BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

みんなアホ

2019年03月28日 | 古本
アメリカと日本における新聞報道(メディア)の違いについての考察。まずアメリカでは匿名報道はボツだとか。
政府高官筋の話によりますととか、また一般のニュースでも仮名による匿名などはアメリカではほぼあり得ないと
いう事だ。なぜなら匿名だと話をいくらでも恣意的に操作できるし、また第三者における検証のしょうがなくなると。
また日本における「記者クラブ」制度にも懐疑的だ。特ダネも特オチも狙わず、無難にニュースをこなす。それが
日本の実体だろう。メディアの権力に対する弱腰は日本の電灯、おっと伝統だ。だってアベちゃんが40パーセント
以上の支持率がいまだにあるなど、アタシは信じられなーいのだ。ただアメリカもいまトランプだし、世界はみんな
アホになっている(笑)昨夜のTVニュース、101兆を超える予算案が参議院であっさり通過と報じてた。これって
メディアが政府の出鱈目さんにベッタリだから。それを野党の責任だと報じた。あきれてあきれた。
著者は米コロンビア大学院ジャーナリズムスクールで修士号。相当鍛えられたことが分かる。
 「官報複合体 権力と一体化する新聞の大罪」 著者 牧野 洋  講談社 定価1600円
  ( 2012年2月6日 第2刷発行 ) ※462ページもあるのでお得感たっぷりだ。186円で買えたし。