べるぎぃ*さばく

兵庫→京都→兵庫→東京→ベルギーへお引越ししました。
日々のちょっとした出来事をつづってます*

3年に1度のイーペルの猫祭り * パレード&猫投げ

2012年05月13日 | * たび(ベルギー) *



イーペルの街の様子の記事の次はパレード記事です*


フロートマルクトにある観覧席に到着



Lakenhalle(繊維会館・衣料会館)とは対面の席なので
パレードを見ながらゴシック建築の鐘楼のついた繊維会館も
見ることが出来る特等席です♪


昔、魔女狩りの時代に魔女に従う不吉な動物という理由で
猫を処分したら、繊維業で栄えていたイーペルの毛織物を
ねずみが傷つけて困った。

そのねずみをやっつけるために猫に番をさせた。

今度は猫が増えて困った。

鐘楼から投げて始末した。

するとまたねずみが増えてペストが流行った。

などなど歴史があり、その名残で「猫祭り」が
今も開催されているようです。



現在では繊維会館はフランドルフィールズ博物館となっていて、
第一次世界大戦でのイーペルについての展示が行われているそうです。




旦那さまが事前にHPで購入してくれていた観覧席チケットは
旦那さま・わたし・まめちゃんの3枚

なのでこつぶちゃんはまめちゃんの足元に
マキシコシのまま置かれました。


購入時に2席か3席かで迷った旦那さま

3時間ちょっと続くパレードだったので
3席分購入して本当に良かったです!





それでは猫祭りのパレードのはじまりはじまり♪




14時半くらいから市の関係者や猫祭りのスポンサー会社の宣伝パレード

キャンディーやドリンクやお祭りの旗などなど
カーニバルのパレードのようで
まめちゃんは「ちょうだぁ~い!」と大きな声(笑)


しかし、わたし達の座っていた観覧席は上から3段目

パレードから投げられるお菓子は全然届きません。


まめちゃん、残念。




ねずみのマウスとパソコンのマウスをかけて
シッポがUSBになっています(笑)




猫が処罰されている様子・・・残酷です。





かわいい体型のねずみのダンス




まめちゃんは「カステール(お城)」と指差しながら楽しそうに見ています♪





















イーペルの猫の歴史、
世界では猫がどうやって崇められてきたか、
(エジプト・ケルトや中世など・・・)
世界の猫(キャラクター)などなど
寸劇を交えながらパレードは続いていきます。






















そして、イーペルの猫



旦那さまのCieper(シープル)







夫人のMinneke Poes(ミネケ プス)


実はイーペルの街に到着した時に駐車場を探してウロウロしていたら
ちょうどこのシープルとミネケプスが街中に移動している横を通り過ぎたんです。

なので「あっさっき見たのが来た~!」とちょっと感動も薄れてます(笑)




道化師たち、バグパイプを持った音楽隊が
通り過ぎると今回で43回目の猫祭りのパレードはおしまいです。


まめちゃんは3時間以上もあったパレードですが
自分の席から移動することもなく(わたしたちのひざには座ったりしますが)
途中でグズグズいう事もなく、パレードを楽しんでみていました♪


こつぶちゃんも授乳時間前にはうぎゃうぎゃ言っていましたが
それ以外はおとなしくマキシコシやわたし達に抱っこされて
いっしょにパレードを楽しんでいました*


パレードから投げられるお菓子は届かない観客席の上の方でしたが
長い時間うしろの人に押されたりしながら立って見るのは
子連れではちょっと大変そうなので事前のチケット購入はあたりでした!




次のイベントは「猫投げ」

繊維会館の塔の上から先ほどパレードに参加していた道化師が
下にいる観客に向かって猫のぬいぐるみを投げるというイベントです。



塔の上から観客をあおって大きな声の方へ手すりに置いた
猫のぬいぐるみを投げていくので地上にいる観客達は
あおられるがまま「おぉ~!!!!」と叫び
まるで地響きのよう・・・(笑)




地上の様子

もぅ何がなんだか分からないくらい人がいます。

この中のどこかに旦那さまが・・・。




観客席の一番下に移動してまめちゃんとこつぶちゃんと
「これは猫のぬいぐるみを帰りに買った方が・・・」と思いながら
旦那さまを待っていると




なんと塔から道化師が投げた猫のぬいぐるみをGetした
旦那さまが笑顔で寄ってきました。


まめちゃんは「カッチャス(猫の複数形?)」
呼びながら旦那さまからぬいぐるみを受け取りとても嬉しそう♪


旦那さま曰く、道化師が投げる距離を考えて場所を移動し
みごとキャッチしたそうです。


幸福を運んでくれる猫のぬいぐるみ


良い思い出が出来てよかったね♪



ちなみにこの旦那さまがGetした猫を見て
「あっ街頭で売っていた猫のぬいぐるみと毛並みも形も色も全然違う!」
と、知ることができました。



旦那さま、チケットの手配・運転・猫のぐいぐるみキャッチ

いろいろとお疲れ様でした*





※現在、コメント欄を閉じさせていただいています。



3年に1度の猫祭り in イーペル

2012年05月13日 | * かぞく *



今日は3年に1度ベルギーの西部に位置する
イーペル(蘭: Ieper、仏: Ypres)で開催される
Kattenstoet(猫祭り)に行ってきました。




前回の猫祭りは2009年開催だったのでわたしたちはすでに
ベルギー暮らしをしていたのですが、ちょうど日本へ一時帰国していたので
残念ながら見に来ることが出来なかったのです。

