eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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我慢比べもソロソロか

2012年02月21日 | eつれづれ
関西電力の全原発が稼働を停止し今夏の電力不足を心配する声が強まっている。管内企業は、今夏も節電要請があればエアコンの設定温度引き上げや照明の間引き利用など昨夏の対策を踏襲、拡充するとみられる。一方、電力不足の長期化を懸念し、原発の再稼働を求める声も多い。住友電気工業は6月までに、10億円強を投じ、電力ケーブルを生産する大阪製作所(大阪市)など4拠点に自家発電設備(出力1000キロワット)計4台を追加。今夏の電力需給の逼迫(ひっぱく)に備える。同社は昨夏、大阪製作所の既存の自家発電をフル稼働させる一方、別の製作所の休業日を週末から平日に振り替えた。さらなる電力不足に備え、同社は「できることはやっていく」(広報部)と気を引き締める。ただ週末の振り替え勤務は「社員の家族サービス低下につながる」(クボタ)など負担も大きい。電力不足が長期化すれば、国内工場の海外移転も加速しかねない。既にパナソニックは電力不足への懸念や円高を理由に、太陽電池を兵庫県尼崎市で増産する計画を撤回、マレーシアで生産する方針に切り替えた。このため、「安全性を確認できた原発から再稼働させざるを得ない」(ダイキン工業)、「当面は安全性に留意して原発を使い続けるしかない」(パナソニック)との声も上がっている。

コメント:
全原発停止もいよいよとなり産業界からの悲鳴が...安全、安心も会社も海外シフト、電気料金UPも重くのし掛かり経営基盤を揺るがす事態。会社も倒産では子供の安全もなにも失職、食べさせられない現実が迫ってくる様だ。今の世の中、常に危険リスクと隣り合わせ。
原発反対派は原発無くとも実際、停電回避出来るのでは...よーく考えて下さい。今、稼働している原発以外の発電所も定期点検、緊急トラブルで停止ハタマタ予期せぬ事で停止等々考えられる...安定的に稼働させるには80%の能力で負荷運転か。何事も目一杯のパワーで仕事させれば寿命、短命、故障続発...レーシングカーレースのエンジン、フル回転をやっている様なもの電力も同じ、発電機出力高負荷運転状態(更に回転機のロス、送電ロス、変圧器ロス、行けば行くほど損失増える、当然、これを上回るパワーが無いと機能しない...まるで人間の動脈硬化の如し)。ミミッチイ話となるが我々の試験用で使用しているインバータ発電機も同様、パワーに余力が無いとエンジン停止する...最もその前に過電流でブレーカ落ちるが...これ同様、電力も発電機壊しては元も子もないので、これもその前に停電させて発電機回路より切り離す事になる。電力系統は連系しているのでヘタすると次々と停電範囲が広がるニューヨークの大停電の様に...とにかくホントの想定外がおきる可能性大となる。常に余裕のある運転が必須で同じ電気を使うEVの様なシステムは、エンジンの様に自分で発電出来ず常に他から給電...利便性悪く使い物にならないのでは...まず走る地球環境の前に室内暖房、冷房はどうなの当地では凍え死にます。

記事の最後に日々の暮らしを根本から見直す必要を突きつけられている...当方の言うとおり3丁目の夕日の如く何も無かった、そして皆、貧乏一生懸命働いた昭和30年代に戻る事の様だ。その日本の礎を気づいた今のお年寄りを大事にもせず、年金も減らすバカな世の中、権利ばかり声高らかに主張、義務は果たさずノーテンキな人ばかりとなった。
当県のガレキ受入は隣県なのだが処理能力もあるのか東京都よりかなり少ない気もするが。
それにしても自分の事ばかり心配、他県などどうでも良い絆も形ダミーダケの様だ。