ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

白い花のカタクリ

2020-03-31 21:57:47 | 草木花


先日桜公園に行ったときに、数本だがカタクリが咲いている姿を見た。
今年は、カタクリが早く咲いているのかもしれない。
桜だって例年より早く咲いているのだから、春に咲く花もすべて早いに違いない。
だから、カタクリも早く咲くのだろう。

そうならば、毎年のように行っているカタクリの名所に行ってみたい。
私らが毎年のように行っているカタクリの名所は、関川村の鷹の巣キャンプ場。
例年なら、4月下旬が見ごろなのだが、今年はそこまで待っていたら花などすべて枯れているはずだ。
平日だし、車で行くところだし、あそこなら混むこともない。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に関する「3つの密」とも縁遠い。
青空のよい天気で少し気温が低かったが、出かけてきた。


カタクリは、思った通り、一面に咲いていた。

しかも、すでに美しさのピークを過ぎていた。

着いたときには、低い気温と前日に少し雨が降ったので、カタクリは皆、一様に下を向いて濡れていた。

それでも、少し時間をおいて花に陽射しがたくさん注ぐのを待っていると、しゃんとして花びらが反り返る花を多く見るようになった。

少し時間をおいて、と書いたが、ほかの咲いている花を探していたのだ。
例年ならば、ヒトリシズカやキジムシロなどが咲いているはずなのだが、そこはまだ早すぎたようで、いずれも芽を出したばかりだったりつぼみだったりしていた。

そのとき、うれしい出会いがあった。
私が山野草の花に興味をもったのは、20年ほど前に職場の上司だったMさんの影響によるところが大きいのだが、なんとそのMさんご夫妻にお会いしたのだった。

Mさんは私の偉大な「師匠」なのだが、その師匠は、弟子のために、後でわざわざ教えてくれた。
何をというと、希少な「白いカタクリ」の花が咲いている場所である。
白い花のカタクリは、毎年同じ場所に咲くわけではなく、見つけることが非常に難しいのだ。
さすが師匠は、2か所で見つけたと教えてくれ、去って行った。

お礼を言いながら、言われた場所の辺りを探して見ると、あった!あった!!

しぼんでしまったものを入れると、合わせて4株の白花カタクリを見ることができた。

非常に珍しい。
白い花のカタクリは、何万分の一かの確立なのだそうだ。
私は、過去に1回しか見たことがなかったのに、しかもしおれそうなものを見ただけだったのに、今回完全にきれいなものを見ることができてうれしかった。

こんなに珍しいものを見ることができたのだから、何かいいことがありそうだ、と思うことにしたぞ。

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他人ごとではなく、自分ごととして

2020-03-30 21:27:41 | 生き方
不要不急の外出自粛?
東京都の新型コロナウイルス感染症の感染者数が増えているといっても、欧米に比べて日本はまだ少ないじゃないか。
だから、生命の危機と言われてもピンとこない。
そんなふうに思っていた人も多かったのじゃないか。
そんな人たちにとって、今日の志村けん氏がウイルス感染症で亡くなったというニュースは大きなインパクトがあったことだろう。
人を笑わせるのが仕事の人だけに、陽性で入院したといっても、そのうち笑って復帰すると思っていた人が少なくなかったに違いない。
それなのに、陽性・入院との報道があってから、あまり日がたたないうちに亡くなるとは…。

それ以外にも、2日前には開幕が遅れている野球では阪神の藤浪はじめ3選手が、そして今日は中断しているJリーグでヴィッセル神戸の酒井高徳選手が、ウイルス感染したとの報道があった。
試合を見合わせ延期しているプロスポーツの選手たちにも、感染が拡大してきたということは、今後の活動に対する影響も大きいと思う。
試合の延期がますます後に延びていくように危惧される。

このように、芸能人やスポーツ選手たちは、私たちにとってよく知っている身近な人たちのように感じる。
そういう人たちの感染や死去というのは、自分たちに身近なものとして捉えられたのではないかと思う。
感染拡大を防ぐためには、「他人ごと(ひとごと)」だと思っていたことを「自分ごと」として考えて、自分が何をすべきか考えしっかりと行動することが大事だ。

