2024/09/07 読売新聞オンライン
通販大手ジャパネットホールディングス(HD、佐世保市)が長崎市幸町で整備を進めてきた複合施設「長崎スタジアムシティ」が完成し、6日、関係者を招いた 竣工しゅんこう 式が行われた。
JR長崎駅から徒歩約10分で、敷地面積は約7万5000平方メートル。サッカー場の「ピーススタジアム」(約2万人収容)やアリーナ施設「ハピネスアリーナ」(約6000人収容)、ショッピングモール、ホテル、オフィスビルで構成される。総事業費は約1000億円。
サッカーJ2のV・ファーレン長崎とバスケットボールB1の長崎ヴェルカの本拠地となり、来月14日に開業する。スタジアムには天然芝が敷かれているほか、選手のベンチと観客席が隣接しているなど、試合の臨場感を味わえるのが特長だ。
式典で玉串をささげる高田社長
プロジェクトに協力した建設関係者ら約480人を招待して竣工式が開かれ、ジャパネットHDの高田旭人社長は「全国の皆さんに素晴らしい世界を届けていく。妥協せず、皆さんに自慢してもらえる場所にする」と語った。
式の後にはアリーナで感謝祭が開かれ、歌手のAIさんがサプライズゲストとして登場。「みんながみんな英雄」などの曲が披露され、開業前からの盛り上がりを見せていた。
今月14日にヴェルカと琉球ゴールデンキングスとのプレシーズンゲームのほか、10月4、5日にはヴェルカの開幕節が行われる。また、同6日にはV・ファーレンと大分トリニータが対戦する。同13日には、長崎市出身の歌手、福山雅治さんの開業記念ライブが予定されている。