※猫祭りは3年に1度、5月の第2日曜日に開催


せっかくなのでパレードの前にイーペルの町をおさんぽしよう!
ということで3時間前にイーペル到着



車を止めて町の中心に歩いていくと
パレード用に黄色いラインが引かれていて
それに沿って椅子が並べられています。(上の画像左)




カフェの椅子やお家から持ってきたダイニングルームにあるような椅子まで!


さすが地元の人!

きっと3年に1度のお祭りなので
どこの場所が見やすいか、どうやって場所取りをするか
とっても慣れています。




あっという間にフロートマルクトにあるLakenhalle(繊維会館・衣料会館)





旦那さまが事前にこのフロートマルクトに設置された観覧席のチケットを
HPで購入してくれているので場所取りの必要なしです。

チケット代:20€(約2,000円)/席×3席


イーペル駅近くの観覧席は15€/席となっていました。




イーペルの街の中をおさんぽしていると
猫祭りだけあって猫のモチーフがあちらこちらに*



お店の看板やチョコレート屋さん




街頭ではいろいろな大きさの猫のぬいぐるみが売っていました。

まめちゃんは「にゃぁにゃぁ、ねこちゃん」
「カッチャス!(猫たち?!)

旦那さま曰く、猫はカッチャで合っていると思うけれど
複数形はカットの場合はカッテンだからカッチャだと
カッチェン?のような・・・?と。

オランダ語堪能な方、教えてください*

ちなみにまめちゃんはなんでも名刺の語尾に「チャ」が
つくときは最後に「ス」をつけます。



と言って、猫のぬいぐるみを見るたびに喜びます(笑)


あとで分かったことなのですが
この街頭で売られている猫のぬいぐるみはお土産用で
繊維会館から投げられる猫のぬいぐるみとは
形だけでなく色の配色も全く違うものでしたよ。

猫投げと同じ猫のぬいぐるみはインフォメーションで売られていました。







お店のショウウィンドウにも猫ちゃん




かわいい猫のポストカードを貼っているお店も♪




カフェテラスでビールを楽しんでいる大人にも猫の仮面や
耳がついていて、ちょこっとディズニーランドを思い出しました(笑)





繊維会館には今日の猫祭り仕様なのか
いつもデコレーションされているのが普通なのか
分かりませんが猫があちらこちらに。




どれもカラフルな色でしっぽから線が延びていて
夜になるとライトアップするようです。




インフォメーションに入ると繊維会館に飾られていた
猫ライトと真っ赤なポピーグッズ


イーペルは第一次世界大戦で大きな被害を受けた街

真っ赤なポピーは平和の象徴として
街のあちらこちらに見る事ができました。






ランチ中、イーペルの街の地図を見ながら?!
旦那さまといろいろおしゃべりするまめちゃん。

猫のマスクや耳をつけた人、町中の猫のデコレーション
売られている猫のぬいぐるみ


猫祭りの本番はこれからなのにまめちゃんは街の雰囲気だけで
ワクワクしているようでした*




ローストチキンに山盛りフリッツなどなどおなか一杯食べた後は
再度、街をおさんぽします。



フロートマルクトからMenenpoort(メネンポート・メネン門)に続く道は
段々のかわいい屋根のお店


しかし日曜日のため2軒ほどし営業していません。。。




メネン門に到着

この白い門の内側にはたくさんの戦没者の名前が刻まれています。


こちらでは毎日18:00に戦争犠牲者のための追悼セレモニーが
行われているようで戦没者追悼のため
平和の象徴の赤いポピーのリースがいくつも飾られていました。



メネン門をくぐると川沿いにも人・人・人



ここもパレードの道なんですね。



メネン門から繊維会館のあるフロートマルクトに引き返すと
先ほどよりたくさんの人がパレードを今か今かと待ち構えています。



あれ?まだまだ時間はあるけれど・・・


と思いつつもなんだか焦ってしまい、ちょっとだけ
早足で観覧席へ戻ります。




パレードが通る道を歩いて観覧席に戻っているので
場所取りをしている方々の注目の的・・・


なぜって?!

それはまめちゃんがクマの着ぐるみの頭(帽子)だけ
つけているので「ハロー、ベール(こんにちは、クマさん)」
声をかけられたり、写真を撮られたり・・・

猫のお祭りなのに熊というのがうけたらしいです(笑)



観客席に戻ったものの、やはりパレードまであと40分くらい
あったので近くのケーキ屋さんでケーキを購入して
観客先の裏でお茶タイム



観客席裏にあった繊維会館のミニチュアを
いたく気に入ったまめちゃん(笑)


イーペルの街の様子で長くなってしまったので
パレードは次の記事にしますね*





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