住んでいる場所や環境によって、感染に対する危険の違いはいろいろとあるだろう。
それでも、爆発的な感染拡大を防ぎ医療崩壊の事態を招かないように、誰もが「自分ごと」としてより強く意識して行動していかなくては。
今、それが強く求められているし、自分でもできることをしていこうと思っている。
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出場予定のRUNの大会が相次いで中止になっていくが…

2020-03-29 20:39:04 | RUN
2月23日(日) いわきサンシャインマラソン 開催中止
3月15日(日) 新潟ハーフマラソン 開催中止
4月18日(土) 燕さくらマラソン 開催中止
5月17日(日) 柏崎潮風マラソン 開催中止

あちこちで、マラソン大会が中止になったのは、このいわきサンシャインマラソン大会の週からだった。
いわきサンシャインマラソンが、従来のように2週間早いときにやれば実施できたはずなのに、昨年雪で中止になったから2週間先に延ばしたのが、逆にアダとなるとは残念だった。

そして、自分が出場予定だった大会が、上記のようにいろいろあったのだが…。

4月は、例年なら笹川流れマラソンに参加していたのだが、今年は、その日が亡義母の法事になっていたため、参加できなかった。
去年参加した本庄早稲田の杜クロスカントリー&ハーフマラソンは、昨秋の台風13号の影響で河川敷のコースが使えず今年はハーフマラソンがなくなってしまった。
その代わりに、申し込んだのが、次の土曜日に行われる予定だった燕さくらマラソンだった。
そこに申し込んだ理由には、結婚して初めて住んだ場所が、そのマラソンが行われる旧分水町だったから、ということもあった。
かつての通勤路も通るハーフマラソンのコースを、走ってみたいと思ったのだ。
知人も応援に来ると言っていたのになあ。
5月は、白根でハーフマラソンを走っていたのだが、今年はいわきでフルマラソンを走れなかったので、フルを走りたいと思った。
それで、いわきの代わりに柏崎で行われるフルマラソンに挑戦したいと考えたのだった。
5月にもなれば、新型コロナウイルス感染症もおさまってくるかもしれないと思っていた。
しかし、エントリーはしたものの、やはり中止となってしまった。

2月から5月まで、4か月連続して大会参加がかなわない状況になってしまった。
63歳になった自分だが、あちこち体は故障だらけなのだ。
だから、1つ1つの大会に出られることは、本当に今しかできないことなのだと思っている。
無理しない程度の、月1回の大会出場が、走ることのいい動機づけになっている。

こうして、新型コロナウイルス感染症の影響で大会が次々と中止になっているうちに、体のあちこちが不調になってしまっている。
大会中止で緊張感が足りなくなったのだろうか。

右足膝の内側・裏側、右手の掌底、左腕下腕部、右腕上腕部、頸椎、腰…。
いろいろな所にそれなりに痛みが出る。
ただ、そこが痛かろうと、走ってしまうとアドレナリンが出るのか、走っている最中には痛みは余り感じなくなるのだが…。
このようなことは、今までもなかったわけではないが、大会の相次ぐ中止が影響しているのかな、とも思う。

だけど、今回の新型コロナウイルス感染症拡大で、あるアスリートは言っていた。
「健康で、生きているからこそ、スポーツができる。そこに改めて喜びを感じている。」
ということを。

そう。
走れるということは、健康であり生きているという証だ。
多少の痛みはあるが、走って健康を維持していきたい。
健康を維持していければ、またRUNの大会に参加することも可能になるはずなのだから。
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ジンチョウゲ(沈丁花)香る季節

2020-03-28 20:57:09 | 草木花
樹木でにおいが強い花ということで、三大香木というのがあるそうだ。
その3つは、春・夏・秋の3つの季節に分かれて咲く。
春のジンチョウゲ(沈丁花)、夏のクチナシ(梔子)、秋のキンモクセイ(金木犀)。
確かに、どれも香りが強い。


今、わが家では、ジンチョウゲが咲いている。

つぼみの段階では赤いジンチョウゲと、つぼみも花も白いジンチョウゲと。


玄関の手前で、強い香りを漂わせている。
少々強すぎるそのにおいは、ちょっぴり苦手だ。

ジンチョウゲではなく、漢字で書くと、「沈丁花」。

この漢字で書かれた名前を見ると、歌が好きな私は、石川さゆりを思い出す。
なぜかというと、石川さゆりの曲の中に「沈丁花」というものがあるからだ。

彼女の出したシングル曲で最大のヒット曲となった「津軽海峡冬景色」は14枚目のシングルだった。
続く「能登半島」「暖流」合わせて旅情三部作が1977年に出された後、1978年に17枚目のシングル曲として「沈丁花」が出されている。
元ザ・スパイダースで、沢田研二に「勝手にしやがれ」などの楽曲を提供した大野克夫が作曲したけれども、この「沈丁花」は大したヒットにはならなかった。

