ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

Jリーグ再開予定の朗報もうれしいし、アルビレックス新潟の2つの朗報もうれしい

2020-05-31 19:16:51 | アルビレックス新潟
ずっと「アルビレックス新潟」のカテゴリーで書けないでいた。
何より試合がないことが一番だが、書いてもしようがないことくらいしか書けないと分かっていたから。
でも、一昨日ようやくリーグ再開の予定が、J2は6月27日とはっきり示された。
その発表は、3月や4月と比べて「きっと」という実感を伴って受け止められた。
当面は無観客試合で行われるが、放送であっても試合が見て興奮できる感覚には飢えていたから、仕方がない。
試合を見られることを何よりも喜びたい。

そして、昨日は、クラブからうれしい発表が2つもあった。
1つは、早川史哉選手の入籍だ。
急性白血病を克服して戻ってきた早川選手。
支えてくれる彼女がいることは、彼の著書「そして歩き出す」にも書いてあったけれども、ついに結婚。
「これからは笑顔で温かい家庭を築いていけるよう、より一層責任感を強く持って進んでいきたいと思います。これからも新潟のために精一杯戦っていきます。」
という、クラブから発表された彼のコメントどおり、がんばってほしいと思う。

もう1つは、4月にアルビレックス新潟U-15監督を退任した内田潤氏の、アルビレックス新潟U-15アドバイザー就任の知らせだった。
新潟にとって、レジェンドに近い存在となっている内田氏が、クラブとの間に重大な契約違反があったということで、双方合意のうえで退団となったと、4月に突然発表された。
新潟サポーターたちは、内田氏に限って、新潟を退団してまでも通そうとするわがままな人ではないと信じていた。
だから、5月中旬にサポーター有志が内田氏の契約解除撤回を求める嘆願書を、是永大輔社長に提出したのだった。
その嘆願書には約2300人が署名していたという。
その願いがかなって、内田氏の育成組織復帰は、とても大きな喜びだった。
チームからの発表には、内田氏と是永社長の両方のコメントが発表されていた。

内田氏のコメントには、社長と直接話す機会を得て謝罪したことやクラブととことん話し合いをしたことなどが書いてあった。
また、是永社長のコメントには、多くの人に心配をかけたことへの陳謝と、内田氏と話をして、互いにクラブを想うがゆえのすれ違いがあったという確認ができたことなどが書いてあった。

よかった。
しこりを残すことなく、納得いくまで話し合ったようで、クラブをよりよくし、一緒にクラブをつくっていこうという想いの共有を再確認し合ったことは、なによりであった。
アルビレックス新潟を応援する者にとって、この内田潤氏の退団騒ぎが最も大きな懸念だったので、円満な解決ができて、本当によかった。

朗報2件が届いたことで、約4週間後となったJ2リーグの再開がさらに待ち遠しい。

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柏崎潮風マラソン実行委員会から届いた誠意

2020-05-30 19:17:07 | RUN
柏崎潮風マラソン実行委員会から、「フルマラソンをエントリーされた皆様へ」ということで、レターパックが届いた。
中身を開けると、「参加賞・参加費の一部返還について」という文書と、トートバッグ、クオカードが入っていた。

この柏崎潮風マラソンは、5月17日に予定していたもの。
第20回を数える、定着してきたマラソンだったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、中止となった大会だった。
本来、規約上参加費の返金は行わないはずなのだが、今回は特別な状況として参加費の一部返還をするとのことであった。
また、すでに準備を進めていた参加賞も送付すると書いてあった。


【青く見えるが、実物は黒】
参加賞のトートバッグは、縦横40cmくらいはあるし、厚みも10cm余りはとれそうな立派なものだった。
マラソン大会の参加賞でトートバッグというのは、珍しい。
Tシャツばかりたまっているので、ありがたいと思った。

また、クオカードで返金された金額は、3,500円分だった。



参加費につきましては、今大会のエントリーを開始する以前から20回大会の開催にあたり、準備を進め、中止が決定するまでの間に、開催に向けての広告宣伝やエントリー委託業務、参加賞等にすでに経費を要しており、全額を返金することはできませんが、一部を返金とさせていただきます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
尚、先にお伝えしました通り、参加費の返金に関しましては返金に伴う経費等を考慮し、クオカ一ドでの返還とさせていただきます。

