ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

ヒメサユリ オトメユリ

2009-06-15 12:46:40 | 草木花
あいにくの曇天であったが、せっかくの休日なので、ドライブに出かけることにした。
途中で雨となり困ったが、そこは日ごろの行いのよさ?目的地に着いた頃は、雨は上がってくれた。
行先は、福島県喜多方市。旧熱塩加納村の「ひめさゆりの丘」。
ひめさゆりは、ヒメサユリ。「姫早百合」と書く。「姫小百合」ではなく、ユリの中で一番早く咲くからこの名があるのだと言う。
ヒメサユリの分布は、新潟・福島・山形・宮城県境などに限られる。
感心したのは、地表に種子が落ちてから花が咲くまでに、5,6年もかかるということだ。
種子が地面に落ち、次の年に地下発芽し、小球根を形成。
2年目の春にようやく1枚の葉を地上に現す。3年目に1~2枚。
4年目に茎立ちし5~6枚の葉をつける。
5年目になって、生育の良いものが1~2輪の花を咲かせる。
そんなことが、チラシに書いてあった。
さっそく保護協力費を200円出して、ひめさゆりの丘を散策する。
足元はぬかるんでいる所もあったが、歩道がきちんと整備されてあった。
雨の水滴がついたヒメサユリたちの可憐なこと。ピンクの花が愛らしい。
その美しさは、1つ1つの花のピンクの濃淡にもある。赤みの濃いもの淡いもの、様々である。時には、珍しく純白のものもあった。
少し時期が終わりに近かったけれど、満足した。
熱塩加納では、乱獲により絶滅寸前だった約40年前、農協や地域の人々が保護増殖に着手。それによって、ここまできたのだそうだ。
その努力に、敬意を表したい。
感心しながら丘を下って、昼食は、当然のように喜多方ラーメン。
食後は、地図から西会津町に「オトメユリ」の群生地があると知り、立ち寄った。
舗装していない細い林道の突き当たりから、歩いて斜面を登ると、時季外れとなってしまっていたが、オトメユリがまだいくらか咲き残っていた。
実は、オトメユリとは、ヒメサユリのこと。
下の方を向いて恥じらうように可憐に咲く。そこから乙女のイメージがあり、ヒメサユリをオトメユリとも呼ぶのだとか。
美しく優しいヒメサユリにたくさん出合い、心が洗われたような気がした。
さようなら、ヒメサユリ、オトメユリ。
次に会えるのは、来年だろうか。その日を楽しみに、See you again !
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「忍冬」と書く「スイカズラ」が好きだ

2009-06-07 22:06:49 | 草木花
このごろ、あちこちで、この花を見かける。
スイカズラ。
あちこちで、と言っても、野生のものが多い。
先日も、山がちなところを走ったら、ずいぶん目についた。
白と黄色があるから、「金銀花」とも呼ぶことがあるそうだ。
つる状に巻きついて伸びている。
この花を「スイカズラ」として認識するまで、こんなにあちこちにあるものだとは思わなかった。
「忍冬」とも書く。
なんでも、厳しい冬でも、葉を落とさず常緑で冬を越すから、その名があるそうだ。
昔、フォークソングだかニューミュージックだかで、「忍冬(すいかずら)」という歌を歌ったグループがあった。
たしか、自分の母のことをスイカズラにたとえて歌っていたのではなかったかな?また、グループそのものの名前が「すいかずら」だったものもあったようだ。
その頃は、どれがスイカズラかなんて知らなかった。
その特徴的な花びらの様子が、見ていてとても個性的で好きだ。

人生、いろいろある。
冬と思えるような厳しい時もある。
そんな時でも、心の余裕や人に優しくできるようでありたい。
そして、金や銀の花を咲かせる。
スイカズラのように。
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前を向いて行こう、アルビレックス!!

2009-06-04 21:51:13 | アルビレックス新潟
下を向く必要はない。
写真は、昨夜のナビスコカップ予選、対横浜・F・マリノス戦に敗れた試合の後の、選手たちだ。
0-3の完敗だったせいか、深々と謝るようにおじぎをしている選手が多い。
そこまでするなよ。
みんな、よく走っていたじゃないか。
前半の25分で退場者が出たのだもの、10人対11人では仕方ないじゃないか。
でも、ピッチの選手たちは、「仕方ない」なんて思わずに、一生懸命走っていたのが伝わってきたよ。
相手が、人数が多いことを生かしてボールを回していても、そのボールを奪い取ろうと、相手チームよりはるかにたくさん走っていたじゃないか。
わかる。確かに、勝負の世界は、勝たないと意味がない。
だけど、昨夜のスタジアムの観客たちは、選手にブーイングしている人たちはほとんといなかった。
それでも、観客に「勝てなくてすまなかった」と謝る選手たち。
いいんだよ。
昨夜の試合後半は、人数が少なくてもなんとか点を取ろうと、一生懸命走り回る選手たちに、胸を熱くした観客は多かったはずだ。
今度は、勝とう。
選手とスタジアムが一体となって。
そして、またあの、「バンザイ」をみんなでやろうじゃないか!
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タビビトノキ

2009-06-01 17:02:22 | 草木花
昨日は雨だったが、せっかくの休日ということで、妻とドライブに出かけた。
加茂市冬鳥越にある、バラ園に出かけた。
あいにくまだ満開ではなかったが、100種類を超えるバラがあった。
雨の水滴が揺れる花びらは美しかった。
名札にその花の名前があり、その咲いている姿とその命名の妙を楽しんだ。
例えば、「プリンセスアイコ」とか「錦」とか「アンジェラ」とか…。
色と姿と名前が楽しかった。
時間があるので、ラジオニュースでたまたま聞いた、三条市の保内公園に行ってみた。
ここも、バラがきれいに見ごろを迎えたと言っていたからだ。
行ってみると、確かにきれいにバラが咲いていた。
ただ、規模が小さいし、種類や名前が分からないのが残念だった。
その隣に、熱帯植物園があったので、入館無料と聞き、あまり期待せずに入った。
しかし、結構いろいろな種類の珍しい花が咲いていた。
また、熱帯植物園ゆえ、珍しい木々もあった。
その1つが、タビビトノキ。
葉哨部にたまった水を旅人が利用したからとか、葉が並列に決まった方角を向いているからだとか、諸説あるそうだ。
10m近くあるその大きな木を見上げ、これがふつうに生えているところを見たいと思った。
原産地は、マダガスカルという。
マダガスカルと言えば、バオバブの木も有名だ。
異国へのあこがれが心に広がった。
それにしても、旅人の木。
人生は旅だとよく形容される。
私もまた、まだ旅の途上と言える。
タビビトノキ。今まで知らなかったものを知り、心地よい思いにひたることができた。

家に帰って、サッカーキリンカップを見た。
日本代表の矢野貴章が4点目。ダメ押しのゴールを決めた。
やったあ。さすがアルビレックス新潟の誇り!
そう言えば、「旅」を言いながら若くして引退した日本代表の選手もいたなあ…。
ま、とにかく、バラ、タビビトノキ、矢野貴章…。よい一日であった


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