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67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

パットンのオルガンの冴えを聴いてくれ!

2008-07-23 05:44:23 | jazz & vocal
Soul Groove/Johnny Griffin & Mathew Gee
(Atlantic SD1431)


 グリフィンとマシュー・ジー、これにオルガン入りとくればこれは期待が持てる。本日はこのグリフィン唯一のアトランティック盤をアップしますね。うねりにうねると言ってもグリフィンはいつのも調子、根っからのアーシーな魅力は相変わらずです。プレイの荒さを指摘する批評家の声などもありますが、そんなの関係ない。グリフィンはグリフィンだ!ジーのボントロも別に早いパッデージで魅了するタイプではないですが、こういったアーシーな雰囲気にはにはピタッとはまります。

 そしてオルガンが入れば、さらにグルーヴ感が増す訳ですが、オルガンを担当する2人のプレイヤーが明暗を分けているように思います。一人はピアノの名手、ハンク・ジョーンズ。この面子では彼のオルガンは端正すぎます。たしかにB-4の"The Swingers Get The Blues Too"などのピアノになると絶妙な味が出ますが、A-1の"Oh Gee!"、B-1の"Twist City", B-4の"Renee"でオルガンを担当するJohn Pattonのグルービーなフィーリング素晴らしい。特にブルースナンバー"Twist City"での強力なコンピング、ソロを聴くと、ハンクとの違いは歴然ですね。さすがコテコテプレイヤーという感じです。

 国内盤で一度出ていましたが、今回ステレオ盤を入手しました。Blue & Greenのアトランティックのステレオ盤です。アトランティックの録音レベルの低さがやや気になりますが、カバーのコーティングの美しさはこのレーベルならではですね。