という丁寧な説明が書いてあった。
また、ここには載せないが、この裏面には、返還算出根拠を、収入、支出、残金を明記し、按分した結果が、フルマラソンでは3,500円になったことが書いてあった。



立派だ、と感心した。
参加費は、7,000円だったのだ。
参加賞だけでなく、参加費の半額が返還されるのは、良心的だと思った。
また、その返還額が算出された根拠までちゃんと説明している。
こうしたことの一つ一つに、実行委員会の誠意を感じた。

中止は大変残念ではありましたが、次大会で皆様とお会いできることを実行委員会一同心よりお待ちしております。

はい。
ぜひお会いしたいと思います。

柏崎潮風マラソン。
誠意が十分に伝わった。
来年こそ参加し、走ってみたいなあと思わせる大会となった。

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早すぎる時期にバラの花を今年も見に行く~冬鳥越スキーガーデン~

2020-05-29 20:45:45 | お出かけ
まだ花のピークには早いけれど、少しは咲いている花を見ることができるんじゃないかな?
ピーク前なら、なおよいのではないか。

…という判断。
密を生み出すことにはならないからね。

そんなことを考えながらの外出。
出かけた先は、去年きれいなときに訪れた、加茂市の冬鳥越スキーガーデンのバラ園。

建物は、感染症拡大により、シャッターが下ろされ閉鎖中であった。
ただし、トイレは使えるように配慮されていたのはありがたかった。
スキーガーデンの芝は、きれいに刈られていた。
植物も、ちゃんと世話されているのがよくわかった。

バラ園の方に行くと、ほおかむりをして、バラの世話をしているオバチャンたちがいるのを見た。

こうしてきちんと作業をしているから、毎年たくさんの種類のバラがきれいに咲くのだろうなあ。

そう思いながら、時期的に少し早いながらも、すでに咲いているものもいくらかあったので、写真を撮りながら見て回った。

シーズン中でないので、それぞれのバラがどういう名前かはわからなかったが、花の数は少なくても十分楽しむことができた。

来年以降は、花が美しい最盛期に訪れられるといいなあ。

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トレーニング走の類は4か月ぶり

2020-05-28 20:32:42 | RUN

午前中、いい青空が広がった。
今日は、走るのにいい日だな、そう思った。

さて、マラソン大会の中止が「始まった」のは2月だったが、その直前に転んだ頃から、痛みの場所や痛みの程度を変えて、体のあちこちに結構表れていた。
掌底、右膝の裏側、首筋…and so on.

だから、走る回数もなんとなく控えめ。
おまけに、ずっとジョギングばかりやって、トレーニング用の走りはしないでいた。
大会もすべて中止になったことだし…。

そうなると、体は正直なもので、ジョギング用の走りしかできないようになってくる。
だから、近ごろは走っていても、スピードは出なくなった。
ジョギングが長くできるというのはいいのだけれど、なんとなく少しつらくて疲れやすくなってきたような気もしている。
大会がなくなって、走るモチベーションが上がらず…。
体が痛くなって、走る気力が失せてきて…。
いかん、いかん。
こんなことでは、一気に老化が進んでしまう。

やはり、走るときに少しはトレーニング的な内容を入れて鍛えないとな。
そう思って、今日は意を決して(?…そんな大げさな…)トレーニング走を入れることにした。

一番やりやすいのは、ガチユル走。
最初の1kmは、ジョギング。
次の1kmは、全力走。
しかし、すぐに息が上がる。
なんとか1kmまで走り切るも、なんと足が上がらず遅いことか。
休んで息を整えてから、もう一度1kmの全力走。
もう体力が残っていないけれど、とりあえず速く走っている気分で走る。
2回とも、通常よりも1kmあたり10秒程度遅い。
まあ、仕方がない。

この後は、流して走る。
走りながら、少しずつ息を整え、リズムのよいジョギング走りになるようにしていく。
最初の走り始めから約1時間かけて、合計で11kmの距離を今日は走った。

トレーニング走の類としてのガチユル走。
調べてみたら、なんと1月31日から4か月ぶりであった。
きつかったけれども、苦しいことに挑戦したという気分になった。
走り終えた後は、久々に達成感を味わった。
自己満足にすぎないのだけれどもね、まあ、がんばったので、いいことにしましょう。


