eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

過電流継電器試験のデモ機セット

2021年05月19日 | eつれづれ

誘導形過電流継電器と地絡継電器のデモ機。

ホイントは二次電流方式OCRと地絡継電器(方向性DGRとか)との組みあわせでOCRは電流出力、DGは電圧出力。地絡継電器の動作時は電圧出力を電流出力に変換する。
遮断器のパレットスイッチが必要とする理由、そして遮断器のトリップコイルには何Vの電圧が印加されるのか。
この辺の原理、疑問が完璧に理解出来る...コアの部分が納得。
単なる過電流継電器試験など誰でも出来るプロの電気技術者はトラブルも直ぐ的確な判断出来る。
ミソは真空遮断器など不要なデモ機。
静止形OCRより旧式の円板式から触って進めば理解出来る。
昔は試験器なども無く水抵抗器で大きな電流を作り試験器の設定と同じ操作は洗濯ハサミを円板にクリップor手で押さえて電流設定が終われば離して機械式時限サイクルカウンターオンとした。
今考えれば基本とはいえバカバカしい作業だった様だ。