分子栄養学講師の気ままなブログ

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気ままに綴っています

糖質制限で糖尿病になる?

2019年07月04日 | 身体・健康

前回、糖質制限と耐糖能低下の話題でお届けしましたが、

今日はその続き

 

題して糖質制限と糖尿病

 

糖質制限信者のなかでは、耐糖能低下の考えを否定すると同じくして、

糖質制限によって糖尿病になるなどあり得ないというのが定説ですね

 

そりゃそうですよね

だって糖尿病の治療として糖質制限が推奨され、

現に糖質制限をすることで糖尿病の進行を食い止めることだ出来ている(HbA1ⅽなどの数値も改善していく)んだもの

 

それを糖質制限で糖尿病になるなんておかしな話になってきます

 

ちなみに、耐糖能が低下した!!と言う、

わたしの血液検査データの結果はどんなもんだったでしょうか

 

わたしの耐糖能低下を示唆する血液検査データの結果ですが、

緩々糖質制限食になった今回の数値、明らかに前回とは違い、

やばいです


糖質制限をばっちりしていた4ヶ月前の空腹時インスリン値と、

HOMAーR(インスリン抵抗性指標)とHOMAーβ(インスリン分泌能力指標)の数値、

 

平均基準値範囲はそれぞれ下記の通り

HOMAーR 2.5以下

HOMAーβ 40-60

 

これに対してわたしの数値は

HOMAーR 今回2.54 前回0.64

HOMAーβ 今回112 前回47



ね?

やばいでしょ?!

 

採血は前回も今回も、どちらも食後3~4時間は経過している空腹時

にも関わらず、わたしのHOMAーβは高過ぎます(インスリン値自体も高めでした

 

これはつまり、

糖質制限をしている時は糖を摂っていないためインスリン追加分泌は起きていない

しかし、

糖質を摂る現在の食事内容では、糖に反応してインスリンがドバドバと出ている証拠です

  

注目すべきポイントは、

わたしの血糖値は食後高血糖をそれほど起こしているわけではないのです

 

とは言え糖質制限をしていたころは食事をしても血糖値が上がっても100や110程度でしたから、

それに比べると、お米を食べるようになって140~150くらいまで確かに上がるようになった、、その程度の差です

 

馬鹿みたいにどんぶり飯を食べたりラーメン食べたりパスタランチをしているわけではないのです

 

つまり、

血糖値も一応は正常範囲(~140以下目安)と言われる数値を、さほど上回るような食べ方をしていないにも関わらず、

摂取した糖に対してわたしのインスリンはやたらと出過ぎということです

 

今でこそ、追加インスリンが大量に出ることによって血糖値がどんどん下がっていっていますが(というか下がりすぎる(低血糖傾向にあるからそれも困る)

終いには出せども出せどもインスリンがどんどん効かなくなって、わたしの血糖値は下がらなくなる

つまり、これがまさに糖尿病ってやつです

 

糖質制限をして糖尿病になるなんていうのはあり得ないことだ

などと糖質制限信者の見解では言われていますが、

 

耐糖能が低下した暁には、確かに糖尿病になり得るんじゃないかっ

と思うこの頃です

(あくまで、どの程度の糖質制限をどれくら続けてきたか?によって違うでしょうし、もともとの糖に対する感受性にも個人差があります)

 

ただ、糖質制限を突っ走れれば問題はないですよね

糖を摂らなきゃ、耐糖能が落ちていることすら知る由もなければ、落ちていたって困りもしないっ

 

わたしのように糖質制限を続けてきたが、

糖質を摂る生活に戻った時には体質によっては糖尿病だってあり得る話だな…と

 

しかし、そうは言っても心配するなかれ

 

耐糖能が落ちても、暫らくすると元に戻っていくというのが大半であることが多いそうです

 

しかししかし、

そうは言っても、これにも実はちょっと注意が必要です

 

続きは次回

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