…という、どうでもいいことをいつも連想してしまう、ジンチョウゲの花。
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水芭蕉が咲く季節

2020-03-27 21:56:16 | 草木花


♪夏が来れば 思い出す…

という歌「夏の思い出」(江間章子作詞、中田喜直作曲)の中にも入っているせいか、水芭蕉は初夏の植物のような気がしていた。
   
俳句では、

花と影ひとつに霧の水芭蕉     水原秋櫻子

などの句があるが、「水芭蕉」は夏の季語になっている。
そのことに、以前は何も感じなかった。
それが、植物に関心をもつようになってから、実際に見ていると、水芭蕉が咲くのは、春早いうちだということが分かった。

そして、その花のことで少し調べて分かったことは、そのほかにもいろいろあった。

まず、花だと思っていた白いものは、花ではなく葉が変形したものだということ。
そして、花は、その中にある緑色の柱のような部分に付いているということ。


ウイキペディアには、次のように書かれてある。

湿地に自生し発芽直後の葉間中央から純白の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞を開く。これが花に見えるが仏炎苞は葉の変形したものである。仏炎苞の中央にある円柱状の部分が小さな花が多数集まった花序(かじょ)である。

花に見えるものが花ではない、というところがややこしい。
でも、アジサイの花だって、花に見える部分が花ではなかったはず。
水芭蕉の本当の花は、どれか考えながら見ないといけない。

また、水芭蕉が出てくる冒頭の「夏の思い出」の歌を作曲した中田喜直は、尾瀬には行ったことがないままに作ったということも知った。
中田自身が、後に自らそう語っていた。
知らないまま、いい曲をつけたなあと思うのだ。

そんな水芭蕉の花が、先日行ったいじみの公園の升潟でも出始めていたし、


桜公園の駐車場の近くには、非常にきれいに咲いていた。



さくらよりも早く咲くなんて、水芭蕉の季語は、やはり春がふさわしいのではないかなあ…と思ったよ。

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春満喫!菜の花いっぱいの福島潟

2020-03-26 20:53:39 | お出かけ
新潟市北区にある福島潟。
夏から秋にかけては、オオオニバスの花が見られるのが売り。
春は、菜の花。
いつもなら4月に見頃を迎えるのだが、今年は暖冬の影響で、すでに見頃を迎えた。


天気予報では、今日は晴れだが、明日以降また天気が崩れるとのこと。
青空だし、きっときれいだろうなあ、と思い、閉塞的な気分を開放したくて出かけてきた。

駐車場に車を止めて、潟の方に歩き出すと、もう一面の菜の花が迎えてくれた。

わらぶき屋根の潟来亭から潟に至るところは、実にまぶしい菜の花、花、花…。

菜の花、青い空、白い雪をかぶった、より青い遠くの山、水のある風景…美しい!

平日ではあったが、老若男女様々な人たちが、菜の花の花見に訪れていた。

みんな、開放的な気分になって、きれいな風景を楽しんでいた。


カメラと三脚をもっていた人は、地元の民放のテレビ局のカメラマンだった。
アナウンサーの女性を撮影しているところも見た。
が、私も同行した妻も娘も、被写体にそぐわない人間たちなので(!?)、少し離れるようにしていたのであった(…オクユカシイ)。
今夕そのテレビ局のニュースでは、「福島潟の菜の花、見頃」という放送があった。
映像では、幸いにも私たちは、遠景でちょっと映ったか映らなかったかというところであった。

