつれづれ

事例だが波及事故回避の最後の砦、PASの機能を無視して絶対にASとして投入してはならない鉄則。

当方の7月に発生したヘビの抜け殻あったキュービクルでPASのGRトリップ停電事例だが、キュービクル内、機器一括の絶縁抵抗はレッド表示。
SC、TRのPCS開放でも変わらず、仕方なくPT.CT線を外して回復。
この状態でPAS動作試験、正常を確認後に受電したが後日、新規PT.CTを取付て改修完了。
日曜日の夕方でもあり、電力にVo問い合わせしても、どの回線も応答無し。
ここの事業所はPPSでは無いがPPSからの購入なら直接の問い合わせもNGなのかシランが。
ところが撤去したものを直流絶縁診断11kV印加、絶縁は正常で問題なく10分間クリア...。
絶縁回復する様な機器でも無いと思われるが?。

その後、ゴミ処分前にエィヤーで直流耐圧試験30,000V.10分間印加しても難なくクリア...高圧絶縁抵抗測定1.4MΩのレッド表示?訳わからん。
結論:多忙なので、こんなものに引きずっても金にもナラズ、頭もハゲるので忘れる事だ。
改修工事では設置後、キュービクル機器一括の交流耐圧試験も実施、業者監督、報告書ありで、それなりに儲かりましたケド、おそまつ。



0.3053V*100倍=30.53kV印加電圧値、0.0736V*100倍=7.36μA漏洩電流値。
30kVの印加なので漏洩電流も大きくなる。

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