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「カメラはじめます!」(こいしゆうか著;サンクチュアリ出版)を読み、撮る

2020-05-27 19:58:36 | 読む
デジタル一眼レフカメラを持ってはいる。
しかしながら、もったいないことに、その有効な撮影の仕方などをよく知らない。

咲いている花を撮影するのが好きなので、普通のデジカメでよく撮影するようになってから、16年くらいになる。
普通のデジカメでも植物を接写モードで撮ると、きれいに見せてくれる。
だから、カメラに関してはあまりどうこう考えてはいなかった。

そこへ、3年前私の誕生日に、息子が奮発してデジタル一眼レフカメラを買ってプレゼントしてくれた。
定年退職の祝いというので、ありがたくいただいた。

ところが、操作マニュアルを見ても、どこをいじればどのような効果が表れるのか、よく分からない。
基礎的な知識もないからだ。
だからといって、専門的な操作の仕方を知っている人も身近にいない。
面倒くさいから、場面に応じて最適な写真を撮ってくれるAUTOモードにして、シャッターを押すことにしていたのだった。
さらに、一眼レフカメラは大きくて重いから、やっぱりポケットに入れて持ち運べる普通のデジカメでいいや、ということになってしまって、たまに使うだけになっていた。


先日、本屋に行ったら、こんな本を見つけた。



「カメラはじめます!」(こいしゆうか著;サンクチュアリ出版)
デジタル一眼レフカメラの入門書。
しかも、漫画で描かれている。
そのうえ、カメラのコツは、3つだけと書いてある。
定価は、「1200円+税」であった。
簡単な漫画なのに、1200円+消費税は、高い。
そう思ったが、一眼レフカメラを操作できないままの方がよっぽど宝の持ち腐れだと思い、買って帰った。

漫画だから、読みやすい。
さっそく、撮れる写真ががらりと変わる3つのコツとやらを知った。
1 ボケ具合を変えられる
2 明るさを変えられる
3 色を変えられる
…という3つであった。

庭に出て、実際にカメラを操作して花や植物を撮影する。
書いてあることを実践し、その操作法や効果を確かめてみる。

なるほど!と思う。
この本のおかげで、前より写真撮影が楽しいと思える、ここ数日である。
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また今年もイチゴの季節を迎えた

2020-05-26 20:29:59 | 草木花

花が咲き始めてから約4週間。
いっぱいに咲いていた時期から、約2週間。
家の庭に散在しているイチゴが実をつけ、いよいよ赤くなってきた。


わが家のイチゴは、以前も書いたが、昔のままのイチゴだから、粒が小さくふぞろい。
おまけに酸っぱい。
そんなものだが、どんどん広がってきたように、生命力のある野生種のようなイチゴである。


初めて摘んだイチゴ。

初物だけに、仏壇に供えた。
仏壇の奥からは、父と母の小さな遺影がこちらを見つめている。
もともとは、引っ越してくる前に、生まれ育った土地に生えていたイチゴ。
いっぱいとれた年があった。
でも、そのふぞろいで小さく不格好なイチゴでも、とれるのはうれしかった。
子どものころ、家族みんなで、砂糖をかけて、牛乳をかけて、スプーンでつぶして食べたっけ…。
父がいた。母がいた。弟がいた。伯母がいた。従姉がいた。
そして、私がいた…。

子どものころの思い出は、心の中にこのイチゴのように酸っぱく広がってくる。
また今年も、そういうイチゴの実る季節を迎えたのだなあ。
毎年毎年、同じ思いに陥るイチゴの季節である…。
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庭は紫色の花盛り

2020-05-25 21:31:25 | 草木花

家の庭もいろいろな植物が、伸び、繁殖してきた。
見ていて気付いたことがある。
春先は、黄色い花ばかりが咲いていた。
それが、このごろは、紫色の花盛りである。
紫色系の花が多いなあと思いながら、眺めるのを楽しんでいる。

一番多いのは、シラン。

漢字で書くと、「紫蘭」。
そのまま紫!