さて、菜の花畑を離れて潟に沿って歩いていくと、潟来亭とビュー福島潟の建物、そして菜の花が、潟の水面の向こうに、いい感じに見えた。



潟沿いに行くと、「雁晴れ舎」という建物がある。

ここから、水鳥の様子も観察できるのだ。
あいにくコロナウイルス感染症のために、建物の内部には入れないと貼り紙があった。

しかし、3階の屋上に上って、周囲の景色を楽しんだ。

戻るときには、自然学習園という池が多い場所を通った。

すると、そこには早くもサワオグルマが咲き始めていた。

きれいに咲いているものは少なかったが、これから咲こうとする姿は、むしろ新鮮なものだった。

最後に、もう一度菜の花畑の方に行くと、菜の花と競演(共演)するかのように咲く、青いオオイヌノフグリや紫のヒメオドリコソウの花々を見ることができた。

うん、最高!
早くも春を満喫した気分いっぱいの、福島潟であった。



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ソメイヨシノはまだでも、いろいろな桜が咲き始めている桜公園

2020-03-25 21:42:54 | お出かけ
昨日雪は降ったけど、春の花は着実に咲き始めている。
今年は、桜の花の開花も、史上最も早くなりそうだとずっと言われている。
さて、よく行く「桜公園」はどうなのだろう?
桜公園は、今までも、
「晩秋だけど、桜公園で花見」
「桜公園に咲いていた桜たち」
「冬桜を見に行く」
などなど、季節を問わずに毎年いろいろな季節に行って楽しんできたのだ。

低い山とはいえ、登山口にも当たる桜公園。
たくさんの花見をしたい人には、まだ少し早すぎるけれども、すでにいくつかの種類の桜が咲いていた。

昨日降った雪がまだとけずに残っている。
寒桜の仲間だろう、それを背に咲いている桜たち。


河津桜も満開だが、

後ろには雪が。


最も大きな桜の木には、緑色っぽい花が満開に咲いていた。

その品種は、どうやら「赤実大島」というらしい。

実が赤いのかな?
サクランボの実は、普通赤いもんなあ。

彼岸が過ぎて、「小彼岸」という種類の桜もポツポツと咲き始めた。


その名も「大漁桜」という桜もよく咲いていた。
花がいっぱい咲いているのを魚に見立ててれば、「大漁」だろうなあ。


こんなふうに、雪ニモマケズ、結構いろいろな種類の桜の花が咲いていた。
ソメイヨシノが咲き始めたら、きっと華やかになるだろう。
それでも、これだけの桜を楽しむことができた。
さすが、桜公園!



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特別な卒業式の日に贈りたいメッセージ

2020-03-24 20:27:26 | 「育」業
今日3月24日は、この周辺の小学校の卒業式だった。
しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、在校生も来賓もいない式になったはずだ。
なかなかない、特別な卒業式の日になった。
その寂しさをさらに深くするかのように、今朝は雪が降って少し積もっていた。

せっかく咲いていた菜の花も、降った雪のために倒れていた。
せっかくの晴れの日なのに、一緒に祝う人たちも少なく、寒さも厳しい日になってしまった。
第3者として贈るメッセージは、次のようなありきたりのことしかない。

ご卒業おめでとうございます。
日本も世界も大変な この三月、思いもしなかった卒業式でしょう。
でも、小学校で学んだこと、
友だちや先生、多くの人たちと出会い、過ごした時間は、
これからも ずっと宝物です。
自分の力を信じて
ゆっくり一歩ずつ
未来に向かって 進んでください。
心から幸せを祈っています。



子どもたちの5倍以上生きてきた人間としては、今日見たことに関係して次のようなことも言いたい。

こうして苦しく厳しいことも、生きていく中ではこれからも、きっとあると思います。
だけど、困難に負けずに立ち上がり、立ち向かっていってほしい、そう願っています。
今日は、雪が降りました。
せっかくきれいに咲いていた菜の花も、雪に倒されてしまいました。

でも、菜の花は、少し時間を置いたら、何本か立ち上がってきました。
その場所から逃げられなくても、大変さに負けずに立ち上がって咲く菜の花にその強さを見ました。

今回のように、今日のように、大変なことはこれからもあるかもしれません。
でも、雪に負けない菜の花のように、私たちも、大変さに倒れそうな時も負けずに立ち上がり、自分らしく咲きましょう。
菜の花だってできるのだから、私たちだってきっとできる!
自分らしく咲いて進んでいける!
皆さんが、たくましく生き、自分らしい幸せをつかんでくれることを期待しています。

