67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

やはりこれがTony Bennettの最高傑作か!!?

2009-03-17 23:50:00 | jazz & vocal
When Lights Are Low/Tony Bennett
(Columbia CS8975)


 男性ボーカルではシナトラ、サッチモは最高峰でしょうが、個人的にはトニー・ベネットのハードボイルドなボーカルが大好きなのです。90年代に、来日ステージを聴く機会を得ましたが、このときにはレコードで知られる名唱とはほど遠い内容に落胆した覚えがあります。やはりコロンビア時代の、ラルフ・シャロンとのコラボレーションを忘れる事が出来ませんね。以前に、シャロンとのDUOアルバム”Tony Sings For Two”をアップしましたが、シャロントリオとの共演ではやはりこの"When Lights Are Low"に勝るものはない感じです。本日はこのベネットの最高傑作と言われる向きもあるコロンビア盤をアップいたします。

 伴奏を務めるRalph Sharon TrioはRalph Sharon(p), Hal Gaylord(b), Billy Exiner(ds)のメンバーです。A-1の"Nobody Else But Me"を聴くと、このグルービーなアルバムの全貌がわかる気がします。シャロンのピアノソロも実に軽快で小気味良いですよね。しっとりと聴かせるタイトル曲”When Lights Are Low ”も名唱ですよね。つづく"Green Dolphin"はお得意のナンバーですよね。次の"Ain't Misbehavin'"、B面3曲目のSpeak Low"などと並びベネットのスタンダード解釈の真髄を聴く事ができますね。決して出しゃばる事なくコンピングにも見事な調和をみせるシャロンのピアノが本当に利いていますね。A-5のpianoソロなども特筆ものですね。またグリーン基調のBob Peakによるイラストジャケがカッコいいです。

 所有盤はコロンビアの2eye, モノラル盤です。やはりこれがベネットの最高傑作かも???・・・

相変わらずのタコ耳を露呈するテナーバトルのモノ盤

2009-03-17 00:06:40 | jazz & vocal
Tough Tenors/Johnny Griffin & Eddie "Lockjaw" Davis
(Jazzland JLP31)

 テナーバトル、同楽器の激突では最もエキサイティングですよね。あくまでも私見ですが、スティット&アモンズ、アルコーン&ズート、グリフィン&デイビスがベスト3の組み合わせだろうと思います。ワーデル・グレイとデックスという組み合わせをあげる方がおられるかもしれないですが、これは手持ちがなく???です。今日はジャズランドのグリフィン&デイビスの一枚をアップします。

 メンバーはJohnny Griffin, Eddie "Lockjaw" Davis(ts), Junior Mance(p),Larry Gales(b), Ben Riley(ds)のクインテットです。以前にアップしているこのチームのバトルアルバム”Blues Up and Down”はLloyd Meyersがクレジットされています。このアルバムでは、マンスの格の違いを感じるようなスウィンギーなソロにまいってしまいます。B-1の"Funky Fluke"のイントロの急速超のピアノは、次に出るテナーズの熱いバトルプレイを予見するかのようですし、勿論グリフィン(?と思う)お得意のテンポでの快演のバックのコンピングが絶妙、さらにそのあとのファンキーフレーズ連発のソロはこのアルバムの白眉です。マンスのごっついソロとはこれじゃ~って感じです。他の曲も、グリフ&ロックの熱いバトルは健在で、A-1のレスター・ヤングの"Tickle Toe"のグルービーなバトルプレイも好きですね。あいにくモノラルで、相変わらずタコ耳の67camperには区別はかなり困難です。以前のアルバムでは硬い音がグリフィンと思っていたのですが、柔らかくウォームでクネクネ吹く方がグリフィンかと思い直してしまいました。自分が絶対グリフィンと思うB-2"Imagination"のウォームなバラードプレイも特筆ものですよね。

 所有盤はジャズランド、オレンジラベル、DG付きのモノラルオリジナルです。判別しにくいモノラルですが、中音域の厚さはさすがですね。