その近くに咲いているのは、オダマキ。


ピンクだけのもの、白の縁取りがあるものなどがあるが、せっかくなら縁取りがあると一層きれいに感じる。



数日で背が高くなって花を咲かせているのが、ジャーマンアイリス。
花の大きさ同様、結構繁殖力があって、勢力を広げている。


小さいけれども、濃い紫でたくさん咲いているのが、ミヤコワスレ。


そして、ムラサキツユクサ。
わが家では、シロバナの方が、今はムラサキを凌駕しているのだけれど…。


青紫に咲いているのが、チョウジソウ。
漢字で書くと、丁字草。


春先は黄色、そして夏が近づくと紫色が多くなる。
新緑から若葉の緑が濃くなっていくと、花も濃い色が多くなるということかもしれないな。
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早朝、町内の公園清掃活動

2020-05-24 20:24:18 | ひと
家の近くにある小さな公園。
すぐそばにある保育園の子どもたちが、保育士さんに連れられて来て、よく遊んでいる。
最近は、外出自粛の要請が出てから、親子などで遊んでいる人たちの姿も、よく見かけるようになっている。

ところが、初夏を迎えてこの季節、雑草がどんどんはびこり背丈を伸ばしている。
そんなわけで、町内に回覧板が回り、今朝は6時半から「町内清掃」。
要するに、くだんの公園の除草作業である。

これに出ている人の数が、全世帯かというと、さすがにそんなことはない。
それでも、6時過ぎから刈り払い機を使って、草を刈る機械音が響いていた。
6時半からなのに、ご苦労様です。
そして、ありがとうございます。

長年、ここの公園除草に取り組んでいると、さすがにどんな道具がいるのか分かる。
最初、私の道具は草刈り鎌だけであったが、それだけでは効率的ではない。
近ごろは、公園から道の端に落ちた土砂を取るための、ほうきや塵取りも持って行く。
ほかの人が刈り払い機で刈った草を集めるための、竹熊手も抱えていく。
そんな物たちがあった方がいいと理解している。
そういう4つの必須アイテムを抱えながら、除草作業に参加した。

時節柄、マスク姿で皆、がんばっていた。
刈る人、刈った草を集める人、一輪車などで運ぶ人など、参加した人は自分ができることに取り組んでいく。
日曜日の早朝ながら、こうして公共の施設を使いやすいように管理しようとする人たちがたくさんいる。
そのことが、とてもうれしく、同じ町内会員として誇らしく思えた。



作業は、予定していた7時半を15分早く終えることができた。
町内会長さんは、
「朝早くからありがとうございました。皆さんのおかげで、予定よりも早く作業を終えることができました。これで、安心して子どもたちも遊ぶことができます。何も出ませんが、本当にありがとうございました。」
と、あいさつした。

結構日差しが強かったので、私も汗をかいたし、マスクは土や砂で汚れてしまった。
でも、感染症のせいで、人とのかかわりが薄れている中で、みんなで清掃作業をし、使う子どもたちのためにと考えながらがんばったことは、とても清々しいことであった。
清掃作業に取り組んだ皆さん、本当にお疲れさまでした。

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今年参加予定のRUNの大会、すべて中止

2020-05-23 21:23:55 | RUN
昨日、新潟シティマラソンの開催延期が発表された。
ホームページに次のようにお知らせが出ていた。

2020.05.22
第38回新潟シティマラソン開催延期のお知らせ
令和2年10月11日(日)に開催を予定していました「第38回新潟シティマラソン2020」は、長期化する新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、今年の開催を見送り、来年(令和3年)に38回大会を開催することに決定しました。

現在のところ、この感染症の感染拡大が不透明な状況であり、マラソン大会の性質上、密集・密接を避けることが非常に難しく感染のリスクが高いこと、そして、いつも大会を支えていただいているボランティアなど大会スタッフの人員確保が困難な見通しであり、安心・安全な大会運営に支障がでることなどから、関係者と協議を重ね、たいへん残念ではありますが今年の大会開催を見送ることにいたしました。

新潟シティマラソンに関わるすべての皆さまの安心・安全の観点からの決定となりますことをご理解ください。
昨年の台風による開催中止から2年連続で開催できないことになり、昨年エントリーをしていただいた皆さまはもとより、大会を楽しみにされていた皆さま並びに関係者の方々には心よりお詫び申し上げます。