本当に、卒業おめでとうございます。


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地上の小花火のように咲いていた ~ショウジョウバカマ~

2020-03-23 22:17:30 | 草木花
先日は、青色花のキクザキイチゲのことばかり書いたが、きれいだなと思ったのは、そればかりではない。
満開だったのは、和名は、「猩々袴」。
「ショウジョウバカマ」と読む。



今までも、このブログには、春の花として何度も登場している。
以前には、野生のショウジョウバカマにもいろいろな色の花が咲くことがわかって、それが面白かったことを書いたこともある。

今年の春も、いろいろな色の花を見つけたのだが、それだけではない面白さを見つけた。
それは、咲き方の形である。


今回は、咲いている形に魅かれた。
下から茎がまっすぐに伸びていて、その上に細身の花びらがたくさんついているのだが、いろいろ見ていると、その姿が空を彩る打ち上げ花火のように見えてきた。


夜空に丸く広がる花火のように



丸く広がった後、枝垂れるように散る花火のように



空中で、ねずみ花火のように何方向かに光が広がる花火のように



川沿いに花開く花火のように


様々に咲いているショウジョウバカマの花姿は、植物ながら「地上の小花火」。


1つ1つを夜空に開く花火に見立てて、色も形もたっぷり楽しめる花。
そんな魅力に初めて気付いたショウジョウバカマの花見であった。

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アルビレックス新潟の是永大輔社長の新刊著書「つぶやかずにはいられない。」

2020-03-22 21:08:20 | アルビレックス新潟


開幕戦だけ行われたが、その後、新型コロナウイルス感染症のために、中断されたままのJリーグ。
サッカーJ2リーグでは、アルビレックス新潟が、開幕戦を3-0で快勝して首位に立ったし、次の試合を見たくて仕方がない。
なのに、それがかなわないので、サッカー情報に飢えているところがある。

そこに、アルビレックス新潟の是永大輔社長が、初めての単著となる本を出版した。
早速アルビレックス新潟のインターネットショップを使って、注文した。
送料が620円もかかったが、印税はアルビレックス新潟トップチームの強化費に充てさせてもらうと書いてあったので、まあいいだろう。

その本の名前は、「つぶやかずにはいられない。 アルビレックス新潟社長戦記」(是永大輔著;朝日新聞出版)だ。
表紙の色は、チームカラーのオレンジ。
帯には、こう書いてある。

【表紙側】
「電気・ガス・水道・アルビレックス」を目指して
粉骨砕身で挑むクラブ改革の舞台裏と未来へのビジョンを熱い言葉で刻む!


【裏表紙側】
ひとつの決断の重さ。
あの時間と選手たちの表情。
一生忘れません。



是永社長は、積極的にSNSを使い、情報発信する。
なかでも、ツイッターでの率直なツイートには、社長の本音が表現されている。
だから、その発信を心待ちにしているサポーターは多い。
本書は、社長を引き受けてから今までの39個のツイートを載せながら、つぶやいた当時の是永社長の思いや意図を率直に表現している。
ツイート別に構成されているから、読みやすい。
どんな思いでつぶやいたのか、どんな願いをもって社長として行動しているのか、行動してきたのかが、飾らずにありのままに表現されている。

前述の裏表紙側の帯にあった言葉は、2019シーズン途中での監督解任を選手たちにつげたときの話に載せたものだ。
そのときには、昨シーズンでチームを離れた野澤洋輔選手や矢野貴章選手の発した言葉が、他の選手たちに落ち着きを与えてくれたという内容のことが書いてあった。

社長になるであろう専務への就任から始まっている本書だが、思い通りに勝利ができずあがくチーム事情に、この明るい是永社長が精神的に参ってしまったことがあると書いてあった。
それほどまでに、責任感を感じ、重く受け止めていた是永社長。
それは、さすが社長、というほかはない。

読み進むにつれて、チームを愛し、「電気・ガス・水道・アルビレックス」を目指してしっかりしたビジョンをもって未来に進む是永氏の決意や情熱が伝わってきた。
そして、チームのことや将来のことは社長に任せ、私たちはそのチームを心底から応援し戦いぶりを見守りたい。
そう思った。

4月再開を目指すJリーグ。
それがどうなるかは、わからない。
本書を読み終えた今は、社長、ゼネラルマネージャー、監督、スタッフ、選手たちすべてを信じて、アルビレックス新潟というチームをとにかく応援したい気持ちでいっぱいなのだが…。
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