分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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気ままに綴っています

痩せているけど脂肪肝

2021年02月16日 | 身体・健康

甘いものが大好きだけど
痩せている人って多いです

 

わたしの20代は
ダイエットと共に生きてきた
と言っても過言ではありません

 

太りたくないけど、
甘いものが大好きで、
やめられませんでした

 

同じカロリーを摂るなら、
食事はすべて甘いもの🍰🍩

お腹が空いたらチョコやアイス
甘いパンをつまむ

 

飴をなめる
ココアを飲む


デザートビュッフェに行けば、
ケーキをいくらでも食べれる…

そんなに食べるのに、

痩せているね



これ、よく言われました

 

わたしの回答は

「普段気を付けていますから」

でした

 

今思えば、
この良かれと思っていた
気を付けている食べ方が
非常に恐ろしい食べ方

 

わたしの食事に
タンパク質なんて滅多になかった

 

そんなわたしの身体で何か起きるか??

 

アルコールをそんなに飲んでいないのに
そして、そんなに
食べていない(甘いものは食べる)のに、

脂肪肝になります

 

非アルコール性脂肪肝です

 

若い女性にも多いと言われていますね


痩せている人にも多いです

 

アルコール性脂肪肝なら、

飲めや歌えやで、

中年太りのおじさまの

イメージがつきますが、

 

脂肪肝…

実はそんなに太っていない

むしろ痩せている

暴飲暴食をしていない
食べていない人も

同じく脂肪肝になります

 

 

肝臓に脂肪がたまるのは

脂質や糖質の過剰ですが、、、

糖質はすばやくエネルギー源になる
貴重な栄養素でもあるので、

 

食べて得た糖質は肝臓や筋肉で
グリコーゲンとして
ストックしています

 

とは言え

そんなに多くの糖をストックする
容量は肝臓にありません

 

筋肉にも溜めたいところですが、

これは個人の筋肉量によって差が出てきますね

 

当然、細身の女性には
筋肉はそんなにないですから、、

結果的に、余った糖は
中性脂肪として
脂肪組織につくことになります

 

あまり食べていないのに…

と書きましたが 、

これが問題で、

 

食べていない=低たんぱくです

これが、非常に脂肪肝を誘発してしまうのです

 

飲めや歌えや、腹満腹
そんな食生活をしている人だけではなく、

 

低たんぱく、食べていない人

場合によっては寝たきりの老人も
脂肪肝にとてもなりやすいのです

 

その理由、

脂肪組織にたっぷりと
蓄えた脂肪を運びたすためには
タンパク質が必要

だからです

 

脂肪肝とタンパク質
この図式に、
あまりピンとこない方が多いと思います


というわけで次回は
低たんぱくで脂肪肝になる
メカニズムをご紹介します

コメント
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