(以下略)


去年は台風、今年は新型コロナウイルス感染症に開催を妨害されてしまった、10月の新潟シティマラソン。
11月に復活開催するので予定していた、ごせん紅葉マラソンも中止が決まっている。
これで、9月のたいない高原マラソンが中止となれば(今いったん募集停止になっているから、おそらくそうなるだろうけれど)、今年参加予定だったRUNの大会がすべて中止となってしまう。
まあ、仕方がない。

感染症の拡大と様々な自粛が求められる時間が長くなるにつれ、体の老化も進み始めたようで、体のあちこちが痛んだり、胃腸の調子が悪くなったりして、困ってしまう。
だから、走るのも今月は、週2回から週1回に減ってしまっている。
感染症が収束したときにしっかり走れるようにしておかなくてはいけないのだが、先行きが見えないと、体もごまかしがきかないようだ…?

久々にサイクリングロードを中心に16km走ると、道の両側は、すっかり雑草が生い茂っていた。



植物は、元気だ。
ほとんどの田で、田植えも終わりになった。



季節は初夏なのに、参加予定だったRUNの大会が、もう今年中すべて中止になるとは…。
63歳での大会参加はないまま終わるのかもしれないな。
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朝ドラ「エール」…

2020-05-22 22:05:00 | ひと
NHK朝ドラ、今は「エール」。
作曲家・古関裕而をモデルに描いたドラマだ。

「エール」というと、本来の意味は、「大声を出す」「どなる」という意味だが、定着している日本語では、「相手に対する応援」、そんなイメージだ。
エールの交換、そんな言葉は、小学校なら本来今ごろの時期にふさわしい言葉だ。
今ごろなら、運動会の時期だ。
子どもたちが、夢中になって声を出し合い、応援合戦では相手にエールを送り合うのが普通の光景のはずなのだが、今年、それがないのは寂しい気がする。

それはさておき、朝ドラ「エール」を毎日見ている。
今週は、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」の作曲をめぐるエピソードだった。
ドラマだから、多分に脚色されたところがあるのだが、主役の古関ならぬ古山裕一が紆余曲折を経て曲をつけるという話だ。
曲をつけることができたのは、早稲田大の応援団長の思いを聞いて、古山が聴く人のために曲を作るということの大切さを理解したからだった。
そして応援歌は出来上がったというわけだ。

古関裕而は、早稲田大の応援歌「紺碧の空」のほかに、応援歌や人を勇気づける歌をたくさん作っている。
戦争の時代には、「露営の歌」(勝ってくるぞと勇ましく…)や「若鷲の歌」(若い血潮の予科練の…)など、兵隊のために元気が出るような歌をいろいろ作っている。
ただ、元気がであればいいというわけではなく、故郷の家族を思うような哀愁が隠れているのも、曲が多くの人に受け入れられた理由だろうと思う。
また、戦後は、夏の甲子園のテーマソング「栄冠は君に輝く」や東京五輪の入場行進曲「オリンピックマーチ」など、スポーツ選手が意気上がるような行進曲を作っている。

NHKの連続テレビ小説『エール』公式サイトでは、この朝ドラを、
「昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一とその妻・関内 音の物語です。」
と紹介している。
だが、もう少し詳しく言うと、私は、「人々の心に寄り添う」だけではなく、「寄り添い勇気づけた」作曲家だったと思うのだ。

本来、この番組は、今年の五輪開催に合わせて、前回の東京五輪の行進曲を作った古関裕而を取り上げ、オリンピックやパラリンピックを盛り上げていこう、というねらいがあったと思う。
だが、今は、新型コロナウイルス感染症のために沈み込む世の中の人々を励ますための「エール」を送る番組になっていると感じる。

同番組に重要な役割を担う役として志村けんも出演していた。
6月下旬までしか撮影していないというのが残念だが、今後感染症が縮小し、その続きも早く制作されることを祈りたい。
そして、世の中のたくさんの人たちに「エール」を送ってほしい、と期待する。



…ところで、「エール」「作曲家」というと、昭和40年代に「大きいことはいいことだ」と歌いながら同名のチョコレートの曲を作ってCMに出ていたY氏の方を連想してしまう…。
これって、私ばかりじゃないよね…。
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